内容紹介

どれから読もうかな? の方へ

 ←フォレストシンガーズ人物相関図① →どれから読もうかな? の方へ・追伸
2011/5/28

「The Chronicle・ショートバージョン」

**はじめに

 長い「The Chronicle」をブログにアップしてから、考えました。
 はじめてフォレストシンガーズストーリィを読んで下さる方は、「The Chronicle」から読んでいだけるといいな。彼らの大学一年生から三十歳までの物語だから、ちょうどいいな。
 でも、最初に読んでいただくには長すぎるかも。
 ならば、ショートバージョンを書こうと決めて書いたのがこのストーリィです。「The Chronicle」の抜粋ではなく、エッセンスを抽出して短くまとめたものですので、長いのも短いのも両方読んでいただけると嬉しいです。
 このストーリィを読んでフォレストシンガーズに興味を持って下さった方は、「The Chronicle」本編もぜひどうぞ。もちろんその他のたくさんたくさんあるストーリィも、読んでいただけると嬉しくて嬉しくて、著者は舞い上がってしまいまする。

 なお、これでも長いだろ、とおっしゃる方には、さらに短いのもあります。
フォレストシンガーズストーリィ1-第一話「はじまり」
ここからスタートする七つのストーリィも、よろしくお願いします。

 ではでは、ショートバージョン、お楽しみ下さいませ~。



1・真次郎

 七つも年上の兄貴たちに育てられた十八歳の暴れん坊が、桜の花なんて気にしているわけもない。あのころの俺は桜なんて見てもいなかっただろうけれど、この季節になると思い出す。あの日もこうして桜が満開に咲き誇っていた。
 桜吹雪と聞くと遠山の金さんを思い出す俺にも、自分自身の桜吹雪の思い出はある。大学の入学式、俺の運命を決めた日。大仰に言えばそうだったのかもしれない。
 空手家で双生児の兄貴たちに反発したいためもあって、俺はスポーツ嫌いだった。好きなものはたくさんたくさんあれど、中では音楽がもっとも好き。ピアノも好きでクラシック音楽も好きだったのだが、オーケストラなんて俺のガラじゃねえや、だった。
 サークルに入ろうとして迷った末に、俺は合唱部を選んだ。新入生勧誘パフォーマンスで歌っていた女性たちの美しい声や、当時の女子部キャプテンの美しい容姿に魅せられたせいもあった。
 飛びこんでいった合唱部の部室で、先輩の星さんに会った。彼の人柄に惹かれて、入部してから触れ合った男子の先輩たちにも惹かれていって、俺は強く強く合唱部に傾倒していく。歌というものにものめり込んでいく。
 それからもうひとつ、同級生との出会いもあった。東京生まれの俺がこの大学に入学し、合唱部に入部しなかったとしたら、おそらくは会わなかった乾隆也だ。
「乾、本橋、おまえたち、夏のコンサートでデュエットをやれ」
 キャプテン高倉さんのその命令が、俺たちを結びつけた。いや、高倉さんの言葉がなかったとしても、俺たちは特別な仲になっていただろう。男同士で特別とは気持ちが悪いのだが、そうなのだからどうしようもない。
 金沢生まれの乾と俺、運命論も俺のガラではないけれど、そんなこともあるのかなぁ、と今になれば思う。それからそれから、もうひとり、彼女との出会いはまちがいなく、俺の運命を変えた。
「綺麗だねぇ。あれから何年たつんだろ」
「あれから何年なんて振り返るのは、年を食った証拠だぜ」
「だけど、このシーズンには思い出すでしょ」
「うん、まあ、そうだな」
 近所では一番豪壮な邸宅の塀ごしに、ゴージャスな桜が咲きこぼれている。まるで秀吉が愛でた醍醐の桜のよう……俺はそんなものはこの目で見ていないのは当然だが、こんなだったのだろうと思う桜だ。そんな桜を見上げて、俺は妻と会話をかわす。
 あれから何年、その何年とは、おまえとおまえと出会ってからの歳月と一致する。おまえ、とは乾と美江子だ。美江子とは「あれ」がいつなのかをわかり合っている。仲間たちとの出会いと、美江子との出会いがあって、今、俺はここに立っている。


2・美江子

 母校のキャンパスの花壇には、ポピーの花が並んで咲いていた。
「可愛いチューリップの花ですね」
「……あのね、三沢くん」
「はーい」
 咲いた咲いたチューリップの花が、三沢くんが歌う。十八歳の男の子がそんな可愛い声を出す? キミのほうが花よりも可愛くて、声だけだったら幼稚園児の坊やみたい。顔を見ても中学生みたい。ふたつ年下の三沢幸生を見つめていたら、吹き出して笑い出した。
「美江子さん、なにがそんなにおかしいんですか。そんなに笑わないで」
 笑いすぎて涙が出てきたら、三沢くんは私の背中をとんとん叩いてくれた。
「美江子ちゃーん、泣いたら駄目よ。べろべろばー」
 今、ここにいるのは、その三沢幸生、最年少の大学二年生。彼に較べるとずいぶんとお兄さんに見える、本橋真次郎、乾隆也、彼らは私と同い年の大学四年生だ。そして、大学三年生の小笠原英彦と本庄繁之。五人がキャンパスに集まって、本橋くんが私に正式に紹介してくれた。
「フォレストシンガーズだ。決定したよ」
「……うん」
 詳しくなんか言ってくれなくてもわかる。大学の男子合唱部で知り合った五人が、ヴォーカルグループを結成した。私も話は聞いていたけれど、正式に決定したから改めて紹介してくれたのだ。
「三沢くん、覚えてる?」
「覚えてるってどれですか? あの樹の陰で美江子さんとキスしたこと? むふふ」
「おー、三沢? おまえ……美江子さんと……このぉ」
「きゃああ、小笠原さんっ!! 許してっ!! だって、愛し合ってるんだもんっ」
「許さない。待て」
 逃げていく三沢くんを、小笠原くんが追いかけていく。本庄くんはきょろきょろしてから、私にもの問いたげな目を向ける。乾くんは笑っていて、本橋くんが質問した。
「山田、おまえ、ほんとにあんなガキとキスしたのか?」
「そうじゃなくて、この花壇に咲いてた花よ」
「花なんか咲いてたか?」
「春には咲いてたでしょうが」
「そうだったかなぁ」
「あのへんにはどんな花が咲いてたか、覚えてる?」
 冬枯れの花壇には花はなく、本橋くんと本庄くんは悩んでいる。乾くんは言った。
「花壇なんだから花はあるよ。春の花だったら……あのあたり? ポピーだったな」
「さすが乾くん。花の名前も知ってるし、記憶力もいいよね。本橋くんや本庄くんも見習いなさい」
「はい、すみません」
 本庄くんは素直に答え、本橋くんは言った。
「歌詞は覚えないといけないけど、男は花の名前なんか知らなくていいんだよ」
「でも、本橋さん、歌には花が出てくるでしょ」
「俺は出さないからいいんだ」
 ポピーの花が咲いていたころに知り合った、大学一年生だった三沢くん。二年近くがたっても、彼の声は黄色くて、小笠原くんにつかまえられてきゃあきゃあ悲鳴を上げている。
 なんでおまえは花の名前なんか知ってるんだ、と本橋くん。乾さんのおばあさんは、お華の先生だからでしょ、と本庄くん。ポピーくらいは常識だろ、と乾くん。そんな五人で、歌の道を歩き出すんだね。私も一緒に歩いていく。
 きっと近いうちには、あなたたちはプロになる。私はあなたたちのマネージャーになる。目の前にはお花畑が広がっている。未来をそう考えれば、頬を刺す冬の風までが、あたたかく感じられた。


