novel

小説1-4(1完結)

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「翼を下さい」

4

 結婚ってものはなんともわずらわしい、俺の感慨はそれしかなかったのだが、母は兄貴たちの結婚に大張り切りだった。しかし、結婚式も新婚旅行もすんで兄貴たちがそろって新居に落ち着いてしまうと、母のターゲットが俺に向いた。
「近頃の大学生は三年生の間に就職を決めるんでしょ? お兄ちゃんたちはうちに来てほしい、って言われてた会社に就職したからよかったけど、あんたはどうするの? 会社訪問だとかしてるの?」
 学生時代から空手をやっていた兄貴たちは、それを武器に就職を決めた。歌で就職できる会社なんかないだろう、と母は言いたいのであるらしいが、俺には就職する気はまったくない。急がなくてもいいんだよ、とのらりくらりと身をかわしていたのだが、次第にそうは行かなくなってきた。
 四年生の夏休みも間もなく終わろうとしている日に、就職はしない、俺は歌手になるんだ、と両親に打ち明け、予想通りに猛反対されて、手荷物ひとつ持って家を飛び出した。東京に親の家があり、自宅通学していた俺は、地方出身の友人たちのようには金には不自由していなかった。兄貴たちにはガキのころの恨みがあるとはいえ、貯金ができたのも親と兄のおかげだ。
「今月ピンチなんだ。頼みます」
 そう言えば、父も母も兄たちも財布を開けてくれた。授業料もメシ代も小遣いもくれた。兄たちは運転免許を取らせてもくれた。だからこそ、バイトの金は貯金に回せた。だからこそ、独立する資金も貯まった。
「東京育ちは甘ちゃんなんだってさ。否定できないな」
 彼もまた東京生まれの東京育ちである金子さんも、いつだったかそう言っていた。俺にも金子さんの言は否定できない。
 経済的には親と兄貴たちに丸々頼って、大学の三年半をすごしてきたのはまちがいないけれど、だからといって夢は捨てられない。いつしか強く強く願うようになっている俺の夢。シンガーになりたい。歌手なんて男の仕事ではないだとか、そんなふわふわした目標を持ってなんになるだとか、浮ついた夢を見るな、目を覚ませだとか、歌手になんかなれるはずはないだとか、親がどれほど反対しようとも、そう言われて諦めるようだったら、最初から夢なんか見ない。
 心の片隅では、父さん、母さん、兄ちゃんたち、親不孝な息子、兄不幸な弟でごめんな、と考えてはいたけれど、それでも俺は歌手になるんだから、との思いは揺るがない。当座は乾の部屋にころがり込んで、早急にアパートを決めるつもりで乾を訪ねたら、彼は故郷に行くと言う。
 合唱部に入ったのは、ただ歌が好きだったからだ。乾も同様だったと聞いている。そんな乾と俺が、歌手になりたい、プロになりたい、ずっとずっと歌っていたい、と決心するようになったのは、互いの存在ゆえだったのかもしれない。乾が帰省すると言うのは、彼も親に決意のほどを話しにいくためだった。
「俺もついていっていいか」
「金沢に? ついてきたいんだったらついてこいよ」
 薄笑いを浮かべているようにも見えたのだが、気のせいだろうと考えておくことにして、翌日、乾とふたりで電車を乗り継いで金沢駅に降り立った。そこからはバスだ。閑静な屋敷町というのか。バスはいくばくかの距離を走り、ここだ、と乾に言われてバスから降りた。
 すこし前に、乾がどういった家の息子なのかは聞かされていた。聞かされてはいても俺にはぴんと来ていなかったのだが、実際に金沢の乾邸を目の当たりにすると、呆然と立ちすくんだ。
「……ここか」
 緑はあくまでも濃く、陽射しは強い。そんな中に秋の気配が忍び寄る季節だ。金沢は残暑がきびしいのだが、鬱蒼たる木立に包まれた豪壮な邸宅は、どことなし冷ややかな雰囲気をまとって見えた。
「乾……おまえ……」
「なにを情けない面してるんだよ。おまえんちだって大きな家じゃないか」
「規模がちがいすぎる」
「ここは田舎だからね」
「田舎じゃねえだろ。ええーと、おまえの親父さんは和菓子屋の主人で、おふくろさんは華道家だったな。華道の家元っつうのか。俺にはよくわからないけど、ここまででかい家の……ああ、そうなのか。だからおまえはそんな男に育ったんだな」
「どんな男だよ」
「つまり……そんな男だ」
「……東京に出る日に母が言ったよ」
 いったいこの屋敷は、どこからどこまでが敷地として続いているのだろう。バスを降りるとじきに屋敷は見えてきたのだが、なかなか門にたどりつかない。呆然としたままの俺の耳に、乾のひとりごとめいた声が届いていた。
「立派な男になれなかったら帰ってこなくていいってさ。立派な男ね。いつになったらなれるんだろ」
「立派な歌手になるんだろ。そのために俺たちは……」
「そうだな。なれるといいね、じゃなくて、なってみせるんだ」
「そうだ」
 やがて門が見えた。「乾隆之助」と名を記した表札も見えてきて、乾とふたりして立ち止まると、中から門が開いた。
「本橋さんですのね。乾とわ子と申します。隆也の母でございます。このたびは遠いところをようこそいらっしゃいました。いつもいつも隆也がお世話になっております」
「……は、いえ、あの、はい、本橋です。このたびは……えーと、お邪魔します」
 うへえ、勘弁してくれぇ、が正直な感想ではあったのだが、腰を深くまげてお辞儀を返した。この暑いのに和服姿の乾の母上は、汗もかかずにしとやかに涼やかに微笑んでいる。どうぞ、お入り下さいませ、と言われて門をくぐる際にすれちがったら、えもいわれぬよい香りがした。
 和室に通されると、とわ子さんは改めて丁寧な上にも丁寧な挨拶をした。俺は膝をそろえて正座し、しどろもどろに挨拶を返した。それでは、しばしお寛ぎ下さいませ、ととわ子さんが出ていくと、どーっと汗が吹き出した。
