グラブダブドリブ

グラブダブドリブ「An elder and a younger」

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グラブダブドリブ

「An elder and a younger」


1・ジュリア

娘が四人、息子がひとり、五人もの子どもを持って仕事も持って、家庭を切り盛りしていた母は偉大だったとジュリアは思う。
 オーケストラの指揮者だった父は、家事は家にいる女がやるものだと決め込んでいた。母も父とともに世界中を回って演奏していたのだが、きみがやれないのならばハウスキーパーを頼めば? 娘たちだっているんだし、としか思っていなかったはずだ。
 お金はあるから人も雇えた。娘が四人もいるから、家政婦さんの指揮のもと、広い屋敷や庭の掃除程度はやった。ひとりだけいた男の子のジェイミーだって、芝刈りなどはやっていた。
「ってことは、娘がひとりのほうが大変なのかもね」
 パリに音楽留学をし、音楽学校の講師の職を得、恋をして妊娠、出産をし、結婚はしないままにパリに住み着いている。フランス男となんか結婚したくないから未婚の母が増えるのだとフランス女が言う通りで、ジュリアもフランス男となんか結婚したくなかった。
 シャンパーニュ地方のワイナリーで生まれて育ち、パリに出てきたブリュは、パリの男ほどにはちゃらんぽらんではないかもしれない。妊娠した? で、きみはどうしたいの? と問うのがパリの男だと一般的らしいが、ブリュは言ったものだ。
「そんなこと、ママに知られたら叱られるだろうけど……僕はジュリアと結婚したいよ」
「私は結婚はしたくないの」
「じゃあ、どうするの? 中絶するの?」
「中絶もしない。ひとりで産んで育てるから協力してね」
「あ、ああ。そうなんだ。あなたは強い女性だものね」
 あのとき、ブリュのおもてには明らかに安堵の色が浮かんでいた。
 それでもブリュは逃げたりはせず、僕はジュリアの娘のジャスの父親だよ、とのスタンスと、僕はジュリアの彼氏だよ、のスタンスを保って身近にいてくれる。ごくたまには役に立つのだから、男手だってないよりはいいとジュリアは考えていた。
 ひとり娘に手を焼いているのは、ジュリアには母ほどお金がないせいもあるのかもしれない。両親はいまや仕事もほぼ引退して、イギリスの自宅で悠悠自適の日々を送っていた。
「ブリュ、ジャスを預かって」
「いいけど、どこかに行くの?」
「日本に行くの」
「ジェイミーに会いに?」
「ちがうわ。仕事よ」
 パーソン家の五人の子どもたちは、欧米とアジアで暮らしている。アジアにいるのはパーソン家の長男、ひとり息子のジェイミー・パーソンだ。
 両親がクラシックの音楽家なのだから、当然のように娘たちはクラシックの道に進んだ。ジェイミーも子どものころには声楽、十代になるとオペラを専攻していたのだが、どんな拍子に迷子になったのか、大人になった今はロックヴォーカリストになっている。
 ロック? ビートルズ、ローリングストーンズ、セックスピストルズ、カルチャークラブ? そういった音楽よね、としかジュリアの認識にはなかったが、なんだっていい。ジュリアには専門外の音楽を弟がやりたいのならばやればいい。妹たちも両親も、ジェイミーがロック? ふーん、くらいの反応だった。
 ジェイミーのいるグラブダブドリブというロックバンドは、日本では人気者になりつつあるらしい。学校の仕事で日本に行くのだから、グラブダブドリブを見たいとは思う。ジェイミーではなくパリの知人に尋ねてみたら、ライヴハウスでやる小さなライヴがあると聞いた。
「ジェイミーが歌ってる姿は見てくるつもりだけどね」
「日本か。僕も行きたいけど、今回はジャスと留守番をしてるよ」
「よろしくね」
 娘を娘の父親に預けて、ジュリアは日本へとやってきたのだった。


