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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「小説・雪の降る森」 

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【 作品のご案内 】        2013.02.19. ~  執筆
「雪の降る森」シリーズno.5です。limeさんとけいさんのおかげでここまで書けました。「多謝!!」でございます。小説「雪の降る森」1 突然、悲鳴が響き渡る。きゃああーっ!! あの声は雪瀬だ。つい先刻、女湯のほうにはあたしだけしかいないの、と雪瀬は言っていた。「ユキっ!! なにがあったんだ?! 今行くから待ってろ!! しっかりしろっ!!」「本橋、行くって、目的地は女湯だよ」「そんなもん、かまってられるかよっ!!」 走り...

 フォレストシンガーズ「小説・雪の降る森」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 47「摩訶不思議」 

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【 作品のご案内 】        2013.02.21. ~  執筆
しりとり小説47「摩訶不思議」 三つ年下の弟、本庄繁之とは、希恵が高校を卒業するまでは同居していた。希恵は名古屋の大学に進み、就職も名古屋でし、そのころには繁之が東京の大学に入学したので、姉と弟としてともに暮らしていたのは十五年ほどだ。 あの、いたって普通の少年だった繁之が……希恵は不思議の感にとらわれている。 子どものころからおじさん声で、母などは、なんであの子は子どもらしい可愛らしい声を出さんのか...

 47「摩訶不思議」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」外伝1  

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【 作品のご案内 】        2013.02.22. ~  執筆
「We are joker」外伝1「香る」 1 民宿の庭に子供用のプールを持ち出して、三人の男たちがたわむれている。あの姿を曲にできないかと、友永冬紀はギターを抱えて眺めていた。「風呂じゃないんだからさ」「だけど、これ、いい匂いだぞ」「どれどれ? うん、いい匂いではあるけど、そんな匂いの石鹸って女が使うもんだろ」「男が使ったらいけないのかよ。俺、足が汚れたから洗おうっと。おまえらも、このあとで西瓜を食うんだろ。...

 「We are joker」外伝1  』 より   »» 続きを読む 

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  時代もの  

 新選組異聞「宵山の夜」 

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【 作品のご案内 】        2013.02.23. ~  執筆
「宵山の夜」1 祇園祭に繰り出す人々の雑踏の中、はなが手を引いていたふたりの子供のうちのひとり、草太がなにものかに突き飛ばされてころんだ。「なにするんやっ!」 気の強い草太は倒れたままで大声を上げる。知らん顔で通りすぎようとしていた若い男が振り向いた。草太をつっ転ばせた張本人であろう、下卑た顔立ちの若者だった。「なんやと。クソ生意気なガキが」「兄ちゃんがわしを突き飛ばしたんやないか」「それがどないし...

 新選組異聞「宵山の夜」 』 より   »» 続きを読む 

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  番外編  

 番外編98(マリッジリング) 

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【 作品のご案内 】        2013.02.25. ~  執筆
番外編98「マリッジリング」1 同病相憐れむとは、彼と僕のこの心境をさすのだろう。いや、そんな気分になったのは僕だけか。 彼の指にもリング、僕の指にもリング、とこしえの愛を誓った、最愛のひととの絆のはずなのに。「デートに行ってくる」「ええ? 休みなのに? 僕はどうしたらいいの?」「クリちゃんだってデートしたっていいんだよ。操さんでも誘ったら?」「モモちゃあん……」 意地悪を言われるのも無理のない部分は...

 番外編98(マリッジリング) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説(ヴァーミリオン・サンズ)  

 ヴァーミリオン・サンズ「シャンパンイエローの薔薇」2  

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【 作品のご案内 】        2013.02.27. ~  執筆
「ヴァーミリオン・サンズ」「第一話・シャンパンイエローの薔薇」3 スパゲティペスカトーレとレタスサラダ、夜食にすればいささか重くて、太っちゃうじゃないのよ、と言いたくなる料理をバートが作ってくれて、ディーンが食卓に並べてくれた。「いただきます。う、椅子の高さが……」「ああ、あなたには高いかな? 落ち着かない?」「いえ、あなたたちの規格に合わせれば、私の身体だと小さいのは当然よね。そっか、そうしてあな...

