時代もの

新選組異聞「誰も知らない物語」

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おいらん
嘘は罪・2

 「誰も知らない物語」

1

 明治時代創業ごときでは、京都では老舗扱いもされないと聞く。ここ、京都郊外の鄙びた宿も天保年間創業だとの話で、女将に言わせると、別にたいして古いこともあらへん、となる。
「わぁ、雪化粧、風情があるわぁ」
 窓から外を見た綾音は、歓声を上げた。女将がにっこり応じる。
「そうどっしゃろ。今年は雪が多くて難儀してますんやけど、風情だけはありますわな」
 久方ぶりの骨休め。正月もすぎたこの時期に、牧野綾音はなじみのこの宿にやってきた。
「大阪は積もらないんですよ。たまにはふるけど、積もるまでいけへんわ」
「そのほうがよろしやないの。雪に慣れてない上方もんは、雪には難儀しますんえ」
「そらそうやわね」
 しばし女将と今冬の豪雪の話をした。
「へぇぇ、地球温暖化は豪雪を呼びますのんか」
「ニュースで言うてましたよ。受け売り」
「ここらはまあこんなもんやけど、北国の人は大変どすなぁ」
 京都でも北のほうであるこの地域は、都会に較べれば例年積雪も多い。今年はなおさら多いようだが、風情がある、ですませられる程度なのは幸いだろう。ややあって女将が、それはそうと、と壁を示した。
「暮れに蔵の整理をしてましたら、あんなん出てきましたん」
「見慣れない掛け軸ですね」
 昔ながらの日本の部屋の壁に、地味な和服をまとった地味な女の絵が飾られていた。
「牧野さんは江戸時代がお好きどっしゃろ。名のある画家の絵でもないけど、江戸時代のもんなんはまちがいないいうことで、出してみたんどすけど、いかが?」
「掛け軸にも風情がありますねぇ」
「こういうんは気色悪いて言わはるお客さまもいたはるんやけど、牧野さんやったらそんなことないわねぇ」
「そんなことないですよ」
 気持ち悪くはないけれど、だからといってどうってこともない。そこにかけられているのも忘れてしまいそうな地味な掛け軸は、やがて綾音の意識から締め出された。
 鄙びた温泉に鄙びた食事、田舎料理ではあるが、意外に綾音の好きな白ワインにも合う。なじみの宿なので、綾音の好むワインを用意してくれてあったりもする。ほどほどに満腹してほろ酔いにもなり、早寝するのがここへ来た夜のお決まりだった。
「どこのどなたか存じませんけど、おやすみなさい」
 掛け軸の女に挨拶をしたとき、女の骨格が透けて見えた気がした。
「え? 骸骨? なんでよ。酔うてんのとちゃう?」
 ひとりごとを言ったはずが、返答があった。
「骸骨て? うちのこと?」
「骸骨とちがいますよね。綺麗な女のひとの絵やわ」
「綺麗でもないけど、骸骨といわれるほどでもないつもりやわ」
「そらそうやわ」
 深酔いしたつもりはないが、掛け軸の中の女と話しているのだから、思いのほか酔いが深いのだろう。綾音はそう考えることにした。
「うち、絵? そない言われたら動かれへんなぁ」
「あたしになにかご用?」
「用があるわけやないけど、えらい久しぶりに起きたよってに、話しがしてみとうなった」
「して下さいな」
「うちは絵なんやろ? こわないのん?」
「ぜーんぜん」
 なぜかまったく怖くはない。酔っているからだとしか思えない。
「身の上話を聞かせてちょうだいな」
 骸骨であろうと絵であろうと、江戸時代の女の身の上話を聞ける機会などあるものではない。綾音の作家根性が騒ぐ。
「お生まれはいつ?」
「知らんわ、いつ生まれたかなんか」
「お名前は?」
「忘れてしもた。うちはどのくらい寝てたん?」
「いつのお生まれかわからんから、正確には言えませんけど、ざっと150年くらいかな」
「150年? それやったら骸骨でもしようがないわなぁ」
「そうかも」
 ふふふ、と女が笑う。不気味とは思えず、むしろ愛らしかった。
「うち、寝てたんとちごて死んでたんやね。いつ死んだんかも覚えてないけど、この格好は若い時分やわ。うちの姿とあんたの姿は見えるんえ。若いだけに様子がよろしいやろ」