 こういうの大好き? と質問されたら、好きでも嫌いでもないと答えるかもしれない。このバンドに弟がいなかったとしたら……それでもまぁ、ステージが終わるまでは聴いていてもいいかしらね、だった。
 昼間は東京見物をして、夜にはライヴハウスへとやってきた。街中では英語は通じにくかったが、巡査にしても通行人にしても親切に道案内もしてくれて好感は持てた。明日からは仕事なので、遊んでいられるのは今日だけだ。
 長い髪のギタリスト……まぁ、なんて綺麗。彼は日本人じゃないわね。ああ、フィリピンと日本のハーフ、ジェイミーが言っていた。
 鋭い美貌のベーシスト……彼が唯一の混じりっ気なし日本人。こんなに美しい容貌の日本男性もいるのね。
 陽気なキーボードプレイヤー、アメリカ黒人と白人のハーフ。彼も整った顔立ちをしている。
 ドラマーも大柄なアメリカ人だ。ジュリアの専門は打楽器なので、彼のドラムワークに耳を凝らしてみたが、とりたてて瑕疵は見当たらなかった。
 彼ら、演奏はうまいわね。かてて加えてこのルックスなのだから、そりゃあ人気が出るでしょう。私も若くて分別のない年ごろだったとしたら、ロックのほうが楽しい!! と思ったかもしれない。ジュリアはそう思いながらステージを見、グラブダブドリブの演奏を聴いていた。
 そして、ジュリアの弟、グラブダブドリブに一段と華をもたらすヴォーカリスト。ジュリアと同じ金髪にパーマをかけてふくらませて、ライオンのたてがみのごとくに振り回して吠える。彼の大音響ヴォイスとパフォーマンスが聴衆に火をつけていっそう燃え盛らせる。
 若者が大多数の聴衆たちにまぎれて聴いていると、ジュリアもステージに上がりたくなってくる。音楽学校の講師になる前にはジュリアにもステージの経験はあるが、近頃は教える一方でプレイとして楽しんではいない。ステージに上がっていったら彼ら、どうするかしら? 
 おそらくはジェイミーは涼しい顔で、やぁ、ジュリア、いつ来たの? あなたの演奏できる楽器は……ドルフ、なにかないかな? とでも言いそうだが。
 他のメンバーが困惑するだろうし、ファンは嬉しくはないだろうし。
 上がっていきたいけど遠慮しておくほうが無難ね。ああ、だけど、ジェイミー、あなたのバンドは最高だわ。ジュリアは視線に想いをこめて、ステージに送っていた。

 
 
2・要

 やけに熱心にステージを見つめている、金髪で長身の白人女性は何者だろうか。若くはない西洋人がグラブダブドリブのライヴを見にきているのは珍しくて、若者たちの間ではいささか浮いている。音楽関係者ってこともあるのだろうか。
 管轄署近くの国際会議センターで、経済界の要人が対談をする。海外からのゲストも招かれて大規模なものになり、沢崎要の同僚たちもそちらに駆り出された。
「沢崎くんはこっちに回れ。こっちもけっこうな客が来るから、警備は厳重にしろってお達しがあるんだよ」
 上司の命令で警備についたのが、グラブダブドリブがコンサートをするライヴハウスだったのだ。
 むろん知っている者もいるのだろうが、直属の上司はグラブダブドリブのメンバーの名前は知らない。奇妙な風体の兄ちゃんたちのロックバンドだとしか認識していないのだからして、ベーシストの名が沢崎司というのだとは知る由もない。
 そのほうが要には都合がよい。仕事ででもなければ縁を切った兄のバンドを見たり聴いたりすることはないから、いい機会ではあった。