3・隆也

 アマチュアながらも、ノーギャラながらも、仕事をさせてもらって泊まらせてもらった海の家の庭に、朝顔の花が揺れている。青や紫の暗い色ばかりで、朝から俺の気持ちも暗くなりそうだ。
「……暗い色合いだと思うから暗く感じるんだ。暗いんじゃなくて爽やかで清々しい色の花だと思え、隆也、気は持ちようだ。ものは考えようだ」
 山田、本橋、乾が大学を卒業してから一年余り、今年は一年下の本庄シゲ、小笠原ヒデも卒業した。三沢幸生は大学四年生。俺たちはいまだアマチュアだ。
 プロになるための道は険しくて、真夏の朝に海辺にいても心は浮き立たない。一昨年までは別の海辺で大学合唱部の合宿をしていて、あのころはひたむきに楽しかったのに、俺の青春は卒業とともに終わったのか。
 暗くばかり考えてしまうのは、ヒデがいなくなってしまったから。ヒデは結婚するからと言って、梅雨のころにフォレストシンガーズを脱退してしまった。
 一年生の年にだけ合唱部にいて、大学をも中退してロックに走っていた木村章は、幸生とは仲良くしていた。シゲやヒデとも親しくしていたらしいが、本橋や俺は章とはほとんど交流もなかった。その章を幸生が連れてきて、強引にフォレストシンガーズに参加させた。
 であるから、人数的にはフォレストシンガーズはもとに戻っている。それでもそれでも暗いのは、章が俺を嫌っているから? 俺が悪いから? あいつだって悪いだろ。
 章は彼女のスーちゃんと喧嘩ばかりしていると言う。喧嘩はするのが当然だろうが、彼女と彼は暴力沙汰の喧嘩になって、章はスーちゃんに殴られて殴り返すという。そうと聞いて説教したのがはじまりだった。
 もてるらしき章は、女性の母性本能をくすぐるのだろう。綺麗な顔をしていて細くて小柄で、反抗的なロッカー。彼は小さな薔薇なのか。美しい外見に引きつけられて寄っていく女は、刺にさされて傷つく。女性が守ってやりたいと感じる男の章は、時に牙を剥く。
「あいつは弱気で寂しがりなんですよ。そんなところを隠したくて反抗的になったり、女にばっか強く出たり、実は最弱軟弱脆弱柔弱……」
「幸生、そのへんでいいよ」
 弱のつく単語を並べ立てようとする幸生を、途中でさえぎったこともあった。
 女に暴力はふるうし、遅刻はするし、説教するとふてくされるし、リーダーに殴られるとふくれるし、その上にその上に、あろうことか、ファンの方につっけんどんにする。あまつさえ、突き飛ばしたりもする。あのときは俺は章の頬を軽く張り飛ばした。
「あいつはフォレストシンガーズのファンじゃなくて、ジギーのファンだった女ですよ。乾さんには関係ないじゃん」
 ジギーとは、章がヴォーカリストとして加わっていたロックバンドだ。インディズとしては人気があったのだそうで、章にはそのころからのファンがついている。
「なんであろうとも、ファンの方にそんな態度を取ってると癖になるんだよ。俺たちがメジャーデビューして、支持して下さるファンの方におまえがそんなだと、プロのシンガーとしては最悪だろ」
「ファンなんてうぜえんだもん。それにさ、俺たちがメジャーになるなんて……乾さん……わかりましたから。いやだよ」
 手を上げて顔をかばっている章を、きつく殴る気はなかった。説教だってしたくはなかったのだが、彼は本心からそう思っているのかと、おりに触れては説得してきた。章だってわかっているだろうに、ロッカーらしき反逆心なのか、素直にうなずいてはくれない。
 先輩風を吹かせて説教ばかりするうざい奴。章にはそう思われているのはまちがいない。俺の存在に嫌気が差して、章がフォレストシンガーズを脱退したとしたら……そう思うと気持ちが暗澹としてくる。真夏の朝を俺のグレイの吐息が曇らせていると、幸生の声が聞こえた。
「おはよう。隆也さん、ユキちゃん、キスしてあげようか」
 十八番の幸生の女芝居だ。俺が暗くなっていると察してなぐさめてくれようとしているらしいが、こんななぐさめはいらない。強いて荒々しく言った。
「幸生、おまえ、あの花の名前を知ってるか。まちがえたら罰として、あそこに見えてる灯台までランニングだぞ。言ってみろ」
「あの花? ええとええと……チューリップ、桜、薔薇、菊……他に花ってあったっけ。ええとええと……そうだ、ポピー!! きゃーーっ、乾さんっ、なにをなさるのっ?!」
「ランニングだって言っただろ」
「隆也さんもつきあってくれるの? そしたらね、おんぶして走って。きゃわわーっ!! ひとりで走りますっ!! 先輩ったら怖いんだから。ユキちゃん、そんなことされたら疼いちゃうわ」
「……黙って走れ」
「はいっ!!」
 前を走っていく幸生の髪が朝陽に輝いている。朝顔が幸生と俺を見比べて笑っている。くよくよと考えているよりも、俺たちは走らなくっちゃ。