「本橋……男はあぐらでいいんだぞ。膝を崩せよ」
「……あ、ああ……ああ……」
「そんなに堅くならなくっていいって。うちのおふくろは浮世離れしてるんだけど、年の頃もおまえのお母さんと変わらないんだし、普通の日本のおばさんなんだから」
「普通じゃない。絶対に普通じゃない。うちのおふくろとは人種がちがいすぎる」
「同じ日本人だよ」
「同じ日本人でも祖先がちがうんだ。あれか。いつだったかおまえが言ったよな。夏の生地……紗のベールだとか言っただろ」
「おふくろの着物? あれは絽だな」
「……夏でも着物か」
「おふくろの洋服姿は見たことないよ」
 我が母の和服姿なんぞは、年に一度も見ない。兄貴たちの結婚式で留袖とやらを着ていたのは記憶に新しいが、その前といったらいつだっただろう。ますます呆然としてきた。
「おいでなさいませ」
 部屋の外で女の子の声がして、障子が開いた。彼女はすわったままで障子を開け、三つ指をつくとやらいう仕草で頭を下げた。お手伝いさんなのだろうか。俺たちと変わらない年頃の若い女の子で、彼女はワンピースを着ていたので、なぜだかひどく安心した。彼女もとてもとてもしとやかに礼儀正しい挨拶をして、黒い座卓にお茶とお菓子を乗せた。
 若いのになんでそんなに行儀がいいんだ? あんたも別世界の住人なのか、と言いたくてむずむずしたのだが、俺は正座して、はっ、ありがとうございますっ、と挨拶を返した。彼女がくすっと笑ったように見えたのは、俺の錯覚だったのだろうか。瞬時に取り澄ました表情に戻って部屋から出ていった。
「今の子、お手伝いさんか?」
「行儀見習いに来てる遠縁の娘ってんじゃないのか。俺は誰だかよく知らないけど、昔からよくああいう女の子がいるんだ」
「おいでませ、って言うのは山口出身かな」
「知らない。昔はばあちゃんに言われたよ。高校のころだったかな。ああいう子に手を出したりしたら、この私が承知しないからね、って散々脅迫された」
「出したのか?」
 返事をする気にもなれない、と言いたげな乾は、彼までがここに来てから人が変わったように見える。下世話な話題はあまりにもふさわしくなさそうだったので、俺は話題を変えた。
「このつまようじまで上等なんじゃないのか」
「くろもじ」
「くろもじ? これ、そんな名前なのか」
 こんなものにまで正式名称があるとは、知らなかった。
「お菓子を食う道具まで見識ばってんだな」
「くろもじは見識ばってねえよ」
 見識ばってる。なにもかもが見識ばってる。背中がかゆい。ああ、やはりやはりそうなんだ、となって、俺は先ほどの話題をもう一度口にした。
「こんな家で育ったら、こんな男ができあがるんだな」
「どういう意味だ」
「いやいや、素朴な感想だよ」
「素朴な……ね。本橋、おまえ、甘いのは嫌いだろ。無理して食わなくてもいいんだぞ」
 たしかに甘いものは嫌いだが、水羊羹であるらしき和菓子は品がよくて涼しそうで、とわ子さんを和菓子にしたらこんなふうになるのか、と思える。念のために聞いてみた。
「お菓子を食うにも作法があるのか」
「あるんだろうけど、気にしなくていいよ。食うのか?」
「せっかく出してもらったんだから食うよ。いただきます」
 両手を合わせてから、ひと口で食えそうなお菓子を、くろもじとやらで小さくして口に入れた。お茶もさぞかし上等だろうと思える、上品な味がした。
「うん……うまいな、この水羊羹、水羊羹でいいんだろ?」
「うちの親父の店の水羊羹だよ。親父がつけたその名は「蝉時雨」。わりあい最近の新作だそうでね」
「水羊羹が蝉時雨?」
「静けさや、岩にしみいる蝉の声、芭蕉の句から取った名前だってばあちゃんが言ってた。水羊羹の小豆がいくぶんでこぼこしているのを岩に見立て、そこから惹起されるイメージをあらわしたんだってさ。ひねりすぎだね、あんたの父さんは詩人だからね、とも言ってたよ」
「詩人の倅も詩人なんだよな」
「ばあちゃんの言う詩人は、変人とイコールだぜ」
 なんとなく人が変わって見える気がしなくもないのだが、舌がよく回るのはいつもの乾だ。水羊羹をちびちび食べていると、乾が言った。
「おまえは挨拶はすませたんだから、それを食ったら外に遊びにいってこい。東京とちがって狭いところだけど、繁華街ってのもあるし、ぶらぶらして夜に帰ってこいよ。夕食をごちそうするんだって、おふくろが言ってたから食ってやってくれ」
「会席料理だったりするのか?」
「知らないよ」
「本格的和食のマナーなんか知らないぞ。フレンチとかよりむずかしいんじゃないのか」
「普通にしてりゃいいんだよ。むずかしく考えなくていい」
「そっかぁ……じゃあ、そうする。ごちそうさまでした。出かけてくるよ」
 水羊羹はうまくなくはなかったのだが、口の中が甘い。俺のガラには合わなさすぎる屋敷から解放されて安心して、街に出てアイスコーヒーをブラックで飲んだ。
 今ごろ乾は、あの母上と対決しているのか。父上の姿は見えなかったし、あの家での権力者は母上だと乾は言っていた。両親は忙しく、息子にはよそよそしいところがあって、その分、ばあちゃんに慈しまれて育てられたのだとも言っていた。あたたかくもきびしいばあちゃんに育てられた乾は、長じてああいう男になったのだ。ああいう男、というのは俺にはうまく表現できないのだが、乾は俺とはちがいすぎる。
 大好きだったと本人が言ったわけではないが、大好きだったのだろう。そんなばあちゃんは乾が高校三年生の年に他界した。ばあちゃんは乾家の最高権力者であったのだそうで、母上がその娘なのだから、現在は母上が乾家を統治している。我が家の最高責任者もおふくろなのだから、どこの家でも主婦の力は強いのだ。そのあたりは俺にも不思議でもない。