 刑事だった父は、要が小学生のときに殉死した。下の兄の秀も小学生で、長兄の司は中学生。三兄弟、ツカサ、スグル、カナメは誓い合った。
「俺たちは大きくなったら父さんの跡を継いで警察官になるんだ。そのために剣道も一生懸命やってもっと強くなって、大人になったら弱い者の味方になるんだよ」
 特に張り切っていたのは長兄だったくせに、彼はロックにはまって弟たちとの約束を覆した。
「あんな奴、もう兄貴じゃないよ」
「そうだ。おまえの兄貴は俺だけだよ、要。司とは絶縁だ」
 父親が息子を勘当するという話は稀にはあるが、弟たちが兄を勘当するのはめったにないのではないか。
 世間にあろうとなかろうと、秀と要は司を勘当したのだ。勝手にしろ、とうそぶいた長兄とはほとんど会ってもいない。
 ほとんど会ってはいないのだが、時には母がたくらんで家族旅行に連れていかれたりするから、皆無ではない。しかも司は人気のあるロックバンドのベーシストになっているので、露出度も高い。グラブダブドリブはテレビには出ないが、カーラジオで彼らのヒット曲を聴いたり、雑誌で写真を見たりすることはあった。
 その上に、である。
 巡査になった要は、ある日、管轄内のパトロールをしていた。歩いているとマンションの一室から女性の悲鳴。要はその部屋にと急行した。
 悲鳴を上げていたのはふたりの女性で、ひとりは小説家の桜庭しおん、もうひとりはアシスタントの左岸ネネ、ともにペンネームだ。しおんとネネは同居しているわけではないが、アシスタントのネネはほぼ毎日、しおんの部屋に通ってきていた。
 なぜ彼女たちが抱き合って悲鳴を上げていたのかといえば、送られてきたファンレターの中にゴキブリの死骸が数匹、入っていたからだった。
 生きているゴキブリだってどうってこともないのに、死骸だったら騒がなくてもいいだろうに、と要は苦笑したが、虫嫌いの女性は可愛いとも思える。調べますからとゴキブリを引き取って、泣いているネネや憤慨しているしおんをなだめた。
 結局、ゴキブリはしおんを妬んでいた同人誌仲間のいたずらだったのだが、その一件がきっかけでしおんとつきあうようになった。
 気の強い長身美人のしおんは、自称が「俺」である。要は女らしい女が好きだったはずなのに……それにそれに、彼女の書く小説は、要としては受け入れがたいボーイズラヴってものなのに……なんであっても、恋はしたくてするものでもなく、したくないからしないものでもない。してしまったら進むか別れるか、ふたつにひとつだ。
「要さまはグラブダブドリブの沢崎司さまの弟さまなのですよね」
 やたらに言葉使いの丁寧なネネが話してくれた。
「しおんさまはそのせいで要さまを好きになられたのではないでしょうけど、しおんさまはグラブダブドリブの中根悠介さまのファンでいらして……それで、服装や口調なんかも真似をなさっていて、それで、俺っておっしゃるようになったんですわ」
「ああ、なるほど」
 なるほど、ではある。要は長兄が大嫌いで、将来的にもずっと大嫌いでいるつもりだが、兄のロック仲間たちは大嫌いではない。中根悠介とは幾度も会って酒を飲んだり話したりしていた。
 これが男か、異国の血が混ざっているにしても、半分は日本の男か……信じられないな、男が美しくてなんの意味があるんだ、と思っている要が感動するほどに、悠介の美貌は際立っている。にも関わらずもの言いは荒々しくて、ファンの女性に言わせるとそのギャップもたまらないのだとか。
 そんな悠介の口調に、しおんの言葉はなるほど、そっくりだ。スカートは穿かない、男っぽいファッションしかしない、それがたいそうよく似合うしおんの服装も、悠介の模倣そのものだ。悠介はいっぷう変わったセンスの持ち主で、服装は男々していないから、よけいにしおんにも似合うのだろう。
 変な女と恋人同士になってしまったから、要はいっそうグラブダブドリブとは無縁でいられなくなった。しおんは顔を合わせるたびに、グラブダブドリブの話をしたがる。