4・英彦


 暑苦しい花だな、と呟くと、恵が言った。
「夾竹桃。ヒデって花の名前を知らないね」
「男は普通はそうだろ」
 乾さんは別として、シゲも幸生も本橋さんも花の名なんて知らなくて、美江子さんが呆れてたよ、とは口の中で呟く。
 遠い遠い昔の友達なんて、思い出すと虚しいだけなのに、今では気軽に親しくできる男友達がいないせいか。妻と子はいても女友達はさらにいない。友達がいても妻や子はいない男だって多いのだから、俺は幸せだ。
 紫陽花を見ると楽しかった学生時代を思い出すから、あの花は嫌いだ。梅雨がすぎて真夏になり、紫陽花は見なくなったと思ったら、今度は暑苦しい花か。
「濃いピンクは暑苦しいかもしれないけど、白いのはよくない?」
「俺は好きじゃないな」
「たしか夾竹桃って、根だか樹だかに毒があるんだって」
「食うと死ぬのか?」
「そうかもね」
 毒のある樹は食ってもまずいだろう。別に死にたくはないのだから、夾竹桃を食う気もないけれど、最悪、あいつを食えばいいんだな、なんて思って苦く笑った。
 数年前にフォレストシンガーズを脱退して結婚し、子供ができて普通の父、普通の夫、普通のサラリーマンになった。フォレストシンガーズがデビューしたとの噂は聞かないし、シンガーズだって普通の人間なんだから、俺とはなんちゃあ変わりもせんちや、ではあるのだが。
 なのになんだって、俺はこうして鬱々している? 夏の陽射しの中、淡い緑のワンピースを着て、白いパラソルを差した妻はけっこう美人で、妻の押すベビーカーの中の瑞穂は、天使のように愛らしい赤ん坊なのに。
「パパ、買いものしてくるから、見ててね」
「ああ。ゆっくり行ってこい」
 ドラッグストアに入っていく妻を、外で待っている。俺はガードレールに腰かけて、ベビーカーを見つめている。瑞穂がほにゃほにゃと笑っている。可愛いな、おまえは俺の娘なんだもんな。けど、おまえがいなかったら俺は……
 ふっとよくない想いが浮かび、頭を振った。赤ん坊は父親の悪心を感じたのか、唐突に泣き出す。抱き上げるといっそう泣く。ドラッグストアから恵が顔を出した。
「パパ、泣かしたら駄目。ちゃんと見ててよ!!」
 怒鳴られて怒鳴り返した。
「赤ん坊ってのは泣くのが仕事だろ。俺のおふくろはそう言ってたぞ。文句があるんだったらさっさと買い物をすませて出てこいよ」
「もうっ、役に立たないんだから」
 これではまた喧嘩になりそうだ。冷戦になるのか舌戦になるのか。せめて明るい喧嘩だといいな。こうなってくると妻も娘もうっとうしくて、俺は夾竹桃に悪態をついた。
「家出したいよ。失踪したいよ。くそっ!!」
 ベビーカーに戻すと、瑞穂は顔を真っ赤にしていっそういっそう泣き出した。
 

5・繁之


 この花だったら知ってるけど、なんて名前だっけ? 幸生だったらチューリップだと言いそうだが、チューリップではないのは知っている。チューリップは春の花だ。
 アマチュア時代にはこの公園で、五人で練習をしてきた。筋トレやキックボクシングごっこや、ランニングもした。議論もした。コンビニで買ってきた夜食やら、美江子さんがさしいれてくれた手作りの豚汁なんかも食った。
 本橋さんが不良にからまれていた高校生を助けたり、乾さんが女の子をかばったり、章がどこかの男に殴られそうになったり、幸生が泣きそうな顔でブランコにすわっていたり、そんな思い出がたくさんたくさんある。
「俺の書いた曲なんです。乾さん、見て下さい」
「お、書けたか……うんうん……ヒデ、これ、駄目だろ、これは」
「なんでですか」
「自分で考えろ。ほら、ここだよ」
 俺にはできないソングライティングについて、乾さんと話していたヒデの声を思い出す。ここんところは盗作だろ、と指摘されたヒデは、あとから言っていた。
「あのときには乾さんを殴りそうになって、辛抱したんだ。俺、えらいだろ」
「アホか。当然だよ。盗作だって言われて怒って、乾さんを殴ったりしたら、俺が許さんからな」
「……おまえにやり返されたら俺は死ぬから、やらんでよかったな」
 がははっと笑った声までも思い出した。
「とうとうデビューしたんだよ。ヒデは知らないだろ? フォレストシンガーズなんて名前、どこにも出てないもんな。でも、もうじき各地のFM放送挨拶回りをするんだ。おまえはFM放送のある地域に住んでるのか? 茨城や高知だったら聴けるよな。おまえがどこにいるのかは知らないけど、元気なんだろ? 幸せなんだろ? 結婚したのかな。子供もできたのかな。恵さんって……うん、まあ、美人だよな。おまえも顔は整ってるんだから、可愛い子供だろうなぁ。会いたいな」
 ヒデの子供よりもヒデ本人に会いたい。この花、なんて名前だ? ヒデに質問したい。ヒデもきっと知らないだろうから、乾さんと美江子さんにも来てもらおう。花の名前はどうでもいいから、本橋さんと幸生も呼ぼう。章は、呼ばないほうがいいんだろうか。
「みんなで言うんだよな。幸生は言うんだよ。チューリップ? あいつの定番だからさ。本橋さんは薔薇だって言うかもな。そしたら美江子さんか乾さんが……あ? コスモス? そうだったかも。自信はないけどそうかもしれない。誰かが教えてくれたんだ。おまえじゃないだろうけど、ありがとう、ヒデ。コスモスだな」
 自信はないがコスモスだと決めた白や薄桃色の花を見ながら、ヒデに話しかける。繊細で可憐な花だ。俺にもこんな彼女ができたらいいな、ヒデのことばかり考えている女々しい自分が腹立たしいのもあって、コスモスに意識を向けていた。


