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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 29「バッドエンド」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.01. ~  執筆
しりとり小説29「バッドエンド」 なじみのロック雑誌から届いたアンケートは、年末恒例企画、「あなたが選ぶ本年度のベストアルバム」である。 それはいいのだが、今年の差出人の名前を見て、徳間はぎょっとした。編集部・長崎有香とある。この長崎とはあの長崎か。当人だとしても別人だとしても、インパクトの強すぎる名前に心臓がどきどきしてきた。  あれは徳間が大学に入学して間もない時期。ロック関係のサークルに入部し...

 29「バッドエンド」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説319(My lost love) 

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【 作品のご案内 】        2012.09.04. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ319「My lost love」1・繁之 本橋真次郎、美江子夫婦のマンションに集まって、フォレストシンガーズの五人に、ヒデも入れて七人で、酒を飲んだり食ったり喋ったりしている。 学生時代には本橋さんは親元から通学していて、独立したのは大学四年の夏休みだ。あのころは俺は本橋さんとはさほどに親しくなかったから、あとから聞いたところによると、俺は就職はしないで歌手になるんだ、と両親に告げ...

 小説319(My lost love) 』 より   »» 続きを読む 

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  お遊び篇  

 異性の友人質問コーナー(美江子&真次郎) 

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【 作品のご案内 】        2012.09.05. ~  執筆
イラスト:Albyさん異性の友達がいる人向けの100の質問ニックネームミエ(山田美江子 やまだ・みえこ)シン(本橋真次郎 もとはし・しんじろう)Q1 あなたは女?男?ミエ「女です」シン「男に決まってるだろうが」Q2 何歳?ミエ「19歳です」シン「大学二年、19です」Q3 男女の友情ってアリだよね?ミエ「アリですね」シン「アリだと思うよ」Q4 異性で一番仲良い友達とはどのくらいの付き合い?ミエ「本橋くんや乾くんとは一年ほど...

 異性の友人質問コーナー(美江子&真次郎) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」20  

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【 作品のご案内 】        2012.09.07. ~  執筆
「We are joker」20 あいつらのようにややこしいのと、俺みたいになんにもなくてさっぱりしすぎなのと、どっちがいいんだろうと尚は思う。 先日、伸也は恵似子に告白してしまったのだそうだ。もののはずみで、告白ってのは男がするもんだ、と言ってしまったのだそうで、なにがどうしてそうなったのかは、尚にはよくわからない。それならばそれでいいから観念してつきあえばいいのに、伸也はぶちぶち言っていた。「俺のタイプじゃ...

 「We are joker」20  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 30「どの子がほしい」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.08. ~  執筆
しりとり小説30「どの子がほしい」 庭に出したデッキチェアに腰かけて、ほーほー息を吐いていた姉の奈々が言った。「セイなんかいいよねぇ」「なにがいいの?」「なんの悩みもなくて、恋もまだしたことがなくて……」「僕、彼女いるよ」「なにぃーっ?!」 そんなにびっくりしなくてもいいでしょ、と清七朗が言いたくなるほどにびっくり顔をした奈々は、真剣に問い質した。「どこまで進んでるの?」「進んでるって?」「あ、ううん、...

 30「どの子がほしい」 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり5「お告げ」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.09. ~  執筆
キャラクターしりとり5「お告げ」  深夜の函館、一本木関門跡。 現在ではここは、「土方歳三最期の地」ということで観光スポットのようになっている。 関門と石碑が建ち、幕末や箱館戦争や新選組や土方歳三のファンが花を手向け、供物なども置かれている。 明治二年五月十一日、土方歳三は旧幕府反乱軍の将のひとりとして、五稜郭から討って出た。騎乗のひととなった歳三は、箱館は一本木関門付近で、薩摩、土佐、長州の連合...