 すると、乾とは母方の姓か。とわ子さんは楚々とした和風美女だが、父上の隆之助さんとはどのような男なのだろう。親父もうちの親父とは大違いの、見識ばった男なのだろうか。会ってみたいような、みたくないような。
 金沢なんて田舎だと乾は言うが、はじめて訪れた金沢の町は雅やかで静かに落ち着いていて、田舎だとは思えない。冬のほうが趣があっていいのかもしれない。雪に包まれた兼六園にも行ってみたい。できるものならば彼女とふたりで、がいいので、今はやめておこう。
 この街で高校生までをすごした乾は、どんなガキだったのかな、とも考えた。理屈っぽくて口が達者で、そのころからもてたのだろうか。高校生のころには彼女がいたと言っていたが、ままごとめいた子供じみた恋をしていた乾が、彼女と歩いている姿がふっとまぶたに浮かんだ。
 そんなふうに考えつつ喫茶店を出て、街を歩いて乾邸に帰った。ここは断じて乾家ではない。邸宅だ。豪邸だ。さっきの女の子が迎えに出てくれたのだが、彼女とも気軽な口はききづらくて、屋敷の中に戻っていったら迷子になりそうになった。水羊羹を食ってた部屋は応接間だったのかな、と考え考え歩いていくと、乾の声が聞こえてきた。
「お母さま、お父さまにはくれぐれも」
「わかりました。お父さまも反対はなさいませんよ」
「よろしくお願いします。では、明日には東京に戻りますから」
「明日には? そうですか」
 これが母と息子の会話か。なにもかもなにもかもが、本橋家とはちがいすぎて、つい耳を澄ましていた。
「隆也さんはちっても帰ってこないんだから。一年生の冬に帰省して以来でしょう? しっかりやってるんですよね」
「はい。やってます。いずれは立派な男になってみせます」
「楽しみにしていますよ」
 立ち聞きは無作法だと思い当たって、さっきの部屋を探して歩き、ようやく発見して中に入ってほどなく、乾も戻ってきた。
「東京のシティボーイにゃ、金沢の街は退屈だったか」
「そうでもないけど、ひとりじゃつまんねえよ」
 黙っているつもりだったのだが、尋ねたくなった。
「お母さま? 隆也さん? そんな親子がいるとはな……現代だとは思えない。敬語で話し合うのか、おまえとお母さまは」
「……立ち聞きしてたな」
「ちらっと聞こえたんだ。家があんまり広いから道に迷っちまった」
「お母さまでも母上でもいいだろ。本橋、猶予は五年だ。五年のうちにものにならなかったら、俺は金沢に戻って菓子屋の丁稚修行をする羽目になる。お互い、必死でやろうぜ」
「了解はしてもらったんだな」
「一応ね」
 街で感じた疑問を口にしてもいいのかな、と迷っていたら、乾が言った。
「親父は養子ではないんだけど、我が家では影が薄いんだよ。親父にはおふくろから話しておいてくれる。今夜はメシ食って、風呂に入って、明日には帰ろう。長居したくないだろ」
 長居したい、とは言えないのでうなずいて、しばらくすると食事に呼ばれた。料理は豪勢だったのだが行儀よくしないといけないと思うと生きた心地がしない。食った心地もしないままに食事がすむと、とわ子さんが言った。
「本橋さん、よろしかったら着ていただけませんかしら。隆也が久し振りに帰ってくると申しまして、お友達もいっしょだと聞きましたので、こんなものを縫ってみたのですよ」
 広い部屋の隅に行き、とわ子さんが広げたのは二枚の浴衣だった。グレイと紺の浴衣に帯、付属品もそろっているようだ。乾が視線で、着てやってくれよ、と言っている。俺は戸惑いつつもうなずいた。
「えと、あの、俺も……いや、僕もガキの……いえ、子供のころにはおふくろに……お母さまに……うげ」
「なに言ってんだよ、おまえは。普通に喋ったらいいんだから。お母さま、ただいまの本橋の台詞を翻訳しますと、ですね。俺もガキのころにはおふくろに浴衣を着せられたことはありますが、ひとりでは着られません、だそうです」
「そうですわね。お若い方はおひとりでは無理だわ。お召し替えのお手伝いをさせていただいてよろしゅうございますか、本橋さん?」
「いえ、そんな……そんな……しかし、ひとりでは……ジレンマだーっ」
「なに言ってんだか。お母さま、俺もひとりでは着られませんよ」
「はいはい。お待ち下さいませね。先に本橋さんから、どうぞ」
「……は、お手数ですが、よろしくお願いします」
「面白い方ね、本橋さんって」
「でしょう? これでも最高に上品ぶってるんですよ」
「乾、ばらすな」
 がちごちになっている間に、手際よく浴衣を着せられた。乾がグレイ、俺が紺の浴衣をまとうと、とわ子さんは満足そうに目を細めた。
「本橋さんは背もお高くていらっしゃるし、たいそうよくお似合いですよ。隆也さんも大人らしくなってきたんですね。よくお似合いです。浴衣はおなかの出たどっしりした体格の男性のほうが上手に着こなせるんですけど、お若いんですものね。これで可愛い浴衣姿の恋人がいっしょだったら申し分ないんでしょうけど……隆也さん、そちらはいかが?」
「はい、では、行って参ります」
「行ってらっしゃいませ」
 歩きにくい下駄をつっかけて、乾と外に出た。
「どこに行くんだ?」
「おまえ、メシを食った気がしなかったんだろ。今夜はちっちゃな祭りがあって、ちっちゃな花火が上がる。ちょっとした屋台も出るから、食った気のするものを食いにいこうか」
「そっか。ありがたい」
 まったくこいつはなんでもお見通しだ。実は腹が減っていた。近くの小さな神社で焼きソバなどを買って、花火が見られるという場所に腰をおろした。
「浴衣が汚れるんじゃないのか」
「いいよ。それより本橋、早くも乱れてるな」
「なんでだ、なんで俺だけ乱れるんだ。おまえは乱れてないじゃないか。慣れか」