 ヴァーミリオン・サンズ「シャンパンイエローの薔薇」2  』 より   »» 続きを読む 

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  別小説  

 「続・ラクトとライタ」(好きだから・第三話) 

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【 作品のご案内 】        2013.02.28. ~  執筆
「ラクトとライタ」続編「好きだから」第三話1 しまったしまった、やばいやばい、と職場の先輩が呟いている。その理由はこうだった。「すっかり忘れちまっててさ、今朝、かみさんに言われたんだ。昨日はなんの日だか知ってた? え? ってなもんさ。言うんだったら昨日にしてくれよ、今日はなんの日? だったらいいけど、昨日のことを言われたって取り返しがつかないだろ」「なんの日だったんですか」「かみさんは怒ってて、今...

 「続・ラクトとライタ」(好きだから・第三話) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「花づくし」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.01. ~  執筆
フォレストシンガーズ「花づくし」 男のひとは女になにかを教えるのが好きだそうで、女から教わるのは気に食わないというタイプもいるらしい。けれど、私が結婚したひとは、なに、それ? 俺は知らないよ、恭子、教えてくれよ、と言う性格だ。「母の故郷の、宮崎県のわらべ歌にこんなのがあるんだよ」「歌って」「私は歌うのはいやだから、母に歌ってもらって録音してきたの」 結婚してはじめて、ひとりで里帰りをして、母の歌を...

 フォレストシンガーズ「花づくし」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・ボビー「プカプカ」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.04. ~  執筆
グラブダブドリブ「プカプカ」 ふらりと入っていった店では、顎ひげを蓄えた痩せた男が歌っていた。「おれのあん娘はタバコが好きで いつも プカ プカ プカ 体に悪いからやめなって言っても いつも プカ プカ プカ 遠い空から降ってくるって言う 「幸せ」ってやつがあたいにわかるまで あたい タバコ やめないわ プカ プカ プカ プカ プカ」 ブルースフォークとでもいうのだろうか。古い歌だが、何人ものシンガーがカバー...

 グラブダブドリブ・ボビー「プカプカ」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説(ヴァーミリオン・サンズ)  

 ヴァーミリオン・サンズ「シャンパンイエローの薔薇」3 (第一話完結) 

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【 作品のご案内 】        2013.03.05. ~  執筆
「ヴァーミリオン・サンズ」「第一話・シャンパンイエローの薔薇」6 仕事に没頭していれば悩み事は遠くなっているが、それ以外の時間にはショーコの頭の中は、ディーンとバートとあの家とで占められていた。 黒褐色の長い髪に濃いブラウンの瞳、身長は百八十五センチだと言っていたから、ショーコよりは三十センチ高い。ひとつ年下のほっそり優雅なイギリス紳士、ディーン・ロッカート。ものごしは穏やかで優しげではあるが、意...

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  ショートストーリィ(花物語)  

 花物語・March  

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【 作品のご案内 】        2013.03.07. ~  執筆
「花物語」三月・マーガレット この雑誌、まだあるんだ。 少女のころに胸をときめかせて読んだ雑誌が、当時とは表記を変えた名前で書店の店頭に並んでいる。なつかしくて手に取り、知らない名前の漫画家ばかりが並んでいるにも関わらず、雑誌を買った。 漫画からはじまってジュニア小説にはまり、文学作品や大人の小説も読むようになっていった、中学、高校時代。漫画から卒業しない女性もよくいるようだが、私は漫画は読まなく...

 花物語・March  』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説338(ダークマター) 

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【 作品のご案内 】        2013.03.08. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ338「ダークマター」1「ランだって聞いたことはあるだろ?」 喫煙者大歓迎というおかしなコンセプトの酒場「マギー・メイ」のテーブルで向き合って、俺に質問しているのは真行寺哲司。なにを? と問い返すと、哲司は言った。「バイセクシャルなんて言ってる奴は、ほんとはホモセクシャルなんだってさ。ホモってのは男同士も女同士も含んでの意味で、同性としかセックスできないんじゃなくて、僕は...