 キャラしりとり5「お告げ」 』 より   »» 続きを読む 

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  企画もの  

 5000HIT御礼(フォレストシンガーズのはじまり) 

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【 作品のご案内 】        2012.09.10. ~  執筆
2008年3月、著者の頭の中で、小柄な男の子がものすごーく高い声で喋ったのです。「俺、木村章。前におばさんが小説に登場させただろ。チカの仲間のアキラだったよね。あいつとはちょっとちがう章なんだけど、昔はロックバンドでヴォーカルやってて、今はフォレストシンガーズってヴォーカルグループにいるんだ。俺のこと、書かない?」「書きたいな。詳しく話して」著者と木村章が脳内会話をかわした結果、フォレストシンガーズス...

 5000HIT御礼(フォレストシンガーズのはじまり) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「雪の降る森」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.13. ~  執筆
フォレストシンガーズ「雪の降る森」 この単語には過剰反応してしまう。ユキ、ゆき、雪。 人名にだって店や商品の名前にだって、自然現象にだって日常会話にだって出てくる単語なのに、俺はあいつの毒素が身体の奥深くに蓄積していて、条件反射的に「ゆき」に反応するのだろう。ああ、いやだいやだ、と思いつつも、「ゆき」に関係のあるサイト名だからこそ開いた。 フォレストシンガーズの名前で検索してヒットしたのだから、我...

 フォレストシンガーズ「雪の降る森」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」21  

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【 作品のご案内 】        2012.09.14. ~  執筆
「We are joker」21 二十一歳、高校を卒業してからだと二年半ほどになる。浪人やフリーターや会社員もいるだろうが、大半は大学生か専門学校生だろう。 名簿のまんまの住所で暮らしている者だってなかなかつかまらない。転居先不明の者もいる。引っ越した友達がいたら教えて、と頼んでみても、警戒して教えてくれないもと同級生もいる。個人情報保護法の時代は厄介でもあるのだ。 ジョーカーの三人は、誰かひとりに連絡が取れれ...

 「We are joker」21  』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説322(三つ児の魂) 

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【 作品のご案内 】        2012.09.15. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ322「三つ児の魂」1 親しいひともまだいないので、浜野みゆきは昼休みになるとただひとり、職場近くのレストランに出かけていった。「あれ? 失敗したかな」 オフィス街で軽い食事を出すレストランなのだから、この時間には満員なのが普通だろう。なのに店内には客はまばらで、おいしくないからなのかと思いながらも、出ていきづらくてテーブルについた。「あら、浜野さん?」「は、はい、そうで...

 小説322(三つ児の魂) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ  

 野良猫ストーリィ「オス猫サブ」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.19. ~  執筆
野良にゃんこたちのストーリィがシリーズ化してきました。あ、これ、思い切り擬人化、してます。すみません。「オス猫サブ」 人間のおばあちゃんと暮らしていたころ、タマはこんな会話を聞いた。「この猫、おばあちゃんちの子? 女の子、男の子?」「うちのタマは三毛猫でしょ。三毛猫は女の子に決まってるのよ」「どうして?」 質問していたのは小さな人間の女の子で、どうしてって言われてもねぇ、とおばあちゃんは困っていた...

 野良猫ストーリィ「オス猫サブ」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・ジェイミー「プルシアンブルー」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.21. ~  執筆
フォレストシンガーズショートストーリィ7つ、というのがあります。フォレストシンガーズストーリィ1-第一話「はじまり」私にとっては同じくらいに愛着のあるグラブダブドリブも、6つのショートストーリィにしました。第一話・司「雪の朝」第二話・ジェイミー「プルシアンブルー」第三話・ドルフ「少年」第四話・ボビー「Coin toss」第五話・悠介「個人教授」第六話・真柴豪(グラブダブドリブのプロデューサーです) 「りばいばる」...