「かもしれない。昔はしょっちゅう着せられたよ。おふくろは和裁が趣味なんだ」
「和魂洋才? 洋魂和才?」
「着物を縫うのを和裁というんだよ」
「ああ、洋裁だったら知ってる」
 ガニ股のせいか、俺の浴衣は裾が乱れている。前もはだけてきている。帯を整えてくれた乾のほうはまるっきり乱れていなくて、澄ました横顔を見ていると、こいつは母親似なんだと思えた。とはいえ、あの美女の息子としては美男ではないので、どこかで造作が狂ったのだろう。夜空に開く光の花を見上げて、乾が言った。
「思い出すよ」
「花火で思い出すったら、彼女だろ? ああ、綺麗だな。しかし、焼きソバじゃ足りないぞ。おまえが言った通り、全然食った気がしなかったんだ。あれって加賀料理か」
「だろうね。珍しいのは珍しいけど、食い盛りの本橋くんには足りないのはわかってたよ」
「食い盛りって年でもないよ」
「おまえは年中食い気盛りだろ」
「……ちがうとは言えない。それより乾、彼女の思い出話は?」
「過ぎ去りし過去さ」
「またまたすかしやがって……」
「おまえは?」
「……どうせだったらおまえとじゃなくて、彼女と見たかったなぁ、ってか」
「男ふたりで花火見物して、なにが楽しいんだか、だよな」
 楽しくはないが、花火は美しかった。しばらくは無言で花火を見ていたら、乾が口を開いた。
「東京に戻ったらおまえのアパートを探して、引っ越しだな。本腰を入れてシンガーズへの道に取り組もう。ヒデもシゲも就職は決めてないだろ。なにかを感じてるからだよ。あとは三沢。五人で決まり?」
「徳永は?」
「徳永ねえ……あいつは……いや、性格的に……」
「性格的に難があるのは知ってる。あいつは俺の面に難があると言ってやがったけど、てめえに言われたくねえんだよ、ってなもんでさ。性格に問題ありよりは、顔に問題ありのほうがましだろ」
「おまえの顔にはたいした問題はないよ」
「そんなに怖いか、俺の面は?」
 んん? とまじまじと俺の顔を見てから、乾はぷふっと吹いた。
「徳永がそう言った?」
「高城までが言いやがった」
 徳永や高城の話をしていると、あいつらの恋愛方面は……と気持ちがそれそうになるのだが、今はそんなことはどうでもいい。恋はなるようにしかならないのだから、特に高城は、我が身の始末は自分でつけるしかないのだ。奴が相談してきたとしたら、相談に乗ってやってもいい。徳永の恋の話などは一度も聞いたこともないが、だったらよけいにどうでもいい。今の俺たちは恋は後回しにして、歌に意識を集中しなくてはいけないのだから。
「うん、本橋だって穏やかにもできるんだから、そうしていたら怖くはない。安心しろ」
「普通にしてたら怖いのか?」
「怒るととびきり怖い」
「嘘つけ。おまえは俺なんか怖くねえだろうが」
「俺は慣れてるから怖くはないけど」
 しかし、考えてみろよ、と乾は楽しげに続けた。
「男五人のヴォーカルグループだろ。晴れてデビューできて順調に売れたとしたら、ファン層ってのはどんなふうだと思う?」
「ファン?」
「ファンの方々ってのがいないと、プロのシンガーズは張ってられない」
「そりゃあそうだ」
 ファンなんてものは俺はまだ考えてもいなかったのだが、乾はそこまで思い巡らせていたようで、真顔になって言った。
「男のシンガーズのファンというのは、通常は女性だね。男性ファンもいたら嬉しいけど、まずは女性ファンを獲得しなくちゃ。ヒデはまずまずの顔立ちだけど、特別に美形ってわけでもない。前にも言ったように、俺たちはルックスは地味だ。その意味では徳永が入ってくれるとありがたいんだけど、あいつは考えに入れないほうがいいと思う。そうすると、五人のルックス……三沢は可愛げがあるから、女性に人気が出るかもしれないな。とはいえ……」
「小柄な男ってのは……」
「うーん。女性はおおむね長身の男が好きな傾向にあるみたいだけど、小柄で可愛い男が好きってひともいるよ」
「いるみたいだけど、変な趣味だよな」
 変な趣味といえば、と乾が両てのひらを打ち合わせた。
「そう、変な趣味の女性ってのもけっこういるんだ。するとだ。本橋の怖い顔が好きって女性もいるんだ。いるんだもんな、事実。だからこそ、本橋もなかなかにもてる」
「もてないけど……もてるっつうか、彼女ってのは……いや、たしかに彼女はできたよ。今の彼女は大学に入ってから三人目だから、もてないわけでもないのかな。にしたって、彼女たちは俺の顔が好きってんじゃなくて……」
「中身がいいんだよな。おまえの中身が好きだっていう女性の趣味は変ではない。だけど、シンガーのファンになってくれる女性は、中身よりは外見に惹かれるんじゃないのか。中身なんてつきあってみないとわからないんだから」
「外見より歌だろ」
「もちろん歌が最重要だけど、ルックスも大切だよ」
 うむむ、一利ある。すると俺では、プロのシンガーは無理なのか、と悩み深くなっていると、乾が言った。
「だからさ、なるべくにこやかに、穏やかに歌ってくれよ。時にはワイルドもいいけど、全体的には温和でソフトなムードでいこう。本橋くん、努力できる?」
「ああ。喧嘩はなるべく控えめに、な。わかったよ。けど、なによりも歌だろ」
「喧嘩はなるべくじゃなくて、厳禁だよ」
「そう……だよな」
「歌はもちろんだ。歌にはなおいっそう励もう」
 東京に帰ったら、改めて考えねばならないこと、しなくてはならないことが山積している。プロのシンガーズになるという道がたやすくはないのは承知しているつもりだが、俺たちはまぎれもなく輝いていた。そう、ちょうど夜空を彩るあの花火のように。
「本橋、歌おうか」
「ああ、歌おう」
 空を見上げていると思う。翼、翼がほしい。乾も同様の想像をしたようで、どちらからともなく歌い出した。