「はい、とってもお綺麗」
「おおきに。あんたも別嬪さんやわ」
「おおきに、どすえ」
 身の上話かぁ、と目だけ動かして、女は続けた。起き上がったものの寒いので、綾音は布団にくるまって耳をかたむけていた。
「ちょうどこの年頃に遊郭に売られて、苦労したんやけど、ええ男はんと出会いましてなぁ。ええお方やったわ。その方の名前も忘れてしもたけど、遊女にも優しいて実があって、あんなお方、めったといたはらへん」
「名前は忘れても、いい方だったのは忘れない、と」
「そういうもんどすえ。うちは長いこと寝すぎてたから……死んでたから? どっちゃでもいっしょやわ。こまかいことは忘れてしもた。けど、あの方、あとにも先にも好きになったただひとりの方。うちより先に死んでしまいはった方。切腹しはった。このごろ来てくれはらへんなぁ、て思てたら、風の噂で聞いたんどす。切腹して死んでしまいはった、て。そんならどうしようもないやないの。死んでしもた方はどうしようもないやないの。うちはあとを追うわけにもいかへん。うちは生きていかなあかん。けど、うちも死んでしもた。なあ、あの方は冥土にいたはるんやろか」
 静かな静かな夜半、時が止まっているかのように他に物音はない。女の声ばかり低く響く。
「雪がふっとりますんやな。わかるわ。あの晩も寒かった。あの方が亡くなったて聞いた晩にも、こうやって雪がふってた。雪、見たいなぁ。なあ、あの方とふたりでまた雪が見られるやろか」
 答えに詰まっていると、女は言った。
「そうやわ。ふたりとも死んでしもたんやったら、会えるかもしれん。うちもはよぉ冥土に行かな」
「あ、ちょっと……ま」
 待って、と言う前に気配が消えた。
 その夜はそれっきりだった。翌朝、綾音は掛け軸をじっくり見たが、変わった様子などなにもない。翌夜にもなにもなかった。女将に一夜の怪奇現象を話す気にはなれず、大阪の我が家に帰りついてから、藤波俊英に手紙を書いた。
「……とまあ、こういうことがあったんです。
 あの女のひと、明里さんじゃなかったのかなぁ、なんて、都合のよすぎること考えてる? けど、つじつまは合わなくもないでしょ? 
 トシさんだったらきっと言うよね。
「そもそも明里ってのは架空の人物だと言われてるじゃないか。いたかどうかもわからない女が、なんだっておまえの前に絵になってあらわれるんだよ。そういうのをご都合主義と言うんだぞ。そもそもそんな話しだって、俺に言わせりゃ嘘八百。嘘をつくんだったらもっと上手につけよな」
 ごもっともです。
 でもさ、穴だらけだからこそ真実だとも考えられない? 考えられない、酔っ払いの夢だ、って断言されてしまいそうやねぇ」
 遠い昔、絢音がなじみにしている宿のある京都の田舎で、ひとりの娘が生まれた。彼女は当時の貧しい娘の境遇としてありがちにも、京の都に遊女として売られ、遊郭でひとりの武士と出会う。
 明里の名を与えられた娘は、新選組隊士であった武士、山南敬助と恋をし、山南が隊規違反のかどで切腹したのちも彼を想い続けて生き続け、ひっそりと果てた。その有名なエピソードはフィクションだとも言われているが、似たようなことは実際にあったかもしれない。
 山南が隊から脱走したのはたしか冬の終わりごろだった。雪のふる寒い夜だったという話も季節に合っている。
 いずれにせよ、今となっては誰も真相を知りえない物語だ。が、女は今も男を慕い、会いたいと言って冥土を目指して旅立った。成仏したということなのだろうか。
「うーん、しかし」
 ふと、綾音は我に返った。
「そんな名もない娘の肖像画がなぜに残されていたか? それは謎である」
 宿は旧家を改築したものなのだから、明里がその家の生まれで、たまたま旅の絵師でも訪れて描いてくれた絵が残っていた、と考えられなくもない。今となってはすべては綾音の想像の産物。
 それは永遠の謎である、よくある物語の結句を頭にのぼせて、綾音は藤波の苦い表情を思い浮かべつつ、手紙を書き続けていた。今度会ったら、きっとこの件で議論になる。ああでもない、こうでもないとやり合って、トシさんを言い負かせよう、無性に楽しみだった。