 グラブダブドリブ・ジェイミー「プルシアンブルー」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 31「いい加減にしろ」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.22. ~  執筆
しりとり小説31「いい加減にしろ」 入学式で隣同士にすわったからという、安易な理由である。友達になるきっかけなんてものはその程度で、圭一と宏人は親しくなった。「圭一、一緒に帰ろう」「うん、帰ろう」 クラブ活動もしていないし、帰る方向も同じなので、ふたりはたいていは授業が終わると連れ立って家路をたどる。 どちらかがとりとめもないお喋りをして、どちらかは聞き役だったり、ふたりともに喋りまくっていたり、時...

 31「いい加減にしろ」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説323(片想い) 

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【 作品のご案内 】        2012.09.26. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ323「片想い」1・牧子 お金がないから、海外から来日したロックバンドのライヴには行けない。洋モノロックよりは日本のミュージシャンのライヴのほうがチケットは安いけど、興味がないから行く気がしない。 本橋美江子さんと知り合うまでの私は、節約倹約でCDも買わず、音楽はラジオか、祖父の形見の古いレコードを聴くばかりで、新しいバンドやシンガーを知らなかった。美江子さんが教えてくれた...

 小説323(片想い) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 32「ろまんす」 

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【 作品のご案内 】        2012.09.27. ~  執筆
しりとり小説32「ろまんす」 こうしてライヴなんか見ていても、彼の心までは見えない。彼はあのころと変わったのだろうか。「久美子、おまえを抱きたいんだ。避妊はちゃんとするよ」 そう言って、結局は久美子の初体験の相手となった高校生の徳永渉は、セクシーな声で女心をとろかせるような歌を歌うシンガーになった。 むろん彼は、ライヴの観客の中に久美子がいるとは気づいてもいないだろう。当然なのだから、久美子としても...

 32「ろまんす」 』 より   »» 続きを読む 

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  番外編  

 番外編95(You may dream) 

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【 作品のご案内 】        2012.09.28. ~  執筆
番外編95「You may dream」1・まりあ 先人だか賢者だかの言葉に「恋はおおいなる勘違い、錯覚、一過性の病気」などというものがあったはずだ。私もどこかで読んだ。 新聞記者か大手出版社の編集者を志望していたのに、どうにかもぐり込めたのは、出版社の下請けプロダクション。しかも私は正社員ですらなく、使い走りのアルバイトだった。腐っていたある日、光明がさしてきたのは、正社員のインフルエンザ。 正社員の代理という...

 番外編95(You may dream) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」22  

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【 作品のご案内 】        2012.09.29. ~  執筆
「We are joker」22 暗い赤の地に緑や茶色の花柄のスカート、どうしてきみはそんなカーテンみたいな柄が好きなんだ? と伸也は尋ねたいのだが、女の子にそんな言い方はできない。 スカートがプリント柄ならば無地を合わせればいいのに、ジャケットは茶系のチェックで、セーターの胸にも編み込み模様が入っている。恵似子はよほど柄ものが好きなのか。デートなのだから、彼女なりのおしゃれのつもりなのだろう。「……同窓会がある...

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  別小説  

 「ラクトとライタ」第二話  

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【 作品のご案内 】        2012.10.01. ~  執筆
「Lightning・第二話」1・楽人 放課後、帰り支度をしていたら、クラスメイトの女の子が小声で僕を呼んだ。岩沢くん、ちょっと、と言われて、僕はカバンを持って彼女について教室から出ていった。「あのね、もうじき中学校、卒業でしょ」「うん、そうだね」「岩沢くんって彼女、いないよね」「いないよ」「そしたら私と……」「えっ???」 一瞬、なにを言われているのかわからなかった。その次の瞬間には、え? 嘘、その気分が大き...

 「ラクトとライタ」第二話  』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」23  

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【 作品のご案内 】        2012.10.02. ~  執筆
「We are joker」23 パパとママにお土産を買っていってあげよう。殿村香苗は途中下車して、西谷恵似子がアルバイトしている店に足を向けた。「あ?」 ケーキショップの近くで立ちすくんでいるのは、当の恵似子だ。香苗に気づいて立ち止まってしまったのだろう。彼女のすこし前を歩いていた小柄な男が振り向いて言った。「恵似子ちゃん、どうかした?」「あの……そこに……」「そこ?」「こんばんは。デート?」「香苗ちゃん」 ふた...