「今、私の願いごとが叶うならば
 翼がほしい
 この背中に鳥のように
 白い翼つけて下さい

 この大空に翼を広げ
 飛んでいきたいよ
 悲しみのない自由な空へ
 翼はためかせ、行きたい」

 花火が消えて暗くなった空が、やがて白々と明けそめる。金沢の空、東京の空、日本中の空へと、そして世界中の空へと、翼をつけた俺たちが、俺たちの歌が羽ばたいていく。あのときの俺たちはふたりして、そんな幻を見ていた。幻が現実になるようにと、ふたりして願っていた。

END



 

 
 
 
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~ Comment ~

拍手コメントのレスです

かつまさま

拍手コメントありがとうございます。
こっちに返事をして、不都合があるようでしたら、
おっしゃって下さいね。

かつまさんは洋楽好きでいらっしゃるんですよね。
私も好きですけど、
かつまさんのほうがマニアックな感じなのでしょうか。

私はローリングストーンズからボン・ジョヴィまでの、
古いロック、
有名どころしか知りませんけど、ハードロックが好きです。

またそんなお話もできたら、
とっても嬉しいです。

遂に・・・!

『夢』に向かって始動ですね!!!
ちょっと息抜きを兼ねてこっそり遊びに来てしまいました。
雑務ばっかりなんてやってらんね~って(--;

今回は笑わせていただきました(^^)
いいなぁ、乾くんの家!
fateもお嬢様は描いたことはあったけど、描写がまったく足りなかったことがよく分かりました。
当時は適当に進めていたので、もっと背景や設定を描くべきだったと深く反省した次第です。
やはり、他作家さまも作品に触れるのはものすご~く、良い刺激になります。
まだまだ先が続くのが分かっているので、超!楽しみです(^^)