6・幸生

「悲しくったって、苦しくったって
 ステージの上では平気なの
 だけど、涙が出ちゃう
 だって、ユキちゃん、女の子なんだもんっ!!」

 この替え歌を歌うとシゲさんは脱力し、リーダーはげんこつを固め、章はキックをしかけてきて、美江子さんはため息をつく。乾さんは俺の肩を抱いてくれた。
「そういうタイムリーな歌を歌うな。売れなくて悲しくて苦しいなんてのは、もっと長くやってから言うもんだよ」
「身も心もユキちゃんになっていい?」
「心は見えないから、ユキちゃんになってるんだとおまえが言い張れば、俺もうなずかざるを得ない。身は見えるんだぞ。なってみろ、なれるのか、え、幸生? なれるのか」
「そんなご無体な……」
 変身はできそうにないので諦めて、心だけはユキちゃんになろうと乾さんにくっつく。本橋さんとシゲさんはむこうで、俺たちを見ないように必死で無視しようとしている。章は美江子さんと、虫みたいにちっちゃい花のそばでお話していた。
「俺もやっぱ本物の女性とお話したいなぁ……」
「俺に女になれって言ってるのか」
「乾さんが女になったって……俺の趣味は知ってるでしょ」
「小柄でキュートな美少女だろ」
「そうそう。俺を女の子にしたような美少女ね」
「女性は男装すると十歳若く見え、男は女装すると十歳老けて見えるという。肌の差だそうだな。幸生、不精ひげがはえかけてるぞ」 
 人を現実に立ち返らせる無情な発言をしてから、乾さんは公園のベンチにすわった。
 ここは兵庫県の公園。近隣の人々の憩いの場になっているようで、そぞろ歩くカップルや家族連れや友達連れは大勢目につく。けれども、だあれも俺たちに目を留めてはくれない。俺たち、フォレストシンガーズっていうんだよぉ!! って叫ぼうか。パークライヴをやろうよ。無料だよ。俺たちの歌を聴いて、拍手を、歓声を下さい。
 餓えるほどにそう思う。デビューしてから二年がすぎて、今年も秋になって、いろんないろんな仕事をしてきたけれど、俺たちはまったく認められないまんまだ。
 試行錯誤を繰り返し、多種類の歌のジャンルにチャレンジし、テレビのバラエティ番組に出たり、ラジオに単発で出演したり。そのどれもがフォレストシンガーズの糧にはなっただろうけれど、実を結んではいない。
 乾さんの言う通り、悲しむにはまだ早いと知ってはいるけれど、イベントに出演させてもらって主催者にないがしろな扱いを受けると、へこみたくなる。無名のシンガーって人間じゃないの? 猫だったら不細工でももてはやされるのに、ユキちゃんは可愛くても愛してもらえないんだわ。
 なんてね、こうやって自分の中でもひとり芝居をやって、俺はてめえを鼓舞する。乾さんと美江子さん以外は芝居をやると怒るけど、実はちょっぴり癒されていたりするんでしょ。
「乾さん、あの虫みたいな花、なんて名前ですか」
「紅の虫か。あれはおまえには高度だろうな」
「花に高度や低度ってあるんですか」
「あるんじゃないのか。一般的知名度の高い、おまえでも知っているチューリップや桜から、おまえだと知らなくても普通な萩や竜胆やえのころ草、さらに知名度の低い、イタドリ、ベニタデ、ゲンノショウコ、などなど。知名度レベルでも花は多種に分類できるんだよ」
 それってシンガーになぞらえてる? シンガーとはさかさまに、花は知名度が低いほど高度なのか。俺は今、乾さんが言った花の中から、あの虫のようなちっこい花の名前を探した。
「リンドウかなぁ。ちがう? 萩」
「おまえにだったら推理は簡単だろ。覚えないと意味ないんだぞ」
「はあい」
 我々だって覚えられないと意味がない。しかし、公園でフォレストシンガーズの名を連呼するのは、犯罪に近いのかもしれない。そのためにはどうすればいいのかも、模索しながら歩いていく。それが我らの生きる道?
 これからも俺たちは、シンガーとして高級になるために努力する? 高級とひとことで言うべきなのかどうかもわからない暗い道を、みんなで歩いていく。
 ねえ、隆也さん、頼りにしてるからね。俺はあなたの背中を特に見つめて、一生懸命ついていくよ。どこまでも連れていってね、ごろにゃん。