                                        
2

 誰が芸術家なんよ? と綾音は笑うが、和臣から見れば小説家だの役者だのというものは芸術家である。さっきからその芸術家ふたりが、俗人そっちのけで議論をしている。ついていけない。
「実話ってなぁ、あんなもんが実話であるわけないだろ。小説だと認めろよ」
「小説とちがうもん。エッセイですよぉだ」
「嘘つけ」
「手紙を書いたやないの」
「あんなもんはいつものおまえの嘘だと決め込んでた」
「人を嘘つき呼ばわりばっかして」
「事実だろうが」
 長身の男ふたりにはさまれた女は、山下和臣の最愛の彼女である牧野綾音、小説家。和臣ともうひとりいる男は綾音の親友で、和臣ともいつしか親しくなった藤波俊英、俳優である。
「和ちゃんは信じてくれるよね?」
「信じるのか、和さん?」
「信じてこそ恋人でしょ」
「たとえ恋人であろうとも、それとこれとは話が別だよな、和さん?」
 ふたりがかりで別のことを言って問い詰める。和臣は返事ができない。
「とにかく宿の女将さんに頼んだから、も一回見せてもらうの。そのために来たんよ」
 過日、和臣は連れていってくれずにひとりで骨休めに出かけた綾音が、京都郊外の宿で怪異現象に遭遇したという。その話をメシのタネにするところは、さすが作家だと俗人の和臣は思う。嘘でもエッセイでも小説でもいいではないか。
 うっすらと雪に覆われた、鄙びた宿にやがて到着した。恰幅のいい女将は綾音とはなじみだが、藤波とも和臣とも会うのははじめてで、綾音とふたりの男の関係を推し量っている様子だった。
「このぼさーっとした人が私の彼氏で、こっちのかっこいい人が……て、女将さん、藤波のトシさんは知ってはりますよね」
「はあ、それはもちろん。ようこそおこしやす」
「おいこら、綾音」
 おいこら、は藤波の発言である。
「俺はともかく、和さんの紹介の仕方はなんなんだ、それ」
「うるさいね。小姑みたい。言うたげよか。私はぼさーっとした和ちゃんが大好きなんですよ」
「あ、そ」
「まあま、ごちそうさま」
 ころころと女将が笑った。
「山下さんと藤波さんどすな。これからはどうぞごひいきに。よろしゅうお願い申します」
 無遠慮な綾音の言葉に目を白黒させたものの、さすが商売人は立ち直りが早い。女将は京都の中心部の出身で、生まれも旅館の娘だと綾音から聞いている。如才なさと愛想のよさは天性のものであるらしい。いそいそと藤波の案内を従業員にまかせ、自身は綾音と和臣を部屋に導いていった。
「トシさんの部屋にこの間の掛け軸、用意しといてくれました?」
「お言いつけ通りにしときましたけど……」
 掛け軸の絵の女が夜中にあらわれる、などと言っては営業妨害になりかねないと、綾音は懸念していた。今どきの若者なら見たがってむしろ押し寄せそうにも思うが、ひっそり営むこの宿にはそれも迷惑だろう。
「トシさんがえらく興味を示したから、見せてもらおうと思いましてね。ね、女将さん、かっこええでしょ、藤波さんて」
「そんな彼氏の前で……」
「ええのええの、ね、和ちゃん?」
「うん、トシさんはたしかにかっこええ」
「けど、あたしの彼氏は和ちゃん」
「そうそう」
 えらい変わったカップルやわ、と女将の目が語っていた。藤波も常々そう言う。他人にもよく言われるので、和臣は慣れっこだ。
「俺もその絵を見たいな。トシさんの部屋に行ってもええやろか」
「ええんちゃう。行ってみよ」
 隣室に行ってみると、藤波はコートを脱いだだけで壁を睨み据えていた。グレイのセーターに色の落ちたジーンズ姿だ。藤波の身長は和臣と大差ないが、脚の長さがあまりにもちがう。同じような服装をしていてこれだけ差がつくのは、和臣にはどうも解せない。センスとルックスの差はいかんともしがたいのであろうか。
 芸能界の水に洗われてあかぬけるっつうんは、男にもあるんやろな。和臣はそう考えておのれを納得させた。
 壁には目立たない掛け軸がかかっている。さして器量がいいともいえない若い娘が、地味な和服をまとって地味にすわっている絵だった。相当に古びた絵で、素人目にも江戸時代のものにまちがいないと思える。
「どう、トシさん?」
「わかんねえ」
「こんなもんは、って言えへんの?」
「絵を見ただけじゃわからない。酔うと見えるのか。そんなら酒飲んで早めに布団にもぐり込もう。和さん、風呂はどうする?」
「どうする、綾音?」
「綾音と家族風呂に入る? あああ、ひとり者はつらいよ。俺は風呂に行ってくる」
「ひとりで怒ったり嘆いたり、忙しいひとやね」
 苦笑いの綾音の前を足音も荒く横切って、藤波は風呂場のほうに立ち去った。綾音が背伸びして和臣に耳打ちする。
「あれで実はわくわくしてるんよ」
「今夜の怪奇現象にか。俺は綾音といっしょに風呂に入れるのにわくわくするなぁ」
「きゃあ、えっち」
「あほ」
 ごたごたしているうちに夕食の時間になった。女ひとりならば野菜料理中心の食事でもいいだろうが、男性たちには物足りないだろうと、女将がしし鍋を用意してくれた。テーブルには白ワインや伏見の銘酒なども並び、しごく賑やかだ。
「おまえの小説では、明里だと勝手に決めた女は冥土に旅立ったんだろ」
 小説、勝手に決めた、あたりを強調して藤波が言う。
「だったら二度と出てこないんじゃないのか」
「そうかもしれんけど、雰囲気だけでも味わって。今夜も雪になりそうよ」
「邪魔して悪いね、和さん」
「いいえ、慣れてますから」
「実は邪魔か」
「ま、ちょっとは」
 くっくと笑った綾音が、和臣と藤波に酒をついでくれた。