 「We are joker」23  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ  

 新選組「あの日の約束」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.03. ~  執筆
 書くのが好きなジャンル、読むのが好きなジャンル。 両方とも好きなのは「新選組」です。このストーリィは新選組同人誌に掲載してもらったものですので、説明不足の点もあるかと思われます。ご質問がありましたらどんどんコメント下さいね。 なお、この小説は純然たるフィクションです。「あの日の約束」 剣術の腕前には自信があるつもりだった。少なくとも新選組に入隊するまでは。 下っ端も下っ端、隊士の中ではいちばんの...

 新選組「あの日の約束」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 33「スペシャルレディ」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.04. ~  執筆
しりとり小説33「スペシャルレディ」 ぐったり気分で自宅に帰ると、房子は妹の麻子に向かって訴えた。「なんであのひと、あんなにカンペキなんだろ」「いやなことでもあった?」「いやなことはないのよ」 新入社員の房子を指導すると決まった先輩社員、木島、三十歳くらいであろう彼女は、とても美しい女性だ。 一流大学を出てこの会社に就職してから六、七年目か。女性社員だって第一線に登用する会社なのだから、房子だってそ...

 33「スペシャルレディ」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「雪の降る森-another」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.05. ~  執筆
フォレストシンガーズ「雪の降る森     ---another」 真夜中にラジオをつけたら、大好きな大好きなひとの声が聞こえてきた。「秋の夜長の楽しみは、読書ですよね」「いいえ、音楽です」 ひとりは大好きなひと、ひとりは興味のないひと。ふたりともに大好きなひとだったらよかったのになぁ。ううん、それよりも読書だと言っているほうのひとと、私がお喋りしているんだったらいいのにな。たちまち、私は空想の世界へ旅立って...

 フォレストシンガーズ「雪の降る森-another」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・ドルフ「少年」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.06. ~  執筆
フォレストシンガーズショートストーリィ7つ、というのがあります。フォレストシンガーズストーリィ1-第一話「はじまり」私にとっては同じくらいに愛着のあるグラブダブドリブも、6つのショートストーリィにしました。第一話・司「雪の朝」第二話・ジェイミー「プルシアンブルー」第三話・ドルフ「少年」第四話・ボビー「Coin toss」第五話・悠介「個人教授」第六話・真柴豪(グラブダブドリブのプロデューサーです) 「りばいばる」...

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  別小説  

 「ラクトとライタ」第三話  

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【 作品のご案内 】        2012.10.08. ~  執筆
「Lightning・第三話」1・楽人 初体験は緊張するもので、僕の身体は強張って、声は上ずっていた。「いいんです。僕はみんなの足手まといになるんだから、置いていってくれればいいんですよ」「療養すればよくなるさ。俺は北へ行くつもりだけど、おまえが達者になったら迎えにきてやるから」「おためごかしはやめて下さい」「そんなんじゃねえよ」「そんなでしょ? ねぇ……楽しかったですよね。僕はあなたが好きでしたよ。好きだっ...

 「ラクトとライタ」第三話  』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説324(人の縁とは) 

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【 作品のご案内 】        2012.10.09. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ324「人の縁とは」1 ネットには疎いだなんて言っていると、時代に置いていかれそうだ。時の流れについていけないよ、と嘆いていたヒデだってブログをやっているのに。 疎いとはいってもメールだってやるし、インターネットを見たりはするのだが、ややこしいことになるとお手上げで、面倒になってくる。ブログってものにしても、知らない人間の日記を見るのは覗き趣味みたいだ。 文章を書くのは苦...