「おまえは悠介さんと俺と、どっちが好きなんだよ」
「悠介だよ。おまえとつきあってやってるのは、悠介に近いからだ」
 本音ではないと要は信じているが、しおんはそこまで言う。「俺」だけでもやめさせたいのに、彼女は誰のことでも「おまえ」と呼ぶ。目上の人にもなんの頓着もないので要ははらはらするが、俺に対するしおんの言葉遣いは、ま、いっか、いちいち言ってもキリがないもんな、と諦めていた。
 
 
 実は秀ほどには、要は司に嫌悪感を抱いてはいない。秀が怒るので同調しているが、勘当するほどでもなくて、裏切者の兄貴は大嫌いだ、程度でいいのではないかと思っている。
 なのだから、グラブダブドリブには興味がある。ロックだって嫌いじゃない。秀は司以上の頑固者なのかもしれなくて、ロックも嫌っている。音楽そのものを嫌いだと秀が言うのは、司がロックに走ったからにちがいない。
 近頃はグラブダブドリブは大人気だから、一介の警察官ごときではライヴチケットは手に入らない。しおんのために買ってやることもできなくて、役立たず、無能呼ばわりされている。
 司以外のメンバーとは親しくしてもらっているのだから、頼めば手配してくれるのだろうが、頼みたくないのは要も頑固者だからなのだろう。俺たちは似てるから、ちょっと歯車が狂うと勘当のなんのって騒ぎになったんだろうな、と要は思う。
 仕事なのだから誰にも文句はつけられない。要は今夜は巡査の制服でライヴハウスの警備に当たっている。すげぇ人気だな、ものすげぇ歓声だな、と感心して、ファンたちとステージに交互に注目していた。
「あれ? 楽屋のほうには行かなくていいんじゃないですか」
 近隣の署から応援が来ているので、顔を知らない巡査もいる。要は見覚えのない巡査に声をかけた。
「俺たちは客席の警備担当ですよ。そっちはライヴハウスが雇ったガードマンの担当でしょ」
「あ、ああ」
「えーっと、どちらの署の方ですか」
「どこだっていいでしょ」
 やや小柄で小太りの若い男だ。顔を背けて立ち去ろうとする彼を要は呼び止めた。
「お名前は? 手帳は持ってますよね? ちょっと拝見」
「いや、手帳は……なんだよ、疑うのか」
「疑うのも我々の仕事ですよ。こちらへ」
「離せよ」
 手帳が見せられないということは、胡乱な奴なのだ。要は男を引っ張って裏口から外に出た。
「偽物? 痴漢でもしたかった?」
「失礼な」
「ここには若い女性がいーっぱいいるもんな。警備をしてるふりをして客席に入っていって、女性に多少身体が触れても許されるとでも思った?」
「そんなこと、してねえよ」
「じゃあ、スリとかかっぱらいとか?」
「そんなこともしてねぇよ」
「偽警官だとは認めるんですね。署で続きを伺いましょうか」
「俺はなんにもしてねぇよっ!!」
 どうした? と言いながら、ふたりの警官が近づいてきた。このふたりは要の同僚だ。要はふたりに偽警官を引き渡し、警備に戻っていった。
「俺はなんにもしてないって。ただ……」
「ただ? 話は交番で聞きますよ。ご同行願います」
「さ、行きましょうか」
「俺はグラブダブドリブの……」
 制服を身に着けていると、他人には認識できにくいのかもしれない。警察官ではあったけど、背格好も顔も
覚えていない。警官は警官でしかない。通常、人はそう思う。
 そこにつけこんで彼は制服を手に入れ、人ごみに紛れ込んだ。グラブダブドリブの楽屋を見てみたかったんだ、俺はグラブダブドリブのファンなんだ、と言っていたが、実際はなにがしたかったのか。それだけのことならば説諭で釈放されるかもしれない。
「ああ、いなくなっちまってる」
 変わらず大盛り上がりの客席に戻った。
 ファンたちはなにごとが起きたのか知らないようで、ステージは滞りなく続いている。気になっていた白人女性の姿は消えていて、要もその後は雑事に忙殺されて彼女のことは忘れてしまった。