また、こっそり抜け出して遊びに寄らせていただきます。

休憩もして下さいね

お仕事、大変みたいですね。
お疲れさまです。
私の小説が生き抜きになれば嬉しいです。

いえいえ、
私なんかはよけいなことばっかり書いていて、
肝腎の描写はさっぱりですが。

数だけはまだまだまーだ続きますので、
お仕事に支障がない程度に、
休憩しにきて下さいね。

こんばんは^^

あかねさま

お返事、ありがとうございます^^
拍手コメントは、やってみたかっただけ(?)e-330で、コメント欄でも不都合は何もありませんから、安心してください。

私は、洋楽でも「メタル」が専門です^^;) マニアック、というか、過激というか、変態というかe-263
ハードロックだと、王道的に「ディープ・パープル」とか好きです。
五年ぐらい前と、二年ぐらい前にディープ・パープルのライヴを観に行って、「歳くったな~e-350」という感想を持って帰ってきたような気がする。それでも、二度も行くのだから好きなんでしょうね。隣の席の人が老年の女性で、ライヴ中に興奮して倒れるんじゃないかe-447と心配で、集中できなかった、という思いもしたような……。

ライヴとか観に行くのも好きです。今年(来月)は、「エリック・クラプトン」観に行きます~(生きているうちに観ておきたいe-284)。

メタルといえば

私は日本のヘヴィメタ、VOW WOWなんかが好きなんですよね。
去年はヒット曲をヘヴィメタバージョンでカバーしたアルバムを中古で買って、渋滞中の車の中で聴くとイライラするなぁ、などと思っていたものです。

洋楽メタルはあまり知りませんけど、デスメタルとか? kissはまた別ものですよね。

ロックばかりではなく、私もライヴは好きです。
今年は洋楽だとstingとeaglesに行きまして、11月にはboys Ⅱmenのライヴに行く予定です。

クラプトンも行きたかったけど、先にboys Ⅱmenのチケットを買ってしまったので、両方は金銭的に無理でした。
行ってこられたらかつまさんのブログにぜひ、アップして下さいね。

http://quianquian.cocolog-nifty.com/blog/
こっちのブログの「音楽」カテゴリに、
私のライヴリポート(もどき)はアップしています。

またまた、来ました^^

あかねさまe-343

再度のお返事、ありがとうございます。
私は、デスメタルも聴きますが、ほとんど正統派メタルです。
KISS は一応、別物ではないかと……。アメリカでは、そこら辺が曖昧でして><;)
私は欧州系が多いです。北欧とか。今は、Helloween ばかりかな(笑) はまると、馬鹿の一つ覚えみたいで……^^;)

音楽カテゴリのブログにもお邪魔いたしますね~^^
ライヴレポートも楽しみにしていますe-267

私も書きます(^0^)/
今週末、JAZZフェスに行くので、ちょっと書いてみます。
興味があったら覗きに来てくださいね。

ロックも幅広いですよね

かつまさま

JAZZも好きですけど、ほとんど知りません。
正統派メタルというのもあまり知らないんですけど、かつまさんのブログの音楽話、アップされるのを楽しみに待ってますね。

NoTitle

おもしろい!このページ、すごーく面白かったです。
とくに金沢に行ってからのシーン。
とてもリアルに頭の中で映像にすることができました。
金沢の高級旅館にいったみたいな気分で、気持ちよかったです。
本橋くんが長居したくなるのもわかります!

「面白い方ね、本橋さんって」・・・

西幻も同感です、お母様・・・。

本橋くんがこんなに面白いとは。いい味だしてます。
乾くんとこれからの「夢始動」の話をしているところもいいですねー。わくわくしちゃいました。さあて、次は誰の視点かな~?

いつもありがとうございます

西幻響子さま

笑っていただけるのはなにより嬉しいです。
センチメンタルは極力排除してコメディっぽい軽いお話を書きたい、と一応は考えているものの、根がウエットなのでじきに湿っぽくなってしまって、自分で書いて「切ないわぁ」なんてしんみりしていたりして。

この先はひとつひとつがさらに長くなりますので(短いものもあるんですけどね)恐縮ですが、見放さないでやって下さいね。
こうしてコメントを書いていただけるのは、最高に励みになります。
今後ともよろしくお願いします。



青春だあ…

こんばんは!

シンちゃん、乾君、遂に目標に向かって歩き出すんですね…!
古都金沢の夏、夜空に響く「翼を下さい」…かあ。素敵なシーンです…(うっとり)

引き戻って現実問題、今ロックバンドはおろか、男性デュオグループも「時代の急変」による音楽不況で次々解散、活動休止が相次いでいるそうで…。

シンちゃんたちには頑張って欲しいなあ!!と思います。

そうらしいですね

有村さん

昨日もありがとうございました。

webのニュースなんかでも、どこそこのバンドが休業とか、解散とかってよく見ますよね。
ファンの方は寂しいだろうなぁと思います。

このお話のころのフォレストシンガーズは「これから」ですから、がんばります。
応援してやって下さいね。

読了

1を読み終わりました!
いやぁ、有意義な時間でした! まるでドラマを見ているような感じで、臨場感がありました!
あと、キャラたちの会話の掛け合いがおもしろくて、テンポが良かったです。やっぱり乾くん(←以前呼び捨てですみません)が好きです。本橋くんも好きですけど。

『個人差や男女差、個性や性格がブレンドされて、個々の人間を創り出す。人間の魂の中にはてんびん秤があるんだな』。文中に出てくるこういう表現も好きです。

とにかく、おもしろかったです!
また読みに来ますね!