 小説338(ダークマター) 』 より   »» 続きを読む 

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  forestsingers  

 フォレストシンガーズ三月ストーリィ「卒業」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.09. ~  執筆
フォレストシンガーズの三月ストーリィ章(真知子)・真次郎(昇)・隆也(まゆり)・幸生(翔太)・美江子(丈人)・繁之(弾)・英彦(恵)「卒業」1 親から離れてはじめての集団生活となると、子どもは不安になるものだ。母親にしがみついて離れなかったり、泣きわめいたり、給食を食べなかったり、友達と遊べなかったり、先生を嫌ったり。 三月生まれなのだから他の子よりも身体が小さくて、母親べったりの木村章もそうだった。四歳の子に...

 フォレストシンガーズ三月ストーリィ「卒業」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ  

 結婚ストーリィ「くねくね」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.10. ~  執筆
「くねくね」 息子、三十一歳。 母親が言うのもなんですが、長身で爽やかなイケメンです。 一流大学を卒業して一流企業に就職し、年収は約800万円。 嫁、三十八歳。 背が高くてどっしりしたおばさん体型。というよりも、おばさんです。 専門学校を卒業して結婚し、バツイチになって再就職しようとするも、正社員にはなれなくて派遣で息子の会社にやってきました。 どうしたわけだかふたりは恋愛関係になり、つきあいはじめ...

 結婚ストーリィ「くねくね」 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり10「ルーティン・ルーティン」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.12. ~  執筆
キャラクターしりとり小説10「ルーティン・ルーティン」 すこし書いては読み返し、おのれの文章の拙さに苛立って、リズムとテンポの悪さに腹立たしくなる。きちんとプロットを立てたつもりが、書いていると矛盾点が出てくる。煙草の本数ばかりが増えていき、こんなもの、書くのはやめようかとパソコンのディスプレィを睨んでいた。「えーと、ご用はこちらさんでございますな」 とぼけた男の声がして、私は周囲を見回した。「あな...

 キャラしりとり10「ルーティン・ルーティン」 』 より   »» 続きを読む 

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  別小説  

 「続・ラクトとライタ」(好きだから・第四話) 

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【 作品のご案内 】        2013.03.14. ~  執筆
「ラクトとライタ」続編「好きだから」第四話1 ショックといえばショックだったのだが、考えてみれば、俺はもてすぎるから結婚できなかったわけで……と言ってみてもやっぱりショックだ。あのガキの楽人が俺よりも先に結婚するなんて。「そうよねぇ。雷太は三十になっても独身。母さんだって、楽人くんよりも雷太が先に結婚するんだとばかり思ってたわ」 五日間の夏休みで帰省して、母にまで言われていると電話が鳴った。受話器を...

 「続・ラクトとライタ」(好きだから・第四話) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「tracks of my tears」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.15. ~  執筆
フォレストシンガーズ「tracks of my tears」1・章 おしまいになるのはあっけない。スーに捨てられて、幸生が変な歌詞を書いてくれて、この歌詞に曲をつけろと言われたから、挑戦された気分になって気がまぎれていた。 だけど、日がすぎると胸に迫ってくる。俺はもう二度とスーと会えない、あの声が聞けない、あの罵り言葉だって、章、好きだよ、って言葉だって聞けない。 もう二度とスーと喧嘩ができない。あの笑顔も怒り顔も...

 フォレストシンガーズ「tracks of my tears」 』 より   »» 続きを読む 

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  グラブダブドリブ  

 グラブダブドリブ「約束」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.16. ~  執筆
グラブダブドリブ「約束」1・ドルフ 舗道が小雨に濡れて、晴天の日よりも風情を帯びて見える。こういう景色を詩にするといいんだろうなとは思うが、俺には詩を書く能力はない。頭の中で雨のリズムと俺のドラムでコラボなんかしながら歩き出した。「……あのっ、これっ、ありがとうございましたっ!!」 叫び声に足を止めると、俺の前に少女が立っていた。「これって、傘?」「はいっ、ありがとうございましたっ!!」「……お礼を言われ...