3・ミズキ

「ねぇ、今の警察、誰かに似てなかった?」
「警察? 警察の顔なんか見てねえよ」
「誰かに似てる……そだ、あそこにいるベーシストに似てるんだよ」
「沢崎さんに?」
 うしろのほうで立ってグラブダブドリブの音を聴いていたミズキは、ふたりで外に出ていった警官のうちのひとりに注目していた。ひとりは小太りのおたくタイプ、ひとりは長身筋肉質のかっこいい男で、お、なかなかいいな、と思ったせいもあった。
「ミズキ、グラブダブドリブのチケットが買えたんだ。行かないか?」
 昼間はミズキもライヴハウスで仕事をしていた。対外的にはミズキとしか名乗っていないので、中根瑞樹という本名を知らない者もいるが、ミズキはロックバンド、エターナルスノウのヴォーカリストである。
 小学生のときに母が亡くなり、父がひとり娘のミズキをもてあまして、親戚に泣きついた。ミズキを引き取ってくれたのは父の伯父夫婦。ミズキから見れば大伯父夫婦にあたる老夫婦には、ひとり息子がいたそうだが、彼は早逝してしまっていた。
 会社を経営していた大伯父はどうしても血縁者に跡を継がせたくて、手を尽くして調べた。調べによって判明したのが、息子、中根皓一の隠し子だったのだ。
 隠し子、悠介はフィリピンにいて、母親と暮らしていた。つまり、悠介は中根皓一がフィリピンに赴任していたときの現地妻との間にできた子。その悠介を誘拐同然に父の国に連れてきて、大伯父の後継者になるべく育てたらしい。
 が、悠介は反逆して家出してしまう。後継者のあてがなくなって困っていた大伯父夫婦は、悠介のかわりにミズキを引き取ったのだった。
「悠介さんってあたしのお兄ちゃんなんだ」
 子どものころのミズキはそう信じていた。
 しかし、冷静に考えればちがっていた。中根皓一は悠介が母の胎内にいたときに亡くなっていて、悠介の母もまた、彼が小学生になったころには亡くなっている。ミズキと悠介には十以上の年齢差があるのだから、兄妹だとはあり得ない。
 計算が合わないのは承知の上で、それでもミズキは悠介を兄だと思いたがった。
 大伯父の会社を継ぐのではなく、あたしはお兄ちゃんの跡を継ぐ。そう決めて、ミズキも悠介と同じ道をたどった。ロック好きになり、家出をし、ロックバンドのメンバーとしてプロになった。エターナルスノウがデビューできたのにはグラブダブドリブの息がかかっているようだが、それだけは絶対に口外しない。
 なのだから、ミズキが中根悠介と血のつながりがあると知らない者も多々いる。グラブダブドリブのライヴに誘ってくれたコータも知らないはずだ。
 実の兄ではないのならば彼女にしてほしい、悠介はミズキのそんな願いをかなえてくれない。それならばお兄ちゃんだと思っているからいいの。男はいくらでもいるんだから、その気になったら寝てあげる。二十歳になったミズキはそんな主義になった。
 新人シンガーソングライター、コータの父親は俳優であるらしい。誰なのかを本人は言いたがらないが、噂が流れている。そうでもなければコータは歌手にはなれなかっただろう。
「はー、よかったな。レベルがちがうよね」
 アンコールも三回やってライヴが終わり、出ていく客たちに続いてミズキとコータも外に出た。警官は数名いるが、さきほど気になった彼は確認できなかった。
「メシ行く?」
「そうだなぁ。お酒、飲みたいかな」
「酒もいいね。飲めて食える店にいこうか。俺、あんまり金がないんだけど……チケットはただだったんだからさ……」
「居酒屋に行ったらおごれって? はっきりしてるんだね」
 年齢は同じくらいか。人の流れは駅を目指しているので、ミズキとコータも流れのままに歩いていた。
「あたしのほうが稼ぎは多いだろうな。コータはまだ新人だし」
「そのうちには俺もミズキにおごってやれるようになるから、出世払いっての?」
「そのうちには、ね」
 ふたりで飲んで食べて、そのあとはミズキの部屋に来るつもりだろうか。金がないと言っているのだから、ホテルに行くとしたらミズキが払うのか。
 金を払ってやったら都合のいい女になってしまうのか。コータが人気者になったら、ミズキとは別れるのがなりゆきかもしれない。彼がスターになれたとしたら、軽い女のミズキとなんかつきあってられないよ、遊びだったんだ、と笑って、身持ちの堅い女とでも結婚するのかもしれない。
 それならそれでもいいけどさ、あたしも最初は寝てもいいつもりだったけど、なんだかむしゃくしゃしてきたな、あたしが金を出すのがいやなわけじゃない、都合のいい女だっていい。だけど……ミズキは質問してみた。
「そろそろ言ってもいいんじゃないの、コータの親って誰?」
「誰だっていいだろ」
「コータは顔も声もいいんだから、アナウンサーって手もあったんじゃない?」
「なんでアナウンサーなんだよ」
「だって、アナウンサーってのはテレビ局に所属するわけでしょ。サラリーマンなんだし、コータは有名人の息子なんだから、へぼくても仕事はもらえるじゃん」
 歌が上手なのにアナウンサーになった、大物俳優の娘がいる。彼女が歌手にはなろうとしなかったのは、こんな理由かと仲間たちと話したことがあった。
「だけど歌手は、なにがどうなったって売れないときは売れないもんね。仕事がないまんまだって可能性もあるんだよ」
「俺は……」
「売れるって自信がある? 親父だか母ちゃんだかがバックについてるから?」
 くちびるを噛みしめて、コータがミズキを見返した。
 こんな意地悪を言うのは、あたしもあんたと似た立場だからだよ。エターナルスノウはまあまあ売れてるけど、グラブダブドリブの七光りだって評判がつきまとうのがいやで、あたしは本当のことを言わない。中途半端に言ってるあんたを見ていると苛々してくるんだから。
「なにがどうあったって、あんたの親が手を回したって、絶対に売れないってことも……」
 周囲には通行人がいる。たまたま見ていたらしき知らない女が小さく悲鳴を上げ、彼女の連れの男がコータをまじまじと見た。他の通行人にも立ち止まっている者もいた。
「気にしないで。ただの口喧嘩だから」
 咄嗟によけたのだが、コータの平手がミズキの頬をかすめて爪がくちびるにひっかかって痛んでいた。ミズキは通行人に向かってのつもりで言い、コータは青ざめた顔で言った。
「……おまえが……」
「あたしは口で好き放題言ったんだから、これぐらいいいよ」 
 短気な奴なのか、やってしまってバツが悪くなったのか、回りに注目されているせいもあったようで、コータはミズキを置いて小走りで行ってしまった。ミズキもややあって歩き出した。
「お兄ちゃん、男の子がミズキをぶったの」
 すこしは痛いけれど、泣くほどでもない。あれだけ言われてコータが怒ったのも当然で、恨む気もない。なのに、小さい子どもみたいに悠介に言いつけたくなっていた。
「おまえの口が過ぎるからだろ。どっちも悪いんだ」
「だけど、ぶたれたよ。痛いよ」
「よしよし、ここか」
 そんなこと、悠介がしてくれるはずもないのに、抱き寄せてくれて頬を撫でてくれる手を想像してしまう。お兄ちゃんとしてあやしてほしい? それとも、男として? どうしてもらいたいのかも判然としないものの、悠介の胸に抱かれて泣く想像はとてつもなく甘美だった。
 

