茜いろの森

□ forestsingers □

FS俳句・短歌・超ショートストーリィ2017/8

2017/8

 細くて長い脚……サイズとしては長くもないけれど、身長のわりには長いじゃん?
 そんな僕の脚にからみつく、ごつごつした毛深い脚を想う。それって山鳥のしだり尾? 自由で身勝手なケイさんを山鳥にたとえるのは、ふさわしい気もする。

 本当に長いケイさんの脚を想いながら、長々しい夜にひとり。
 山鳥が呼んでくれないだろうか。哲司、と僕の名を呼んで、それ以上はなにも言わずにかたわらに長く伸びてくれないだろうか。

 ケイさんがいないんだからやむなく、ひとりかもネム。
 かも寝むって意味不明だけど、山鳥がいないんだったらひとりはつまらないから、鴨と寝るとか? でも、鴨もいないから仕方なく、ネムネムネム……。

「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長ながし夜をひとりかも寝む」柿本人麻呂

 俳句だの短歌だのが大好きな、乾さんが教えてくれた昔の恋歌。短歌なんかどうでもいいから、乾さん、鴨になってよ。

TETSUSHI/真夏の夜に


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Date:2017/08/23
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Thema:ショート・ストーリー
Janre:小説・文学

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