 グラブダブドリブ「約束」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 48「銀の指輪」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.17. ~  執筆
しりとり小説48「銀の指輪」  コンセプトは「宝石」なのだから、宝石にまつわる思い出話をしようと、パールが言う。 ヴォーカルのファイはサファイア、ギターのエミーはエメラルド、ベースのトピーはトパーズで、キーボードのパールは真珠、ドラムのルビーは紅玉がステージネームの宝石だ。 ヴィジュアル系ロックバンド、「燦劇」。惨たらしい劇ではなく、燦々ときらめく劇、という漢字を思いついたのもパールで、五人の中では...

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  時代もの  

 新選組異聞「内緒ばなし」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.18. ~  執筆
04/9/30「内緒話」壱 むろんはじめのうちは、隠居は断じていかんと言い張った。スガが隠居の膝に手をかけて揺さぶり続け、たゆまず懲りず飽きずねだったら、山ほどの条件つきで許してくれたのである。「おまえはわしの孫娘ということにする。言い出したら聞かないわがまま者で、どうしても連れてきてくれと駄々をこねまくられてわしが折れた。おスガ、おとなしくしてるんだぞ。できればおまえはひとことも口をきかないのがいちば...

 新選組異聞「内緒ばなし」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説339(Unrequited love) 

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【 作品のご案内 】        2013.03.19. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ339「Unrequited love」1 他人の空似ってやつなのだろうか。「Makiko's pasture」。 十九歳の駆け出し女優、佐田千鶴との共演は、偶然だったのかそうではなかったのか。必然だとも呼べない気もするが、なんらかの縁があったからこうなったのだろう。 出会いは写真撮影スタジオ。映画にミュージシャンの役で出演してほしいと依頼されて、好奇心もあり、映画なんてかっこいいじゃないか、との興味...

 小説339(Unrequited love) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 49「若気のいたり」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.20. ~  執筆
しりとり小説49「若気のいたり」 校庭の片隅でお弁当を食べ終えて、幸美は温子とともに雑誌を開く。今春に高校生になったばかりの彼女たちにとって、月に一度の楽しみのこの雑誌「朱星」を交互に買う。今月は幸美の番だった。「あ、載ってる載ってる」「ジュリーは載ってるのが当然じゃないの。あっちゃん、今さらなに言ってるの」「ちがうんだ。ジュリーじゃないのよ。ユキちゃんだって知ってるでしょ」「……ジュリーじゃない誰か...

 49「若気のいたり」 』 より   »» 続きを読む 

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  リクエスト小説  

 RIKA(version3)「Hallucination1」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.21. ~  執筆
三人目のリカのストーリィです。どこかに似た名前のキャラが出てきますが、同名異人ですので、すみません。。。。「Hallucination」11・利佳子 毒があるかもしれない草なのだから、触れるなと言いつけられていた。けれど、そう言われると好奇心が猛烈にそそられる。淡いライラックいろのライラックに似た花は、ライラックにはないはずの甘ったるい香りがする。あたしは偽ライラックを摘んだ。 綺麗な花に似合わない毒々しい香り...

 RIKA(version3)「Hallucination1」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「小説・雪の降る森・別」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.23. ~  執筆
「雪の降る森」シリーズno.6です。limeさんとけいさんのおかげで続いてきたこのシリーズ、今回はlimeさんからネタを頂戴しました。小説「雪の降る森」     別バージョン 五人で露天風呂に入っていくと、先客がいた。湯気でかすんでいてよくは見えないが、小柄な老人であるらしい。おじいちゃんは俺たちを気にもしていないようなので、特に挨拶もせず、てんでに湯に入って手足を伸ばした。「極楽極楽」「兄貴、そういう決まり...