4・ローラ

 小柄で細い美少女をひっぱたいて、駆けていってしまった男の子。彼も小柄なほうではあったが、女の子よりは強そうだ。追いかけていって怒ってやろうかと思ったのだが、いらぬお節介であろうか。悩んでいるうちに男の子の姿は見えなくなり、ローラは女の子のほうに近づいていった。
「泣いてる? 大丈夫?」
「あ、ああ、えっと……」
 なんとなくぼーっとしていた女の子は、大きな目を見開いてローラを見た。
「見た目は黒人っぽいだろうけど、あたしは日本育ちだから日本語は上手よ」
「ほんとに上手だね。うん、ありがとう、大丈夫」
「彼氏? ひどいね」
「彼氏じゃないし、あたしも悪いんだからさ」
 淡い色の口紅を引いたくちびるの端っこに、かすかに血がにじんでいる。ローラが見ているのに気づいたのか、彼女はくちびるを手でぬぐった。
「怪我……」
「怪我ってほどでもないよ。あたし、ミズキっていうの」
「あたしはローラ。グラブダブドリブを聴きにきたの?」
「うん。あなたも?」
 日本人は若く見えるが、すこし話せばミズキは少女でもないように思えた。ローラとは近い年ごろか。男友達とグラブダブドリブのライヴに来て、喧嘩になったのだと笑っていた。
「ごはん食べて帰るつもりだったんだけど、ひとりになっちゃったよ。ローラもひとり?」
「そうなの」
「女の子がひとりでライヴに来るって、よっぽど好きなんだ」
「好きよ」
 好きだから聴きたいのもあるのだが、よその人には言いにくい事情もあった。
 姉がひとり、兄がふたり、の末っ子であるローラ・オーツの父は黒人、母は白人である。四人の子どもを連れて渡日した両親は、横浜でアメリカ料理のレストランを開いた。日本に来たときにはローラは幼かったので英語は得意ではないが、他の五人はバイリンガルといえる。
 末っ子のローラも高校を卒業してからは、家族五人でレストラン経営に携わっている。ただひとり、次兄のボビーだけが別の仕事をしていた。
 グラブダブドリブのキーボード、ボビー・オーツは私の兄さんなの、と言うと、特別視されるのだろうか。ローラは単なるレストランの娘で従業員でもあるのだから、兄がなんであってもなんでもないのだが、奇異な目で見られた経験もあった。
 言うべきなんだろうか、どうしようか、と思っているうちに、ミズキが話をまとめてしまって、ふたりして駅を通りすぎたところにあるレストランに入った。「花水木」。あたしの名前と似てる、と言ってミズキが選んだ店だ。
「半分はカフェなんだ」
「半分は飲み屋でもあるんだよね。ミズキは飲めるの? あたしはけっこう強いよ」
「飲める飲める。あたしもローラも二十歳はすぎてるんだし、女同士で飲もうよ」
「そうね。ミズキって仕事してるの? 学生?」
「……音楽スタジオで働いてるの。ローラは?」
「アメリカ料理の店で働いてるの」
 とりあえず、それだけ話しておいた。
 和風や洋風を取り混ぜてメニュー豊富な料理の中から、冷奴や揚げ物やソーセージなどを頼む。ミズキは焼酎サワー、ローラはビールを注文して乾杯した。
「あ、この豆腐、おいしい」
「……フライドポテトもおいしい」
「ローラ、食べてみ」
「ごめん、あたし、豆腐は嫌いなの。味がないじゃない」
「味はあるよ」
「舌はアメリカ人なのかな。豆腐の味ってわかんないんだよね」
 他愛もない話をしながら飲んで食べる。ミズキ……細く美しい声、細く美しい身体つき、繊細な美貌。近くで見ると彼女のルックスはいっそう、冴え冴えと美しかった。
「音楽スタジオで働いてたりしたら、スカウトなんかもない?」
「なんのスカウト? あたしはちびだから、そういう奴の目になんか留まらないよ。ローラこそ、モデルになれとか言われない?」
「あたしはデブだから、ないない」
「デブじゃないでしょ。グラマーっていうんだよ。胸、大きいね。お尻もおっきいか」
「言わないでよ」
 いいじゃん、グラマーってもてるでしょ、とミズキが笑う。もてなくはないので、ローラも曖昧に笑っておいた。
「女はお尻は小さいほうがかっこいいと思ってるんだけど、男はでかいのが好きなんだよ。ミズキのケツは少年みたいだってよく言われる。通りすがりにさわったり叩いたりして、おまえのケツなんか男みたいなもんなんだから、セクハラにもならないよって言うの」
「誰が?」
「ああ、バイト仲間」 
 どうもミズキもなにか隠している気がする。こうして近くで向き合っていると、このひと、どこかで見たことあるな、とも思えてきていた。
「ローラのお尻をさわったら、カンペキセクハラだよね」
「働いててスケベオヤジにさわられたことだったらあるよ」
「それで、どうしたの?」
「兄が怒って、そのオヤジを追い出してくれた」
「兄さんがいるの?」
「上の兄は一緒に働いてて、下の兄は別の仕事をしてるの」 
 そっか、いいな、とミズキが呟いた意味は、ローラにはわからなかった。
「グラブダブドリブのライヴ、よかったね」
「うん、とってもよかった」
「特にギターがよかったなぁ」
「キーボードもよかったよ。ねぇ、ミズキって……」
「ん?」
 あなたもロックやってない? どこかのバンドにいるんじゃない? 質問してみたい気はあったのだが、どっちでもいいじゃないの、と思い直す。
 ゆきずりの女同士でこうして飲んで話すなんて、そうそうあることではない。どこの誰だか知らない同士の女同士、そんな関係も楽しいではないか。 