 小説324(人の縁とは) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」24  

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【 作品のご案内 】        2012.10.10. ~  執筆
「We are joker」24 毎日のようにケーキに触れていても、やっぱり好きだ。恵似子がアルバイトしている店のケーキはリーズナブルで美味だと評判もよくて、人気がある。香苗が恵似子のために選んでくれたチョコレートケーキは、恵似子の好物でもあった。 なのに、なんだかおいしくない。香苗ちゃんと武井さん、楽しそうだな、私なんかいないほうがいいのかな……つい、そう思ってしまうと食欲が失せる。「えっとね、私、帰ろうかな」...

 「We are joker」24  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 34「ディドリーム」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.11. ~  執筆
しりとり小説34「ディドリーム」 妊娠中の妻が、今日も鼻歌まじりで生まれてくる子供の名前を考えている。太一は妻が広げているノートを覗き込んだ。 歌、乳、月、苺、童話、小鹿、検索、技能、混合酒、などなどの漢字が綴ってあった。「太一、コアラって漢字でどう書くの?」「……さあ?」「パンダは?」「ええと……インターネットで調べてみたら?」 しかし、コアラやパンダって、子供の名前を考えているのになぜ、そんな漢字が...

 34「ディドリーム」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説325(Rollin' Merry Go Round) 

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【 作品のご案内 】        2012.10.13. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ325「Rollin' Merry Go Round」1 どれだけインターネットが発展しても、どれほど他メディアが押し寄せてきても、テレビには決してかなわないと言う。 たしかにそうだろうと、テレビにはほとんど出ないバンドマンは思うわけで。 人気のあるお笑いやアイドルや司会者やバラエティタレントや俳優は、テレビに出るから顔を知られている。「レイラ」のCDはけっこう売れるし、ライヴにだってお客は入る...

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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「雪の降る森-other of another」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.14. ~  執筆
フォレストシンガーズ「雪の降る森   ---other of another」 URLなんてものは忘れてしまったと、章は言う。ネットの履歴にも残していないと言う。 閲覧したサイトの履歴を残していないとは、他人に見られたら困るからか? 変態チックな動画でも見てるんじゃないの? それはいいとして、そうなると探さなければならない。章だって「フォレストシンガーズ」で検索をかけて発見したらしいのだから、俺にだってできる。 そのつ...

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり6「時には猫のように」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.15. ~  執筆
キャラクターしりとり6「時には猫のように」 キャプテンは在学中に舞台に出演したり、CMに出演したりしていた駆け出し役者。同級生には在学中にロックバンドのキーボードとして華々しくデビューして、あっという間に解散してプロデューサーになった奴もいる。剣道の片手間なのか、剣道が片手間なのか、ロックバンドのベーシストもいた。 要するに俺の大学の剣道部には、変わった男が多かったわけだ。「恭一郎さんは変わってなか...

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  グラブダブドリブ  

 グラブダブドリブ「SAYONARA」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.17. ~  執筆
グラブダブドリブ「SAYONARA」1・悠介 その年で初恋? はじめて女の子とつきあうの? 嘘だよぉ、と言われそうで、悠介はごくシンプルに、菜摘に想いのたけを打ち明けた。「好きだ。つきあってくれ」「……私と?」「そうだよ」 びっくりしたような顔をしていたものの、菜摘は笑み崩れ、悠介の手を取って、うん、いいよ、つきあおうよ、と言った。 それからは、時間さえあれば菜摘と悠介は喋っている。高校二年生になって同じク...

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 35「村雨」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.19. ~  執筆
しりとり小説35「村雨」 時代劇に出演するとなると、本物の日本刀に触れてみたくなる。殺陣の指導を受けていても、イッコウは思うのだ。これが本物だったらな……どんな感触なんだろう。「日本刀の本物を持ってるひと、俺の親戚にいるよ」 かの有名な「南総里見八犬伝」には、八人の剣士が登場する。そのうちの美青年剣士、犬塚信乃をKC・イッコウが演じる。マイナーな劇団出身のイッコウを気に入ってくれている映画監督の、犬塚が...