7・章

 デビューしてから六度目のクリスマス。去年にはシゲさんが結婚し、フォレストシンガーズはほんのちょびっと有名になった。有名になったと口にするのもおこがましいが、デビュー当時から二、三年ほどの真っ暗闇からは抜け出しつつある。
 二十二歳でプロのシンガーズの一員となった俺は、二十七歳になった。愛した女もいるけれど、スー以外の女とはすべてが切れた。スー以外の女はどれもこれもがまやかしだったのだから、切れて後悔もしていないが、心に寒い風が吹く。
 クリスマスのイルミネーションやツリーや、音楽で浮き立つ街で俺はひとり。すこしは売れてきたといっても、ちびの俺がひとりで街を歩いていても、ファンに発見されて騒がれるなんてまずない。そのほうが気楽だけど、時にはこんなこと、ないかなぁ。
 女子大生の集団が俺を見つけ、わーっと取り囲み、サインだ握手だ写真だと騒いだあげくに、その中でもとびきり可愛い子が言う。
「あたしたち、これから女の子ばかりでパーティするの。木村さんも来て」
 五、六人の女の子は全員が、俺の好みの小柄で細身の美人ばっかり。俺は迷惑そうなそぶりをしながらも言うのだ。
「ちょっとだけだったらつきあうよ。ケーキでも買っていこうか」
「木村さんが来てくれるだけで嬉しいの」
「そうは行かないだろ。女子大生のパーティに社会人が手ぶらでは行けないよ。これで好きなものを買えよ」
 札を握らせると、女の子たちは感激して、みんなそろって背伸びして、俺にちゅっちゅっのちゅーっ!! ……ああ、虚しい。
 つまんねえからナンパしようかな。スターになっていない現状の利点は、道行く人々のほとんどが俺を知らないこと。ナンパして釣り上げた女もたいていは俺を知らないから、適当にごまかしてホテルに連れていって寝て、適当にバイバイ。
 乾さんに知られたら叱られるだろう……そう考えてから、あんたもやってんだろっ、と胸のうちで叫び返す。可愛い子はいないかと物色していたら、街角にたたずむ女の姿が見えた。ベージュのコートのすらっとした女は、俺と同じくらいの身長だ。小柄ではないけど、まあ、許容範囲。俺は彼女に近づいていった。
「彼女、ひとり? お茶でもどう?」
 顔が見たいのに、彼女はうつむいたまんまだ。どこかで見た女……有名人かな? 気が逸って気もそぞろになっていた。
「誰か待ってんの? ふられたんだろ。俺とお茶しようよ。メシだっておごるよ」
「……」
「すかすなって」
 苛々してきたので、ちょっとだけ怒らせる手段に出た。
「顔を見せてよ。見せられないってのはブスなんだろ」
「……え……」
「いやいや、ブスじゃねえよな。顔を見せて」
 猫撫で声を出して顎を指でそっと持ち上げる。女は顔を上げてにたっと笑った。
「うぎゃっ!!」
「口裂け女じゃないんだから、悲鳴を上げなくてもいいじゃないの」
「口裂けって……古っ」
 ある意味、妖怪よりも悪い。逃げてもはじまらない相手だからなお悪い。開き直った俺は言った。
「そんなコート、見たことないし、美江子さんだなんて気づきませんでしたよ」
「私は声で章くんだって気づいたから、黙ってうつむいてたの。あなたはいつもこういうことをやってるんですか。お話を聞かせていただこうかしら」
「補導の教師みたいに言わないで」
「食事をおごってくれるんじゃなかったの?」
「美江子さんはデートじゃなかったの?」
 ぎろっと睨まれた。図星だったのかもしれなくて、腕を引っ張られるままになった。
「あれは知ってる?」
「あれって?」
 彼女と腕を組んで歩いているというよりも、教師に腕を取られてどこかへ引きずっていかれる中学生気分。我らがおっかないマネージャーと街を歩くなんて、振り切って逃げたら本橋さんや乾さんに告げ口されるから、逃げるに逃げられない。
 情けなくて返事もしたくなかったのだが、あれって? と彼女の声に反応してしまった。美江子さんが指差す先には、赤と緑の花のような葉っぱのようなものがあった。
「飾りですよね。造花? 乾さんに教わったような……クリスマスの花、クリスマスカラー……なんだっけ。忘れたよ」
「ポインセチアだよ。あんなふうに華やかに……見えてくるの」
 目を閉じて、美江子さんが囁いた。
「あなたたちの将来は、ポインセチアカラーに彩られてるのよ」
「へええ、いいね」
 美江子さんがえらい美人に見える。いや、もともと彼女は美人なのだが、いつだっておっかなさが先に立つ。今夜は優しい気持ちになってくれているのか、彼氏にデートをすっぽかされて不機嫌なのを繕おうとでもして、作為的に優しくふるまっているのか。
 どっちにしても、優しい美江子さんだったら好きだ。クリスマスイヴ当日ではないのだから、美江子さんとデートってのもいいだろう。
「メシ食いにいきます? 酒もいいでしょ」
「いいけどね、章くんはお酒を飲むと潰れるんだから、一杯だけにしなさいね」
 こういうことを言うから、デート気分に水を差すのだ。酒を飲んでいても説教されそうで、俺は美江子さんの腕を静かに静かに、と努力して引き離した。
「急用を思い出しました。帰ります」
「そうなの? ナンパなんかしないようにね」
 うるせえんだよっ!! と怒鳴りそうになったのをこらえて、小走りになる。来年こそはポインセチアのように華やかなクリスマスを迎えたい。優しくて可愛い彼女もほしい。
 今年のクリスマスには間に合いそうもないから、来年こそ、来年こそ、と祈る。俺たちフォレストシンガーズは、ポインセチア程度の知名度を持つシンガーズになれるのだろうか。今年のクリスマスコンサートのチケットは初ソールドアウトだったのだから、近々きっとなれるさ。
 そうと信じていなければ、こんな寒空の下、ひとりで歩いてなんかいられるかよ。きっと俺たち、大物になるんだよっ!!

未完
 



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~ Comment ~

こんばんは。

先日(?)は、コメントをいただき、ありがとうございました。
で、早速、やってきました。

正直に、『どれから、読もうかな?』に反応して、ここに来ました^^
ここだけ読んでも、『フォレストシンガーズストーリィ』、面白そうに感じました。

ゆっくり読ませていただきますね。

かつまさまへ

先日は失礼なコメントをしてしまったかと思いまして、後悔していたのですけど、来ていただいてありがとうございます。

私のブログはアクセスも少ないし、読んで下さった方も途中で飽きてしまわれるのかと思われ……ではあるのですが、よろしければ末永くおつきあい下さいね。

どうもです!

オススメの作品、読ませていただきました!
実におもしろそうですね。他の作品も読みたくなりました!

ところで、URLを貼り忘れていたので、貼っておきますw
お暇なときにいらしてください!

読んでいただいて嬉しいです

現役の学生さんが読んでくださったら、彼らの学生時代はどう映るのでしょうか?
古臭かったりしませんか?

