番外編

FS超ショートストーリィ・四季の歌・隆也「春の火」

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フォレストシンガーズ

四季のうた

「春の火」

 白人さんは暑がりだ。白色人種? 欧米人? との見当がつくだけで、どこの国の人間なのか、なんの言語を話すひとなのかも不明だから、単に「白人さん」だろうと考えるのを許してもらおう。

 真冬に半袖はざら。寒風吹きすさぶ中をショートパンツで自転車をこいでいたりもする。冬の観光地にも半袖の白人さんたちがそぞろ歩いている。
 黒人はどうなのかな? と考えつつ、隆也も観光地を歩く。

 黄色人種も黒色人種もおおむね、白色人種よりはあたたかい土地の出身、ルーツはそうなのではないだろうか。そこで、遺伝子レベルで寒がり、暑がりの人間ができる。
 日本人だって、出身地が左右する、のか?

 いやいや、金沢出身の乾隆也は寒がりでも暑がりでもないが、稚内出身の木村章は寒がりで暑がりで。
 こんなに狭い「フォレストシンガーズ」という範囲でも、出身地に於けるプロファイリングなんて不可能なわけで。

 東京出身本橋真次郎と、三重県出身本庄繁之は主義的に「男は寒いの暑いのがたがた言わないものだ」と考えていそうである。横須賀出身三沢幸生は、寒い暑いよりも意識が別のほうに向いていそうな?

 そんなに理屈っぽく考えなくても、春まだ浅いこの地を歩く人々の中にも半袖がいて、それはたいてい子どもか白人さん。それはたしかだな、と隆也は思う。

「あ……火」

 そのようなことどもを考察しながら歩いていたら、広い野原に出た。
 浅い緑の中にぽっと燃える……燃えて萌える小さな火は。

「赤い花……春の野原に萌えいづる……ほのかな炎」

TAKA/35/END








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~ Comment ~

NoTitle

確かに長い人類の歴史で肌の色などが変わってきましたからね。遺伝子レベルで気候や地形に適応しようとしてますからね。言葉もそうやって変わっていきましたからね。。あまり仕事がら外国人と関わることはないですけど、会ったら関わろうとする気持ちが大切ですね。

LandMさんへ

いつもコメントありがとうございます。
去年でしたか、冬の寒い日に白人の中年男性が、ショートパンツで自転車に乗っていました。
私も寒いのはわりと平気で、その分暑がり。靴下が大嫌いで、極力素足でいたい人間ですが、あの白人さんにはびっくりでした。

日本語しか話せないので外国人とはあまり触れ合えませんが、世界中に友達がいたら楽しいでしょうねぇ。

NoTitle

白人さん本当真冬でも半袖で歩いてますよね(^_^;)
友達は「あいつら肉食だから発熱してんねん」って言ってました。
きっと遺伝子レベルで違うんでしょうね…お薬とかも海外のはキツイっていいますし…体質が違うんだ。
春の野に赤い花
小さな火、素敵ですね♪
春なのでお出かけしたいですが花粉症が酷くて引きこもりです(ーー;)

たおるさんへ

コメントありがとうございます。
そうそう、肉食人種はまさに人種がちがいますものね。

今年は桜がやや遅いみたいですけど、野原にもよそのおうちの庭にも、いろーんな花が咲きはじめましたね。
花がいっぱいのところだけは、春は好きです。

たおるさん、花粉症なんですか。
お大事にして下さいね。
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