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  novel  

 小説326(ADIOS AMIGOS) 

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【 作品のご案内 】        2012.10.20. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ326「ADIOS AMIGOS」1 西田先生が私のデスクに置いたのは、招待状だった。「吾妻さんの新築祝いホームパーティだって。レミちゃん、私のかわりに出席して」「私が、ですか?」「私のドレス、貸してあげるからさ」 断るわけにもいかなくて、先生のパーティ衣装の中から、ブルーグレイのドレスを貸してもらった。「こんな地味な色のシンプルなドレスのほうが、レミちゃんの若さが引き立つわよ。当日...

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  連載小説1  

 「We are joker」25  

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【 作品のご案内 】        2012.10.21. ~  執筆
「We are joker」25「松下に同窓会の誘いの電話したの、おまえ?」 尚のケータイに残っていた着信履歴を見て、冬紀はその番号に電話をかけた。「急になによ、そうだけど……ああ、友永くんの声だね」「その声は……緑? 幸子? ユミ? 真菜? ももこ? 桜? すみれ? えーっと、もっと喋れよ。女だってのは松下にだってわかったみたいだけどさ」「友永くんが喋りっぱなしだと私は喋れないでしょっ」「お、わかった、大槻だ」 ...

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  別小説  

 「ラクトとライタ」第四話(最終回) 

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【 作品のご案内 】        2012.10.23. ~  執筆
「Lightning・第四話」(完結編)1 出会わなかったらよかったんだろうか。 大きな背中に揺られて、僕は過去と現在を思い起こす。 大学のサッカーファンサークルの飲み会で、ノンアルコールカクテルのつもりで飲んだドリンクに酔っ払って、ふらついていた僕を雷太さんがおぶってくれた。 小さいころにもこんなふうにしてくれたこと、あったよね。僕が幼稚園で雷太さんは小学生だったころにも、雷太さんの友達に蹴飛ばされて脚が痛...

 「ラクトとライタ」第四話(最終回) 』 より   »» 続きを読む 

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  時代もの  

 新選組異聞「つゆくさいろの」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.24. ~  執筆
2004/6/1「つゆくさいろの」 立ち止まって目をこすってみたけれど、なんだか視界がぼやける。「どうした、また奴ともめでもしたか」 泣いてるんだ、涙がこぼれてるんだと気づいたのは、こんなときにはもっとも会いたくない男の声が聞こえたのと同時だった。「また……なんてことは……」「前にもこんなことがあったように思うが、俺の勘違いかな」 いやみを言わないで下さい、と切り返してやれたら、いくぶん気が晴れるのではなかろ...

 新選組異聞「つゆくさいろの」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 36「メヌエット」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.25. ~  執筆
しりとり小説36「メヌエット」 どれほど熱視線を送っても本当の本当にひとかけらも気づかない。そんな男性はこの世に存在するものなのだろうか。そう、存在するのである。「弓子が外科医になるつもりだったころに、特別講義を聞いたんだったよね。その講師が加藤先生だったわけでしょ」「そうよ」「それで、弓子は外科医志望から変更して、寄生虫のオーソリティになろうと決めた」「そうなの。加藤先生も寄生虫の権威になるんだっ...

 36「メヌエット」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」26  

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【 作品のご案内 】        2012.10.26. ~  執筆
「We are joker」26 むくむくと尚の胸のうちに湧いてきた感覚は、創作意欲というものなのだろうか。もやもやとメロディも湧いてきたので、昨夜はギターを弾いて一応の形にして仕事場に持ってきた。「なんだ、これ、同窓会ってタイトルか?」 ホーリーハウスの楽屋に一番に来ていた冬紀に見せると、彼は鼻を鳴らした。「だせっ」「ださいかもしれないけど、俺のイメージでは同窓会なんだよ」「もと同級生の女の子から電話があった...