恐縮です

ゆない。さん

ありがとうございます。
有意義な時間とまで言っていただいて、恥ずかしいけど嬉しいです。

小説2からは長くなりますので、「しおり」機能があればいいのにと思っています。
貴重なお時間を使っていただくのも恐縮なのですけど、読んでいただいてコメントをいただけるのは無上の喜びです。これからもよろしくお願いします。

私はゆない。さんのサイトで失礼なことをしてません?
性格が悪いのでつい「わかっちゃった」みたいなことを書いてしまいまして、ごめんなさいね。

乾君、こんな大豪邸のぼっちゃんだったんですねえ。
なるほど、どことなく育ちの良さが感じられます。
金沢って大豪邸が多いですもんね。さすが加賀百万石。

本橋君・・・そんな良家に威圧されて、たじたじですね。
そんな様子がとっても楽しかったです。
いや、でも本橋くんの気持ちのほうが、親近感かな。
私もきっと、タジタジになってしまうw

育ちも性格も違うけど、この二人はいい感じで仲間ですね。
次回は、旅立ちでしょうか。

limeさん、ありがとうございます

novelの最初のほうは視点ちがいのほぼ同じ時期ですので、じれったいようだったら飛ばして下さいね。
およそのキャラなどをわかっていただけたら、飛ばしてもらっても意味不明ってことはないと思いますが。

小説2からは分けていないので一編が長くて、申し訳ありません。
「しおり」機能があればいいのですけど。

数だけはたくさんになって、今さら分けるのも無理な状態で、本当にすみません。
長くてもいいと言って下さるようでしたら、読んでいただけると嬉しいです。

limeさんの小説のリク&玉ちゃんとはタイプがちがってますけど、隆也&真次郎もあんなふうに魅力的なペアに書けるといいなぁと思っています。

私も金沢のこんな屋敷に招かれたら、きっとたじたじしてしまうと思いますv-12

いやいや、友達の家で良かったですよ。
これが結婚を考えている女性の家だったら、マジで帰りたくなったでしょうね。笑。

失敗したら菓子屋の修行をしなくてはならない。
これはプレッシャーですね。

ちなみに私もハードロックは好きです。
ボン・ジョビもそうですが、エアロスミスとか、ガンズアンドローゼズとか。

そういうお話もまた楽しそうですね。

ヒロハルさん、ありがとうございます

結婚を考えている男性の家だったとしたら、私もきっと考え直したくなるでしょうね。
そのご指摘、ハッとしました。
新鮮な側面からのご感想もありがたいです。

ヒロハルさんの書いておられるバンド、私も好きです。
音楽の知識が半端ですので、半端なものですが、グラブダブドリブってカテゴリもありますので、よろしかったら覗いてごらんになって下さいね。

グラブダブドリブは私の趣味満載のハードロックバンドです。

NoTitle

夢があって、やる気があって良いですねぇ~
これからどんどんと翼を広げていくのでしょう。

乾くんと本橋くんのコンビが絶妙です。
お母さまの前でシンちゃんがしどろもどろになってしまったのを乾くんが翻訳(?)するところに笑ってしまった。

バックグラウンドが全然違う二人かも知れないけれど、見ている先は一緒。ともに歩んでいくところをみて行きたいです。

けいさんへ

小説1、お読み下さってありがとうございます。
2からは各章ごとに分けていませんので、ますます長くなりますが、それでもよろしかったら読んでやって下さいね。
短いのもあるにはあるのですが、フォレストシンガーズストーリィは連載形式を取っていないので長くて、申し訳ありません。

この先しばらくは同時期のストーリィの視点ちがいですので、飛ばしていただいても。
「内容紹介」の「あらすじ」でもごらんいただいて、お好きなものを読んでいただけると嬉しいです。

夫婦にしてもお互いを見つめるのではなく、ふたりして同じ方向を見て歩いていくもの、と申しますよね。
うちのコンビもある意味、夫婦のように……。

隆也「うんうん、そうだよ」
真次郎「夫婦だぁ? うげぎゃごぎゃお、やめろーっ!!」
だそうです。

NoTitle

「親がどれほど反対しようとも、そう言われて諦めるようだったら、最初から夢なんか見ない。」
↑イィィ!!!イイデス!!最高!!!

私は歌を歌ったりしないけど、シンガーになりたいっていう人を近くで見てきて、
やっぱりみんなすごく必死で、その姿が素敵だなぁって思ってたことを思い出しました。
売れてそのお金だけで暮らすのは、本当に一握りだと分っていても、それでも歌を捨てられないって。
そこまで思えるってすごいなぁって思っていました。

コーラスグループといえば、10年以上前によく聞いていたグループがいました。
全員男性で「Phew Phew L!ve」っていうグループです。
(もうだいぶ前に解散しましたが・・・)
ゴスペラーズのやS.O.Sのように売れることもなく、消えていきました(メジャーデビューもしていなかったハズです)
でもそんなことは関係なく、私は好きで聞いていました。

ここの話を読んで、すごく懐かしい記憶がよみがえって、なんだか嬉しくなりました。
ありがとうございます。

ハルさんへ

小説1を最後までお読み下さって、ありがとうございます。
S.O.Sって知らなかったので調べてみたら、女性三人のゴスペルグループでしょうか? 
ヴォーカルグループってけっこういますよね。誰でもが知っているというほどメジャーなグループは少ないみたいですが。