5・カール

 駅前には若い男女が大勢行きかっている。その流れの中、カール・バスターのかたわらを歩いている、武藤正志が言った。
「先生の弟に会えないの?」
「どうしてそこに私の弟が出てくるのかな」
「先生、知らないの?」
「知らないの、とは?」
「この若い奴ら、グラブダブドリブのライヴの帰りだよ。僕は知ってるもん」
「ああ、そうなのか」
 そうと知ったからといって、生徒を弟に紹介するつもりはない。第一、弟のドルフはライヴ終了後でも忙しいだろう。
 父の仕事の関係で日本にやってきて、家族そろって日本に住み着いた。カールは体育大学を卒業して高校教師になり、弟のドルフも体育大を出たものの、なぜだかドラマーなんてものになってしまった。ドラム? そんなものが職業になるのか? と両親は不安がっていたが、反対はしなかった。
 今では離れて暮らしている、長男も次男もきちんと自立しているので、両親も心配はしていないようだ。ふたりともまだ結婚しないのかね? とは言うが。
 雑用もすませた今日の放課後、帰ろうかと思っていたら校長に呼び出された。カールが受け持っている生徒が補導されたので引き取りにいってほしいと言われたのだ。本日は高校をさぼっていた武藤正志が繁華街で喫煙していて、よその学校の補導教師たちに咎められたらしい。
 素直に詫びればいいものを反抗したものだから、正志は補導担当者たちが勤務する高校に連れていかれた。説教されてふてくされていた正志が、ようやく高校名を口にしたらしい。こうなると担任のカールが引き取りにいくしかない。
 その高校に出向き、謝罪し、正志を連れて帰路につく。正志はほとんど口をきかずにむっつり歩いていたのだが、口を開くとこんなセリフだった。
「私の弟と今回の一件に、関わりがあるのか」
「別にないけどさ、俺、芸能界に入りたいんだよ」
「……弟は言ってるよ」
 いきなり言われたのだが、前例があるので反応できた。
 日本ロック界ってのは芸能界とはきわめて近い。お子ちゃまアイドルバンドとロックバンドの境界線もあやふやな場合もある。だが、グラブダブドリブは芸能人ではない、アーティストでもない。ロックバンドだ。俺たちはバンドマンだ、ミュージシャンだ。
 弟が言っていた通りに話せば、正志は納得するのだろうか。それがどうしたんだよ? それでも芸能人だろ、紹介してよ、と食い下がるだろうか。
「うちの高校からアイドルになった生徒はいるけどね」
「そんなの、いるの?」
「HOMAREっていうアイドルグループ、知らないかな?」
「さあ?」
 アイドルの世界についてはカールは詳しくないが、浮沈が激しいとは聞いている。一時は人気もあったはずのHOMAREはとうに、いわゆる「消えてしまった」アイドルグループのくくりに入っていた。
 さほどに荒れた高校ではないが、カールの学校にも道をそれていく生徒はいる。遠藤平馬もそのひとりで、些細な失敗から高校を中退してしまった。彼は別の道を歩き、アイドルになった。HOMARE、遠藤ヘイマ、木村シンヤ、いっときは頻繁にテレビに出ていた名前だが、今どきの高校生は知らないのか。
「きみは芸能界に入りたい。高校はいやになったってわけか」
「高校なんてつまんねえよ。俺、顔はいいでしょ」
「いいんだろうな」
「この顔が売れるんだったらなんだってするよ」
「学校をさぼって、その、なんだってする、をやってたわけ?」
「うーん……」
 考え込んでから顔を上げて、正志は言った。
「先生に言ったって意味ないじゃん。だから、ドルフに会わせてよ」
「ドルフに会っても意味はないと思うよ」
 はっきりとはドルフは言わないが、アイドルになってからの平馬とドルフには触れ合いがあったようだ。
「兄貴の教え子がアイドルになったんだって?」
「遠藤か。そうらしいな。あいつも生きる道を見つけてよかったじゃないか。ドルフ、会ったのか?」
「まあ、近い業界だからさ」
 それだけの会話はカールの記憶には残っていて、後にも尋ねてみた。
「遠藤ヘイマの話、おまえはなにか聞いたか」
「知らないよ。
「アイドルなんてのは上手に転身できたらともかく、そうじゃないのは消えていくだけなのかな」
「ってのかさ、消えたと思ってるのは無関係な奴らで、本人は消えちゃいないんだよ」
「そりゃあそうだな」
 いつだってドルフは他人のことは詳しく話さないが、近い業界だというだけに、なにかしら知っているのかもしれなかった。
「先生、腹減ったよ」
「おうちでお母さんが食事を作ってくれてるんじゃないのか」
 夜でもないのだから、正志の家には連絡していなかった。
「母ちゃんは不倫してるから、今夜も遅くまでそいつとホテルだよ。父ちゃんも不倫してる。こういうのもダブル不倫だよな」
「……」
「嘘だよ。あんなデブばばあやハゲ親父が不倫なんかできるわけないじゃん」
 げたげた笑う正志を促して、「花水木」という名のレストランに入った。半分に仕切られているむこうは酒と料理のコーナーで、こっちはスイーツとカフェのコーナーになっていた。
「不倫なんかはしてないけど、父ちゃんも母ちゃんも夜は遅いんだ。夕食は弁当を買うことが多いんだよ。ケーキなんかよりもハンバーグ、食べていい?」
「ああ、いいよ」
 カフェコーナーでもこの時刻なら料理がオーダーできる。正志が食べたがったので、カールもピラフでつきあうことにした。
「親にほったらかされて不良になるほどガキじゃないからね」
「わかったよ。だけど、近頃って煙草はかっこ悪いんだろ」
「かっこ悪いかなぁ。グラブダブドリブはみんな吸ってるじゃん」
「彼らは背徳的、不道徳的、非健康的ロッカーだからね」
 大人は喫煙を悪いことだと考えるようになり、むしろそれで子どもは喫煙してみたいと思う。人間なんてそんなものなのかもしれない。
「カール先生をはじめて見たときには、英語の先生だと思ったよ」
「私は身体は大きいけど、体育教師には見えなかった?」
「外人ったら英語だと思うもんね」
 あんたに芸能界の話をしてもしようがない、という意味なのか、正志は世間話のような会話をはじめた。そんな態度がカールにはかたくなに映る。しかし、芸能界なんてろくなことはないよ、というほうへ持っていくのもうまくいかなくて、話を合わせていた。
「先生、おごってくれるの」
「大人だからね、割り勘ってのも変だろ」
「コンビニ弁当よりはうまかったよ。ごちそうさま」
「どう致しまして」
 当たり障りのない話をして食事を終え、レジをすませて外に出ると、すぐあとから若い女性のふたり連れも出てきた。
「じゃあね、ローラ、ボビーによろしく」
「……知ってたの?」
「知らなかったけど途中で気づいたよ。似てるんだもん」
「そっか……」
 ローラと呼ばれたのは黒い肌をした大柄な美人で、もうひとりは日本人の小柄な美人だった。ふたりは手を振り合って別々の方向へと歩み去っていく。
 ボビー? ボビー・オーツか? カールはローラの顔をよくは見なかったが、ボビー・オーツにはよく似た妹がいるとは聞いたことがあった。この近くでグラブダブドリブのライヴがあったそうなのだから、ボビーの妹が来ていてもおかしくはないだろう。
 だからって、それがどうした? でもある。
 当面のカールの最優先事は、この少年に高校をやめさせないこと。卒業させれば高校教師の役目は終了なのだから、そこまでは任務を遂行せねばならない。そのための策を練るほうへと、カールは頭を切り替えた。
 
