茜いろの森

□ リクエスト小説 □

たおるさんのイラストによせて/続・ハーフムーン

たおるさんハーフムーン
だいぶ前にイラストを描いてもらっていたのですが、続編を書こう書こうと悩んですっかり遅くなってしまいました。

たおるさん、ありがとうございます。そして、すみません。
白蓮」のたおるさんのイラストです。

とても短いですが、こんなときには言葉はいらないってことで。


「続・ハーフムーン」

 都会に帰ってしまったたおるちゃんを待つ間、月は何度も何度も昇っては沈み、沈んでは昇った。サンライズサンセットならぬ、ムーンライズムーンセット、なんていうんだろうか。

「私の本当の名前はね……」
「……そうなんや。可愛らしいな」

 きっとまた会おうと約束して帰っていった彼女が本名を教えてくれたが、彼女も俺も「たおるちゃん」というニックネームが気に入ったので、たおるちゃん、ヒデくん、と呼び合っていた。

「……会いたかったよ」
「私も」

 言葉なんかそれだけでいい。

 桂浜を照らす今宵の月もまたハーフムーン。だけど、俺たちの心の半分と半分はしっかり寄り添ってひとつになり、完全形のハートになった。俺の肩に頬をのせたたおるちゃんのなめらかな肌。肩を抱いていい? キスしていいか? キスははじめてじゃないのに、なんだかためらってしまう。

 もう二度と離さないよ、ずっとずっと俺のそばにいて。

END







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*    *    *

Information

Date:2016/02/15
Trackback:0
Comment:2
UserTag: * 
Thema:ショート・ストーリー
Janre:小説・文学

Comment

* NoTitle

ぎゃー!「ぎゃー!
またチューしちゃったよ!ぎゃー!!!(うるさい
ちょっとどうしよう!ヒデちゃん!一生離さないでね!ってか離れないからな!(怖)(;゚∀゚)=3ハァハァ(落ち着け

ありがとうございます!!
それもバレンタインにいただいて!すごく嬉しいバレンタインプレゼントでした!
私のブログでも紹介させてください!
2016/02/15 【たおる】 URL #- 

* たおるさんへ

ぎりぎりヴァレンタインに間に合いましたね。
短くてそっけないようなものでしたが、うーむ、これは言葉はいらないな、と思ったら、会話型の私には長くは書けませんでした。

せっかく素敵なイラストを描いていただいたのに、遅くなってすみません。
喜んでいただけたようでしたら、私もとっても嬉しいです。

ヒデにしっかとしがみついて、離さないで下さいね~~。
いつもご紹介もいただいて、そちらもありがとうございます。

そうそう、本橋家のふたごっていうのは、真次郎の兄たちです。いかつくごっつい空手家で、真次郎より七つ年上のおじさんです。
まったく可愛くないんですけど、ひそかにファンだと言って下さる方もいて嬉しいのでした。

2016/02/16 【あかね】 URL #- 

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