 フォレストシンガーズ「小説・雪の降る森・別」 』 より   »» 続きを読む 

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  企画もの  

 7000HIT御礼「フォレストセブン!!」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.24. ~  執筆
メッセージでご感想を下さった慚さんが、「フォレスト7」という形容を出して下さいました。セブン!! 7000hit企画にぴったりということで、お遊びストーリィです。慚さん、ありがとうございました。ご訪問下さった方々にも、ありがとうございました。「フォレストセブン」 なんだって私までがこんな……と思わなくもないのだが、乾くんに言われたのだった。「なんとか戦隊……この場合は七人だからレインボー戦隊か、レインボー戦隊フ...

 7000HIT御礼「フォレストセブン!!」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 50「リリシズム(特別編)」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.26. ~  執筆
しりとり小説50「リリシズム」 真夏の海、健康的とはいいがたい白い肌に、黒と緑の水泳パンツを身につけた男がいる。大きなパラソルを立てて、シートの上に足を投げ出している彼は、ひとりで呟いた。「しりとり小説節目の第五十話。ってことで、やはりここは著者のメインノベルである、フォレストシンガーズストーリィの主人公、我々が主役ですね。中でも俺がいちばん登場回数が多い? 俺自身ではなく、俺と関わりのあるひとが多...

 50「リリシズム(特別編)」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「M」 

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【 作品のご案内 】        2013.03.28. ~  執筆
フォレストシンガーズ「M」  誰にだってあるような想い出のひとこま。私はあなたの人生の通りすがりの女。わかってはいるけれど。「いつも一緒に いたかった となりで 笑ってたかった 季節はまた 変わるのに 心だけ 立ち止まったまま」 いつも一緒になんかいたわけではない。 大学の合唱部の男子部にいた本橋さん。「あいつは怖そうな顔をしてるのに、けっこうもてるんだよな」「歌がうまいし、背が高いし……女の子から見た...

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  novel  

 小説340(千客万来) 

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【 作品のご案内 】        2013.03.31. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ340「千客万来」1・美江子 ドラマだか映画だかのワンシーンでもあるかのごとく、その光景が目の前にありありと浮かぶ。 この店は私たちの母校の先輩であり、ロック同好会キャプテンであった林原爵さんが雇われマスターをつとめるロック喫茶だ。ロック同好会といえば、私は真っ先に柴垣のヤスさんを思い出してしまう。若いころに海辺で私を口説いたヤスさん。 その話は別件だから置いておいて。 ...

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 51「むらさき情歌」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.02. ~  執筆
しりとり小説51「むらさき情歌」「雨に濡れてるあなたのうなじ 想い流るる春の宵 忘れたいのに 忘れられない 思い出しては切なくて ああ 今宵のネオンはむらさき……むらさきの夜」 メロディも歌詞もなにかに似ている。似すぎている。 「俺が作詞作曲したんだよ。本橋くんに聴いてもらいたくて」と言って、敬一郎に歌を吹き込んだカセットを渡したのは職場の上司なのだから、下手なことは言えなくて受け取ってから、よーく考...

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  別小説  

 「続・ラクトとライタ」(好きだから・第五話) 

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【 作品のご案内 】        2013.04.05. ~  執筆
「ラクトとライタ」続編「好きだから」第五話1 仲良くしてもらっているといっても会うのは外ばかりで、自宅に招かれたのは初だった。 会うのははじめての、楽人さんや絵恋さんの友達にも会って、僕はいささか地に足のついていない状態だったかもしれない。「大人だよね」「なにが?」「だって。結婚記念日パーティって、大人のすることでしょ」「そりゃあそうね」 誇らしそうにも見える表情で絵恋さんはうなずき、楽人さんとは...

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  novel  

 小説341(ドラマティックナイト) 

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【 作品のご案内 】        2013.04.06. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ341「ドラマティックナイト」1・真次郎 深夜のテレビ局で桜田忠弘に会った。「俺もオーディションに応募しようかな」「桜田さんはオーディションにというようなポジションの役者じゃないでしょ?」「ってーか、俺では年を取りすぎか。きみらに深く関わる大学教授ってのはいないの? 大学教授で探偵でって役でミステリ映画に出たことはあるんだよ」「俺も脚本はまだ知らないんですよ」 おおまかな...