 「We are joker」26  』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説327(雨の物語) 

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【 作品のご案内 】        2012.10.28. ~  執筆
R18:ベッドシーンがあります。フォレストシンガーズストーリィ327「雨の物語」1・渉 その名前を聞いたとき、忽然と浮かんできた会話があった。「僕には妹がいるんだ。静香っていって、勝気な奴でね、僕はいつだって言い負かされているんだ」 楽しそうに言っていたのは誰だったか。渡辺静香という名前から連想したのだから、俺よりは一年年上の、俺が三年生だった年の大学合唱部のキャプテンだったか。「あなたには兄さんはいる?...

 小説327(雨の物語) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「雪の降る森-Furthermore, another thing 」 

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【 作品のご案内 】        2012.10.29. ~  執筆
フォレストシンガーズ「雪の降る森 ---Furthermore, another thing 」 サイトを訪問してくれている人はいるらしいが、その人たちが読んでくれているのかどうかはわからない。私の「雪の降る森」は私がイラストや文章を書いて公開してコメントも受けない設定にしてあるので、一方的な無責任な形だ。 なのだから、明らかなる読者は姉だけ。サイトの運営者にしても、私は書くだけだから姉だといったほうが正確かもしれない。 そ...

 フォレストシンガーズ「雪の降る森-Furthermore, another thing 」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」27  

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【 作品のご案内 】        2012.10.31. ~  執筆
「We are joker」27 わけもなく憂鬱、というのではなくて、わけはある。そんな事態に陥る原因を作ったのは、突き詰めて考えれば自分だ。なのだから、仲間たちには言えない。 鬱勃たる気分を抱えて仕事にやってきたら、冬紀と尚がもめていた。もめているというよりも、冬紀がまくし立てて尚が困っているといったところか。腕力沙汰の喧嘩にでもなれば、がっしりした体格の尚のほうが強い気もするが、舌戦で冬紀に勝てるのは伸也だ...

 「We are joker」27  』 より   »» 続きを読む 

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  番外編  

 番外編96(Fantasia) 

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【 作品のご案内 】        2012.11.02. ~  執筆
番外編96「Fantasia」1・繁之 アルバイトの給料が入ったから、中古ゲームソフトショップに行った。二十歳にもなってRPGで遊ぶの? と親や姉には呆れられそうだが、ひとり暮らしのアパートには呆れるひとはいない。彼女もいないのだし、男友達は大学生だってゲームをやっているのだし、別におかしくはない。「……これ、安いな」 聞いたこともないメーカーの、聞いたこともないタイトルのRPG。かなり古びているけれど、そのような...

 番外編96(Fantasia) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 37「永久(とこしえ)に」 

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【 作品のご案内 】        2012.11.03. ~  執筆
しりとり小説37「永久(とこしえ)に」 両親が経営していた八百屋があまり儲かっていなかったのもあって、えりかは保育園には預けられていなかった。幼児のころのえりかは営業時間には、母の背中におんぶされていることが多かったのだそうだ。「まだろくろく喋れもしないうちから、えりかは私の背中で歌っていたのよ」「そうそう。そのうちには稲木青果店の名物娘になっちゃったんだよな」「今日もえりかちゃんが歌ってるって、喜...

 37「永久(とこしえ)に」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」28  

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【 作品のご案内 】        2012.11.05. ~  執筆
「We are joker」28 ふたりでいるとジョーカーの話ばかりしているのは、芳郎の目下の最大懸念だからだ。今日も芳郎はまり乃に向かって話していた。「武井が相談があるって言ってきたんだよ」「なんの?」「ジョーカーってのは三人だろ。ドラムとベースとギター。ロックバンドとしては基本形だよな。ヴォーカルは三人ともにやれるし、各々の声や歌い方に個性があって、俺としてはそこが気に入ったわけだ。友永のギターと松下のベー...