私もゆないさんのブログ、訪問させていただきました。
これからもよろしくお願いします。

yukaさま

拍手コメント、ありがとうございます。
yukaさんもまた遊びにいらして下さいね。

NoTitle

遊びにきました ^^

なかなか読みごたえがありました。
すごいですね、さまざまな登場人物。みな、個性的。
とても面白そうな物語です。

独特の雰囲気をもった文章だと思いました。
映像にすると、とりあえずセピア色的。

登場人物がみな、それぞれに色々なことを考えていて(あたりまえか ^^;)、そうした思考とか感じ方とか、そういうのがまざってて、興味をひかれます。

では、またきますね~ ^^

西幻響子さまへ

ご訪問ありがとうございます。
早速、リンクさせていただきました。

フォレストシンガーズストーリィはロックではなく(ロックバンドも出てきますけど)、グラブダブドリブっていうロックバンドを別に書いています。

別小説の中の「魔法使いの島」がそうです。
ステロタイプですけど。

昔はロックバンドの小説をたくさん書いていたのですが、最近はフォレストシンガーズにどっぷりはまっていて、ロックは片手間。聴くのも昔ほどは熱心ではなくなりましたが、大好きです。

「ロックンロール・ヘイズ」もこれから読ませていただきます。
よろしくお願いします。

こんばんは、YUKAです^^

こんばんは^^

遊びに因らせて頂きました^^
読み応え有りました♪
登場人物が個性的で面白かったです。

たくさんのお話しをあげていらっしゃるので
どこから……と思っていたので嬉しい優しさです^^
また、遊びに来ますね♪

拍手コメントもありがとうございます。

YUKAさま

こっちでもあっちでもありがとうございます。
ランキングの応援もして下さってるのですよね。
感謝感謝です。

ほんとに小説がたくさんあって、すみません。
短いのもあるというものの、
他の小説ブログよりはひとつひとつが長めで、
読んでいただくには時間がかかって恐縮なのですけど、
よろしかったらまた、読んでやって下さいね。

YUKAさま、いつもどうもです

毎度ありがとうございます。
YUKAさん。

これからもよろしくお願いします。

こんばんはです。

どれから拝読しようか迷いに迷い、導かれるように「どれから読もうかな?」へやって参りました。

ワタシの青春は地味な灰色でしたので、このお話のキラキラした感じが本当にまぶしくて…羨ましくもあります。

ゆっくりじっくり読ませて頂きますので今後ともよろしくお願いします。

有村司さま、ありがとうございます。

こんばんは。
お読みいただいてとてもとても嬉しいです。

こんな自己満足みたいなブログですけど、
そうしてご感想を下さるみなさまのおかげさまで、
ますます楽しくやらせていただいています。

お暇なときにゆっくり読んでいただいて、
コメントを残していただければ望外の喜びです。

ああ、でも、そうですね。
私の青春も地味でしたから。。。
「夢」は持っていましたけど、かなわなかったからなぁ。

なんて、しみじみしちゃって、
こんな小説を書いていますのは、
代償行為でもあるのでしょうね。

面白かったですよ。
美恵子さんめっちゃいい味出してますわwww

次もお邪魔させていただいてよろしいでしょうか?

にーチェさま

いらっしゃいませ。

ご訪問いただき、お読みいただき、コメントまでいただきまして、本当にありがとうございます。

もちろん、いつでも何度でもいらして下さいね。
読者さまはきわめて少ないブログですけど、更新だけはけっこう頻繁にしておりますので。

にーチェさんもブログをやっておられるのでしたら、URLを教えて下さいね。
私もお邪魔させていただきます。

今後ともよろしくお願いします。

こんばんは

ご訪問とコメントありがとうございました。
どこから読んでいいのかわからなかったので
こちらでご挨拶失礼いたします。
またゆっくり読みにまいりますね。

つきこさん、ようこそいらっしゃいませ

ご訪問、ありがとうございます。
たくさんありすぎてすみません(=^・^=)

吸血鬼ものはこちら。
http://quianred.blog99.fc2.com/blog-entry-268.html

BL風味はこちら(他にもありますが)です。
http://quianred.blog99.fc2.com/blog-entry-476.html#end

よろしかったら読んでやっていただけると嬉しいです。
私もまた、つきこさんの吸血鬼BL、読ませていただきますね。

おもしろいです!

おもしろいです!また、読みに来ます。

芋剣吐玉さまへ

ようこそいらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。

私も芋剣吐玉さんのサイトにお邪魔して、ちょっと読ませていただきました。
もうすこしちゃんと読んで、コメントさせていただきますね。

ところで、お名前はなんとお読みするのでしょうか?

いもけんとぎょく

「いもけんとぎょく」です。よろしくお願い致します! 

芋剣吐玉さんへ

お答えありがとうございます。
こちらこそ、末永くよろしくお願いします。

NoTitle

こんにちは。どれから読もうかな、です。
名まえを覚えるところからの初心者ですが、宜しくお願いします(^^;)

けいさんへ

ようこそいらっしゃいませ。
去年のクリスマスのころにけいさんのサイトにお邪魔して、鶏肉事件の記事を読ませていただいたのですよね。

あれからご無沙汰してしまっていて、申し訳ありません。
来ていただいて嬉しいです。
こちらこそ、なにとぞよろしくお願いします。
またぜひ、いらして下さいね。

NoTitle

こんにちは。
ちょこっと来ては、軽い迷子になっておりました・・・(すみません
一度ここを読んでから、細かくちゃんと読んでいこうと思います。

複数の視点からの話好きなんです。
「あれ?」とかなって読み返して「あ、そっか」ってなったりするのが。

その意味もこめて、楽しませて頂きます。

ちなみに、「きっと近いうちには、あなたたちはプロになる。私はあなたたちのマネージャーになる。目の前にはお花畑が広がっている」のところが一番いいなぁって思いました。
なんで?と聞かれると、自分でもなぜ?となるんです・・・。
うまく感想をかけなくてすみません・・・。

一気に読んでしまいところですが、引っ越していまだうまく時間が回せなくて、落ち着いて読めないんです。
じっくり一気に読むタイプなんですが、なかなか出来ず苦労しておりますが、登場人物をしっかり叩き込んで読んでいきます!