 すっかり感化されちまってやがる、と藤波は苦笑するしかない。
 半信半疑というべきか、どうせ毎度の嘘八百だろ、と笑い飛ばせずにここまで綾音についてきた。ほろ酔いで夜具に横たわり、なにかが起きるのを待っている。
 なにも起きはしなかった。起きはしなかったけれど、藤波はいつしか眠りに漂っていき、夢を見たのだ。
「会えたんだな」
「へえ。こんなに長いこと、待っててくれはりましたんえ」
「長いこと長いことだったね。よかったな」
「おおきに」
 絵に描かれていた女が、涼やかに微笑む。絵で見るよりも美人に見えた。
「これでやっとこさ、いっしょになれますわ。そやけど、好きや、て言うてくれはらへん。なんでうちにこんなに優しうしてくれはるの? て訊いても、前からそうやったわ。まだ言うてくれはりまへん。言うてほしいのに」
「昔の男はそんなもんじゃないのかね。正直言うと、今どきの男も苦手だよ。女に好き、なんて言うのは」
「そうどすのん? 昔の……昔のあの方」
 あくまでもあの方、であって固有名詞は出てこなかった。女も自身の名を忘れたと言っていたではないか。江戸時代の遊女と武士の恋などは、どこにでもここにでもころがっていたのではないだろうか。
そんなうちのひと組にまちがいないのだとしても、山南敬助と明里だとは、本人ですら明言していないのに。
 なのに藤波も、そうだと思いたがっていた。綾音に感化されまくっているとしか言いようがない。困ったものだ。
「ほなら、さいなら」
「ああ、さよなら」
 遠くにぼんやりと男の姿が見える。駆け出したのか飛んでいったのか、女はそちらへと行ってしまった。
「幸せになれよ」
 照れつつも呟いたところで目が醒めた。死んでしまったカップルも幸せに……いやいや、きっとなれるだろう。恋を成就したんだものな。
 さてと、綾音に話してやるべきだろうか。癪だけど話してしまうんだろうな。それについての解釈はおまえにまかせる、と言ったら、また都合のいいように脚色なんかもして、物語だかエッセイだかに仕立てるに決まってる。たかが夢だとは決して言わずに。
 あーあ、とため息ついて、しかし、やはり綾音にその話しをしてやるのが楽しみでなくもない、藤波だった。


 



  


  
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~ Comment ~

明里さん!