 「We are joker」28  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「saba?」 

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【 作品のご案内 】        2012.11.06. ~  執筆
フォレストシンガーズ「saba?」  ドラマ仕立てになっている分もある、フォレストシンガーズのプロモーションビデオ、略してPV。事務所の社長を訪ねてきた男は、新人女優の売り込みにきたのだと話した。「中学生くらいの女の子が校庭を走っているシーンがあるだろ。その中学生の少女の役を、カグリちゃんにぜひ、とおっしゃってるんだよ」 我々の所属事務所、オフィス・ヤマザキの社長が言い、先方の担当者も言った。「うちの新...

 フォレストシンガーズ「saba?」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説328(可愛いひと) 

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【 作品のご案内 】        2012.11.07. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ328「可愛いひと」1・小笠原鋼 旅行や出張以外では高知県から出たことがない。旅行はそれほど好きではないから、海を渡ることもほとんどない。 東京の大学に行った兄、結婚して福岡に行った姉とはちがって、俺は大学進学も就職も高知県内でして、親元で暮らしている。来年には三十になるのだから、ひとり暮らしもしてみるべきか。いや、経済的にもったいないし。「それより、結婚は?」「兄貴みた...

 小説328(可愛いひと) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 38「庭に陽炎」 

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【 作品のご案内 】        2012.11.11. ~  執筆
しりとり小説38「庭に陽炎」 近く生まれてくる我が子の名前を、隆之助はあれこれ考えていた。 妻ではあるのに、子どもまでなした仲なのによそよそしい感じがしなくもないひとや、同居している妻の母やらに相談するというのではなく、ひとり、我が子の名前を考えて楽しんでいたのだった。「隆之助さん、生まれましたよ」 予定日よりもすこしだけ早かったから、隆之助はあの日も、朝早くから仕事に出かけていた。その知らせを聞い...

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  novel  

 小説329 (梅雨のあとさき) 

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【 作品のご案内 】        2012.11.14. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ329「梅雨のあとさき」1 天気予報が関東地方の梅雨入りを告げている。乳児と幼児の世話をしながらも、俺のために栄養とボリュームたっぷりの朝食を作ってくれた、妻が言った。「大阪っていったら肉まん、じゃなくて豚まん、楽しみにしてるからね」「ああ、まかせとけ。広大も豚まんだったら食えるよな?」「豚のまんじゅう? ママみたいな?」 ここは俺が叱るべきなのか。ママが気にしているって...

 小説329 (梅雨のあとさき) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・ボビー「Coin toss」 

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【 作品のご案内 】        2012.11.15. ~  執筆
フォレストシンガーズショートストーリィ7つ、というのがあります。フォレストシンガーズストーリィ1-第一話「はじまり」私にとっては同じくらいに愛着のあるグラブダブドリブも、6つのショートストーリィにしました。第一話・司「雪の朝」第二話・ジェイミー「プルシアンブルー」第三話・ドルフ「少年」第四話・ボビー「Coin toss」第五話・悠介「個人教授」第六話・真柴豪(グラブダブドリブのプロデューサーです) 「りばいばる」...

 グラブダブドリブ・ボビー「Coin toss」 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり7「都会の夜」 

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【 作品のご案内 】        2012.11.18. ~  執筆
キャラクターしりとり7「都会の夜」 長くまっすぐで形のいいしっぽが、俺を誘っている。白地に淡い茶色のぶち模様の毛皮をまとった豊満な美女が、俺に送る秋波に吸い寄せられていった。「いい男ね」「きみも綺麗だよ」 人間は言う。俺の縄張りに住まわせてやっている人間の恭一郎は男友達をマンションに呼んで、猫の噂をしていたこともあった。「猫はいいよなぁ、ルックスは関係ないんだろ」「オスは強いのがもてる、メスは丈夫...

 キャラしりとり7「都会の夜」 』 より   »» 続きを読む 

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