ハルさんへ

よく来て下さいました。
ありがとうございます。

ショートストーリィもあるとはいえ、フォレストシンガーズとなるとおおむね長いのばっかりですし、アホみたいに数だけはたくさんあって、迷子になってしまわれたとは、申し訳ありません。

複数視点とか、昨今流行のスピンオフとかいうの、私も書くのが好きですけど、わかりづらかったら質問して下さいね。
なにしろ、このブログをはじめてから二年近くはほとんど読者さまもいらっしゃらなくて、ひとりで楽しんでいただけだったものですから、自分だけわかっていたりするようなストーリィもあるのです。
重ね重ねすみません。

「novel」だとかフォレストシンガーズのショートストーリィだとか、「内容紹介」カテゴリのあらすじだとかをごらんいただいて、お好みに合いそうなのを読んでやって下さいませ。

感想は私も書くのが苦手で、よそさまのブログにコメントさせていただくのは冷や汗たらたらなんですけど、コメントをいただくのはとーっても嬉しいですよ。

コメントや拍手をしていただくのって、いまや私の生き甲斐みたいなものですので、どうか今後ともよろしくお願いします。

茜様、こんにちは!

ずっと気になっていたフォレスト・シンガーズ、「どれから読もうかな?」を目印にお邪魔しました(*´ω`*)テレ

面白そう!
某作家さんの、某音楽系小説(ちなみに、その方は普段音楽系のお話など書かない人なのですが‥‥)にハマって、全巻揃えた私としては、隆也くん(ですよね?)の変遷を追いかけるのはとても楽しそうです♪

ショートも気になるし、またゆっくりお邪魔します(ノ´∀`*)

そうだ、置き手紙の方にもお返事を下さり、ありがとうございました!
お気遣い、嬉しかったです!
不義理を重ねてしまいましたのに、こうして以前と変わらぬお言葉をかけて下さることが、とても嬉しいです。
自ブログの方は、まだもうしばらくの間はゆっくり更新になりそうな感じですが、またよろしくお願いしますっ。

ではでは!

土屋マルさんへ

拍手コメントのほうにもメッセージ、いただいてますよね。
こっちのコメント、反映されてますけど、他にもありました?
FC2のコメントって時々、なんでなんで? って感じではじかれてしまいますよねぇ。
どの単語がタブーなのか、私もさっぱりわかりません。

お手数かけてしまいましてすみません。FC2になりかわってお詫び申し上げます。

フォレストシンガーズを読んでいただけると、嬉しさもひとしおです。
某作家さんの某音楽小説ってどれでしょうか?
ものすごーく気になります。

私は音楽の知識があるわけでもなく、ただ好きなだけで、ただ自分のキャラも好きなだけで、フォレストシンガーズをいーっぱい書いてるだけなのですけど、よろしかったら可愛がってやって下さいね。

土屋さんのブログはご無理なさいませんように。私もまたお邪魔させていただきます。
あ、お元気がおありでしたら、また、ホラーも書いて下さいね。

NoTitle

あかね様、こんばんは|ω・`)コソコソ

よかった、こっちのコメントは反映されていたのですね。
実は、これと似た内容のコメントが、書き直しを含めて三回(だったかな?)弾かれていまして。
本当に、たまにFC2ってこういうことがありますよね(汗)

これは、多分最後に書いたものなのですが、ごめんなさい、次の日も次の日も、内容をいじっても全部弾かれまくっていたので、コメント出来たことに安心して私が記憶違いをしたのかもしれません><

全部迷惑コメントに入ってたら恥ずかしすぎて死ねる!と、後になってから気付いて、ヒヤヒヤしておりました(´・ω・`|||)
わざわざご報告下さって、ありがとうございます~><

ちなみに、最近親しくしていただいているブロガーさんが、「個別に禁止ーワードを設定している場合なら、よくあるみたいですよ」と教えて下さって‥‥。
もしかして、それかな?と思っただけなのです、ご迷惑をおかけしてしまいましたorz

鍵コメついでに、私が大好きな音楽系の某小説のことを、ちょろっとご紹介させて下さいね♪
えっと、元はコバルト文庫で書いておられた「若木未生」さんという作家さんのシリーズで、「グラスハート」という小説です^^;
天才音楽家の藤谷に誘われて、ある日突然、メジャーデビュー直前のバンドのドラムを担当することになった「キーボーディスト」の西条朱音という女の子のお話です。
(あれっ、そういえば主人公が「アカネ」だ!偶然ですねw)

連作短編の形式をとっていて、一人称は朱音だけではなくて、一癖も二癖もあるバンドメンバーそれぞれの視点から、デビューから解散までが描かれています。
天才ゆえの孤独と臆病さを抱えた変人の藤谷と、元スタジオミュージシャンの苦労人のギタリストの高岡と、藤谷がいなければきっと当代一の天才として活躍できただろう(でも社交性に著しく難アリの)坂本と、女の子バンドに馴染めないのに新しいバンドで「女はうちには合わねえだろ」と理不尽にクビを切られたばかりの朱音、の四人のバンドです。

単純に業界で成り上がってゆくサクセス・ストーリーではなくて、売り上げチャートの裏側の駆け引きの話とか、汚いお金の話とか、才能への嫉妬や、打算ずくのタイアップの話など、いろんな話があります。
「これ、音楽系の小説‥‥って呼んでいいのかな?」と、ちょっと疑問に感じることもありそうな、ちょっと深いお話です(笑)
まあでも、元が、BLに浸食される前とは言え、「コバルト文庫」で書かれたものですので、連載開始当初にはライトな少女ちっくなノリがデフォルトだったのですけどね。

それでも、他には真似の出来ないオリジナリティーを確立させているこの「若木未生」さんという作家さんは、私の目指す理想の小説家の一人です。
お気が向きましたら、一度ググってみて下さい♪
面白いですよ(*´ω`*人)

長々と鍵コメでごめんなさい><
またお邪魔します♪
(そうだ、私のブログのコメントにURL付けて下さって、ありがとうございます!
あかね様のホラー、ゆっくり読ませてもらいますね^^;)

土屋マルさんへ

すみません。
土屋さんのコメント、なんら問題ないはずですのに、迷惑コメントのところに入ってました。
気がつかなくてお返事が遅くなって申し訳ありません。
なぜ迷惑コメントになってしまうのでしょうね?
私は個人的には別になんにも設定してないんですけど。

迷惑コメントのところに入っていたののチェックをはずし、「承認する」とやったら、ここに出てきました。
もしかしたら鍵コメでした?
表示してはいけないようでしたら、お知らせ下さいね。