彼女の物語は時代物にうとい朱鷺でも存じておりました。
どこで見たのかなぁ。漫画だったかも知れない。
切ないですね。
なんだか、今回はものすごく、食い入るように拝読させていただきました。
主人公の作家さんの言動は、ものすごく納得し易い。
そして、ああ、幽霊でも、絵でも、そんな風に身の上話を淡々と語って、過去の素晴らしい瞬間を思い出して成仏していけるのなら、その助けになるなら、それも良いなぁ、と思える。
新選組は、本当に切ない逸話が多いですよねぇ。
新選組が解散して、隊長が死ぬときも。
彼らは、本当に本当にまだ若かった。
まだまだこれからだったのに、と。
白虎隊もそうですね。
そういう死に方をした魂が現代に生まれ直したら、どんな人生を送るんだろうか。やり残したことは、本当に彼らが、一人ひとりが心残りだったことは、何だっただろう? とふと思います。きっとそれは、それぞれで。一人ひとり違うんだろう。
ヒトは大きな目的のために生きているんじゃない。もっと小さな目的のために生きている。
伊坂の受け売りですが、革命だって私怨から始まるもの。
それこそが原動力であろうと思います。

フォレストシンガーズ・ストーリィ。
はい、大変魅力的ですね。
フォレスト、という響きが良い。
いつか。
ううんと、…かなり先の「いつか」になるかとは思いますが、拝読させていただきます。

時代ものは、在庫がございましたら、いくらでもupしていただけると、いくらでも浸りに参ります。
新作もご期待申し上げます♪

朱鷺さんへ

いつも嬉しいご感想をありがとうございます。
食い入るように……と言っていただけると、本当に嬉しいです。
この短編は同人誌だとか、別のところだとかでも発表したので、けっこう愛着がありまして。

新選組の誰かが現代にやってきたら?
なんだっ、このふやけた世の中はっ!! と激怒しそうにも思えますね。
男も女もなっとらんっ!! って(^^

もともとは昭和半ばごろに、子母澤寛氏が新選組関係者にインタビューをして、虚実とりまぜて小説のような、ノンフィクションのような本を出したのですね。

当時は幕末のころに子どもだったひとがまだ生きていて、そのひとのおじいさんやお母さんが新選組を知っていたという話もあったりしたそうです。
その中に明里と山南敬助のエピソードがありました。
これはもう、あっちこっちでアレンジされてストーリィになってますね。切なくも美しい物語ですから、だからこそむしろ、フィクションじゃないかと言われているのかもしれません。

山南敬助といえば、私は大河ドラマ「新選組!」の山南さんが印象的です。
今となってはあの役者、好きではないのですが、当時はよかったなぁ、ですから、ここに出てくる山南さんは堺雅人のイメージかもしれません。

今年の大河ドラマでは、来週は白虎隊です。
新選組も土方&斎藤だけがちらほら顔を出しています。斎藤さん、時尾さんと出会って気になったみたいですよ。
斎藤一と時尾というのも、「斎藤くん、独り者では不自由だろ。嫁をもらえ」と会津の誰かに言われて結婚したっていうのが真相のようですが、フィクションではいろいろとふくらんでいきますものね(^^
もちろん、私も勝手に妄想してあれこれお話を作っているわけです。

なんだかたらたらと、お返事にもならないことを書き連ねてすみません。
こういう話題、大好きですし、朱鷺さんがそう言って下さるのでしたら、古いのも引っ張り出してきて、なんとか新作も書きたいなぁ、なんて思います。

お時間がおありのときに「内容紹介」のカテゴリなどもごらんいただいて、どれでもお好きなものを読んでやって下さいませね。



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