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「春雷」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.07. ~  執筆
フォレストシンガーズ「春雷」 運も才能のうちだと言う。歌で身を立てたいと心に誓うようになったときには、俺の身近には強力なライバルがいた、しかも二名も。 大学を卒業してからは歌手になろうと歩き続け、俺には歌の才能はあるけれど、運がないのは才能が足りないのだと自棄になっていたこともある。あのころ、そのあたりの事情を知っている者には問われた。「人には心のささえってものが必要だろ。おまえのささえはあいつら...

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  ショートストーリィ  

 野良猫ストーリィ「追いかけて」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.08. ~  執筆
野良猫ストーリィ「追いかけて」 いやがられても嫌われても、避けられても逃げられても、殴られそうになっても、サブはクロが好きだ。公園に集まる猫たちの長老みたいな、三毛猫ばあちゃんがサブを見て笑っていた。「人間だとサブみたいなのは、ストーカーっていうんだよ」「ボクはストーカーサブ? かっこいいね」「かっこいいと思いたいんだったらそう思っててもいいよ。猫だからね……いいんじゃないの」 今日もサブはクロを追...

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  ショートストーリィ(花物語)  

 花物語・April  

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【 作品のご案内 】        2013.04.10. ~  執筆
「花物語」四月・チューリップ「ぶんぶんぶん 蜂が飛ぶ お池の回りに野薔薇が咲いたよ ぶんぶんぶん……」 のどかな風景に鼻歌がこぼれる。「咲いた咲いたチューリップの花が 並んだ並んだ赤白黄色」 池の回りには歌の通りにチューリップが並び、その近くには幼稚園からの遠足なのか、赤白黄色の帽子をかぶった幼児たちがたわむれている。 ベンチにすわってコンビニで買ってきたおにぎりを食べていた木の葉は、のどかすぎて眠...

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  forestsingers  

 フォレストシンガーズ四月ストーリィ「桜散る散る」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.11. ~  執筆
フォレストシンガーズの四月ストーリィ「桜散る散る」1・隆也 店から出てきた若い男のふたり連れは、俺に軽く目礼してから遠ざかっていく。彼らの話し声が俺の耳に届いてきた。「二月だったらいやだよな」「この名前、そうだね。この花って桜だろ」「桜が散るんだもんな」 そっか、落花イコール桜が散る、だ。サクラチルというのは入試に落ちた暗号のような電報文だ。俺も二十年前を思い出した。 高校受験の春、あれが俺の二十...

 フォレストシンガーズ四月ストーリィ「桜散る散る」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 FS四季の歌「早春賦」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.12. ~  執筆
フォレストシンガーズ・春「早春賦」 犀川のほとりを歩いている。ただ、歩いている。 歩いていると徒然にもの想う。 日本で一番早く桜が咲くのは高知県なのか。緋寒桜ならば沖縄あたりではもっと早く咲くのだろうが、ソメイヨシノ開花のニュースは四国から届く。和歌山県の紀三井寺の桜の蕾がひとつふたつ、ほころびたとのニュースも、昨夜のラジオから聞こえていた。 北陸はむろん花は遅い。俺が生まれて育った金沢では、三月...

 FS四季の歌「早春賦」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・ジェイミー「測地線」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.13. ~  執筆
グラブダブドリブ「測地線」 広い空間の真ん中にピアノが置かれている。ピアノの回りにも空間があって、そこだけが異次元のように思えるのは、ピアノに向かっている人物のせいだろうか。ベージュのドレスをセクシーに着こなした彼女は、ジェイミーの昔なじみだった。 パーティのゲストたちはピアノからはすこし離れて、シャンパングラスや料理を盛った皿を手に、彼女のピアノに陶酔しているようだ。誰も声も立てず、しわぶきひと...