あ、それと、フグタナミヘイさんはまちがいです。
「磯野波平」さんですよね。
マスオさんは養子ではないそうですから、フグタさんでいいみたいですよ。

と、脱線しましたが。

若木未生さん、お名前だけは聞いたことがあります。
読んだことはないので、調べてみますね。

ロックバンドのお話といえば、あの大槻ケンヂ氏が書いてるのが好きです。
彼は本物のバンドマンですから、リアリティありますよ。

「グラスハート」調べてみますね。
ありがとうございました~~

NoTitle

あかね様、こんにちは♪

おおぉ、やっぱり迷惑コメントに割り振られていたのですね><
承認して下さってありがとうございます、&お手数をおかけして申し訳ありませんorz
気合いを入れて書いた(え?っていうツッコミはNOですw)コメントだっただけに、理不尽なブロックに意気消沈してしまって、そっとコピペでメモ帳に貼りつけて帰ったのですが、届いていてとても嬉しいです♪

あ、ウザイぐらい長かったので、コメント欄の流れを気にして鍵コメにしただけですので、どうぞお気遣いなく(*´ω`*)テレ

マスオさんが実は入り婿ではないと聞いて、びっくりしています(笑)
入り婿の代名詞だと思っていたのに!
って、全然関係ない話ですよね、ごめんなさい><

フォレスト・シンガーズのちょっとオカルト(?)なお話。
覗きに行ったのですが、これって続きものとして読まなくても大丈夫なものなのですよね?
最初のほうの章にお邪魔した時とはメインキャラが全然違っていたので、最初から読んだほうが楽しいのかな?と少し迷っています。
全部読んだらまたコメントにお邪魔しますねっ。

ではでは!
今日はこれで(*´ω`*)テレ

土屋マルさんへ

私も何度か、FC2でコメントを書こうとして拒否されました。
なぜなんでしょうね、あれは?
FC2、きびしすぎるんでしょうか。
「死」とかいう文字はタブーなようですが、自分のブログでも駄目なのか、ためしてみますね。

私はサザエさんのコミックス、ごく初期のころの分も読んだのですが、最初の設定では、終戦間もないころにお見合い結婚したサザエさんとマスオさんは、なにかの事情でサザエさんの自宅に同居することになった。

というわけですから、養子ではないのですね。
いやぁ、しかし、サザエさんってどこかしらは、昔の設定のまんまだから笑ってしまいますよね。

と、また脱線しました。

えーと、すみません。
「マジカルミステリーツアー」ですよね。
あれ、登場人物はフォレストシンガーズストーリィの脇役の、燦劇ってビジュアル系ロックバンドのメンバーたちなのです。

土屋さんにお知らせしたときから、こんなの、突然読んでもらってキャラが不明じゃないのかなぁ、と悩んではいました。
ストーリィそのものも意味不明かなぁ、と。

そのあたりが自分でもあやふやで、悩んだ結果、サイドストーリィを書きました。

「サイドストーリィ「The dead embryo」
http://quianred.blog99.fc2.com/blog-entry-735.html
です。

もしもよろしかったら、「マジカルミステリーツアー」をお読みいただいたあとで読んでくださったら……と。

どうにもわかりにくいようでしたら、またご指摘くださいね。
自分でもこれは、読んで下さった方におわかりいただけるのだろうか??? ですので、ご指摘いただけるととっても嬉しいです。

お手数おかけしますが、もしも読んでいただけましたならばぜひ、よろしくお願いします。

こんばんわ

メインキャラの紹介のようですが、一人一人の視点に合わせ、物語を描いていく。こんな描き方があったとは驚きです。

一人称を使う場合はこういう描き方がいいかもしれませんね。

こちらの方はもう覗かれたなら、おわかりのようですが、一人称で描くのは難しいです。

それとこの話は音楽が関係してる話ですね。こちらの方は観たらわかりますが、それが関係してるような・・。そうでないような・・(笑)。

遅読になりますが、これから先の物語を読ませていただきますね。

楓良新さんへ

コメントありがとうございます。

一人称がいいのか、三人称がいいのか、どっちが書きやすいのかも人それぞれみたいですね。私は断然、一人称のほうがやりやすいです。

スピンオフとかいうのですよね。この形も私にはとても書きやすくて、こういうのが多いです。最近更新した、こんなのもあります↓

http://quianred.blog99.fc2.com/blog-entry-997.html

ミュージシャンをはじめとする、クリエィティブな職業のひとが好き、という癖がありまして、音楽や演劇や小説やイラストや、という仕事をしているひとをよく書いてます。
ところが、知識が足りないものですから、仕事は音楽関係だけど、やってることは普通の人、って感じになってしまうんですよね。
もっといろいろと知りたいです。

お気づきの点がありましたら、ご指摘やご質問など、よろしくお願いします。

NoTitle

こんにちは。初めまして。
どれから読もうかな、でこちらを拝読させていただきました。
最初の「1・真次郎」で運命を感じました。
私、大学で合唱団に入っていたんです。(というか中学高校もそうなんですけど)
そして、1年生が初めて集まった場で、大好きな男性とお互い一目惚れし…。
結局その方とは13年付き合った後別れてしまったのですが、
あれは運命の出会いでした。

と自分語りをしてしまいましたが、
このシリーズや他にも作品が多数あるようですので、
じっくりと拝読させていただきたいと思い、
もしよろしければ、リンクさせていただいても構いませんでしょうか?
相互リンクでなくても構いません。
また遊びにこさせてください。
よろしくお願いします。

Sha-Laさんへ

ご訪問、コメントありがとうございます。

運命……だなんて言っていただけるととーってもうれしいです。
私は音楽が好きで、とはいっても聴くほう専門でして、歌もろくに歌えません。
ただ、長年いろんな音楽を聴き、小説も長く書いてきているという、それだけで音楽っぽい小説を書き続けています。

ですから、Sha-Laさんの合唱団のお話やら、大好きな男性のお話やらを聞かせていただきたいです。
音楽についてはぜひぜひ、教えてくださいませね。
私もSha-Laさんの小説、じっくり読ませていただきます。

相互リンクにつきましても、うれしいです。
早速私のほうはリンクさせていただきますので、よろしくお願いします。
またぜひ、遊びにいらして下さいね。
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