END



 

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うお~!! ニアミス!! 
↑大興奮にお許しぅをぉ~~!!
と、数日前に悶えまくり、コメをしに戻ってまいりました。

まるで映画の流しを見ているような場面の展開です。
一人一人に全くのオリジナルストーリーがあって、
それが、グラブダブドリブを通してつながる。

それは登場人物たちが見るつながりではなく、
読者が見て理解するつながり。
見せられて魅せられました。素晴らしいてす。
是非映像にしていただきたい。

人は幾千万もの出会いと別れを繰り返すものですが、
こういう出会いと別れの切抜きって、実はとっても感動的です。
こんなお話が描けるあかねさんは本当に凄い!

けいさんへ

偶然がよくもこれだけ重なったな、とかいうストーリィですが、いやいや、身に余るお言葉をいただきまして、嬉し恥ずかし……恐縮です。

ジェイミーの姉、司の弟、悠介のいとこ、じゃなくてはとこか。それから、ボビーの妹、ドルフの兄。
こういうきょうだいがいるというのは、グラブダブドリブを書きはじめたころから設定していたのですが、ふっと、きょうだい視点でグラブダブドリブを書きたいと思ったのです。

フォレストシンガーズにもきょうだい視点のストーリィがありますので、同じでは芸がないしってことで、ライヴハウスに居合わせた、外に出たらまた居合わせた彼や彼女というふうになりました。

映像……いいですねぇ。実写だとグラブダブドリブの五人を演じられる役者さん、いないだろうし、特に悠介は無理でしょうし。っていうのも、彼ら、ルックスが極上なもので。
となると、アニメだったらいいですねぇ。演奏は適当にお茶を濁して。

グラブダブドリブかフォレストシンガーズがドラマやアニメになったらいいなぁ、って夢を見ています。
実現は100パーセントないでしょうけど、けいさんにそう言っていただいてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
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