私の知り合いにも、ソロでがんぱってる女性シンガーさんがいます。
「私は芸能人ってわけでもないけど……」と前置きして、苦労話をしてくれました。

音楽の好きなひと、プロになりたいひと、プロにはなれてもなかなか売れないひと、みんながんばってますよねぇ。
私も好きな小説を書いて、昔はプロになりたいと思っていたこともありますので、気持ちだけはわかるつもりでいます。

今は作家になりたいとは思ってませんけど、仕事だったら迫害(おおげさ)されないのになぁ、趣味、遊びだと軽く見られるからなぁ、ってのはあります。

第二話からも、よろしかったらまた読んでやって下さいませね。

結婚はやはり憧れであり、男性女性誰であろうともあこがれるものです。
憧れない人は日本人ではいないと思います。
そこに夢があり、希望があります。
世界共通である最小単位は家族であり、
それはやはり人にとって理想の形態であるのだと思います。
・・・ということを考えると、兄弟が張り切るのは道理ですね。

リンクさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。

LandMさんへ

小説1を最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
このあとは章ごとに分けていませんのでもっと長いですが、よろしければ。
あまり長すぎるようであれば、ショートストーリィなどもありますので。
フォレストシンガーズストーリィは一応、小説7までで一区切りです。

結婚って……LandMさんは独身でいらっしゃいます? 女性なのかな? 独身か既婚か、男性か女性か、年齢によっても感覚はちがいますよね。
私は自分の書く小説では、「結婚はしない恋の成就」「結婚はしないけど幸せ」というのを突き詰めていきたいほうなのですけど、結婚したがるキャラもいますので、ある程度の年齢になればまあぼつぼつと、キャラたちも結婚していきます。

私のほうからもリンクさせていただきました。
こちらこそ、今後ともなにとぞよろしくお願いします。

NoTitle

「翼を下さい」
長かったけど頑張りました。おかげでフォレストシンガーズ
の人間関係などがよく分かりました。手元にメンバーの名前を
おいて。それを見ながら。本橋君と乾くんはしっかり頭に入りました。
あかねさんはやっぱり凄いです。前にプロと言って、「そうじゃない」と言われましたが、私に言わせるとやっぱりプロです。大学生活、兄弟、友だち、それぞれの家庭描写なと場面が広範囲にわたるのに、淀みなく物語が進んで行くのが私にとっては驚きです。
これ読んでいると、何だか若返って嬉しくなります。
あまりに膨大な作品群なのでどこから読んだらいいのか、よく分かりませんが、行きつくところを読んでみるつもりです。

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danさんへ

novelの最初のほうは特に長いですのに、お読み下さってありがとうございます。
フォレストシンガーズってものを知っていただけましたら、どこから読まれてもわかってもらえると思いますので、ショートストーリィのほうなどもよろしくお願いします。
NOVELも最近にアップしているものはわりに短いですので。

フォレストシンガーズはもはや、私にとっては身内みたいなものですので、こういうときには真次郎だったらこう動く、幸生だったらこ言う、なんてのはわかるのです。
ただ、それを上手に表現できるかどうかが問題なのですよね。

danさんが気に入られたものを読んでいただいて、コメントもらえたらとーっても嬉しいです。

鍵コメAさんへ

そうお書きになっていましたので、早速見にいってきました。
ほんとに鳴きませんね。
昨日は時計の下のほう、時間表示のあたりをクリックしたら鳴いたんですけど。
あの声、私ももう一度聴きたいです。

あかねさんへ!!

子猫時計1」は泣きませんが「子猫時計2」は開いた沖に鳴く様ですので、試してみます。どうぞよろしく‼☆!!

荒野鷹虎さんへ

聴きにいってきまーす。

NoTitle

とってもおもしろかったです♪
乾君とシンちゃんの二人の友情は最高ですね♪
そして乾君の実家で異様に緊張するシンちゃんがかわいかったです♪
緊張しまくるシンちゃんの言葉をちゃんと訳せる乾君がいい(笑)というかシンちゃん目線で行くとどうしても隆也君が乾君という呼び名になってしまう・・・(笑)

最後のお祭りのシーン。きっと歌ってくれるんだろうなぁと思ってて本当に歌ってくれてすごくなんか嬉しかったです(笑)
ほんとに早く飛び立ちたくてたまらない感じですよね♪

基本この翼を下さいは私の中ではなんとなくもの悲しいイメージだったんですが、ここで歌う二人の「翼を下さい」は夢に溢れた希望の唄でとっても素敵でした♪

これからどうなっていくのか、ものすごーく最近遅くなりましたが、チビチビと読んでいきますー!!
  • #2097 ぐりーんすぷらうと 
  • URL 
  • 2014.01/20 12:21 
  •  ▲EntryTop 

ぐりーんすぷらうと さんへ

コメントありがとうございます。
こんな長いの、お読みいただいて感謝です。

面白い、可愛いなんて言っていただけると嬉しいですね。
私からすると(おばさん目線ですので)隆也よりも真次郎のほうが可愛いです。隆也くんみたいのは身近にいると、喧嘩を売りたくなる性格なんですよね、私。
あ、真次郎には別の意味で喧嘩、売りそうですが。

「翼を下さい」って歌はおっしゃる通り、自由を欲していて自由になれない人の、やるせない想いを歌ってる感じですよね。
彼らはこれから飛び立とうとしていますが、じたばたばっかりしてろくに飛べない時期が長く続きます。

あったかーく見守ってやって下さいね。
よろしくお願いします。

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