 グラブダブドリブ・ジェイミー「測地線」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「I'm just a rock'n roller」1  

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【 作品のご案内 】        2013.04.15. ~  執筆
ジョーカー続編「I'm just a rock'n roller」1 一ミクロンも売れてはいない。「ジョーカー」という名前を出して知っているひとがいれば、なんらかの関係者か、よほどのマイナーロックバンド好きであろう。 それほどに売れていなくても、一応はプロだ。なのだから、なんだかんだとややこしい手続きもあって、赤石耕平が正式なメンバーになるには時間がかかった。昨年の冬に知り合い、冬紀が勝手に、おまえに決めた、と宣言し、悠...

 「I'm just a rock'n roller」1  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 FS四季の歌「真夏の果実」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.16. ~  執筆
フォレストシンガーズ・夏「真夏の果実」 ふーむ、この俺に彼女ができたのか。水着姿のグラマーなこいつが俺の彼女だって? 他人事のような気もすれば、不思議な気もする。 去年の夏休みは弟も妹も受験生だったのもあり、恵と夏休みの予定を立てていて喧嘩になったのもあって、ひとりで奥多摩のほうへハイキングに行った。 合唱部に入っていると夏休みはサークル活動で忙しくて、休暇とはいっても純粋な休みの日は少ない。合宿...

 FS四季の歌「真夏の果実」 』 より   »» 続きを読む 

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  番外編  

 番外編99(異・水晶の月9・後編) 

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【 作品のご案内 】        2013.04.18. ~  執筆
番外編99美月さんが創作なさったポチをお借りしての、「異・水晶の月9」の後編です。   http://niji-noshima.cocolog-nifty.com/sora/2009/06/post-3e1a.html今回はあまりBL色は強くないはずですが、ゼロでもありませんので、お嫌いな方は避けて下さいませ。美月さん、ありがとうございました。「異・水晶の月・9」後編1 自覚というほどの感覚はないので、自分で自分がどうなっているのかはわかりにくい。ただ、ポチ、透明人間...

 番外編99(異・水晶の月9・後編) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 52「カノン」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.19. ~  執筆
しりとり小説52「カノン」 クラシックおたくの母はクラシック以外の音楽というと、ふんっ!! と鼻であしらうくせに、今夜は珍しくテレビの歌番組を見ていた。「ただいまぁ」「お帰り、紅茶はいかが?」「うん、ちょうだい」 手作りのフィナンシェとダージリンティを前に、果音も母とともにテレビを見た。 白と黒のチェックのシャツに黒い細いネクタイ、シルバーグレィのパンツを穿いた細身の男が画面に登場する。どこかで見た顔...

 52「カノン」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説342(わがままコレクション) 

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【 作品のご案内 】        2013.04.22. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ342「わがままコレクション」1・奈々 喉の奥? 胸の中? おなかの底? あたしの身体の中になにかがいるみたい。暴れ出したがっているそいつが、マネージャーの岡田さんのひとことで噴き出した。「奈々ちゃん、ごはん食べて帰ろうか」「奈々は今夜はごはんは食べないのっ!!」「お昼に食べただけでしょ。食べないと毒だよ。今日は遅くなるって言ってあるから、お母さんだってごはんは作ってくれて...

 小説342(わがままコレクション) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ  

 結婚ストーリィ「幸せな日々」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.23. ~  執筆
「幸せな日々」1「紹介するよ、僕の彼女」 夫が連れてきた女性は、背が高くてパワフルな感じ。決して男性的というのではないが、力強さを感じさせる筋肉質の美人だ。どことなし凌子さんに似ていた。「はじめまして。お噂はかねがね」「は、はじめまして。ふみ代です」「私は智慧っていうの」 チエ、叡智のチに彗星のスイの下に心、と説明してもらって、私は言った。「私の名前の「ふみ」はひらがななんですよ」「やわらかで女ら...

 結婚ストーリィ「幸せな日々」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 FS四季の歌「小さい秋見つけた」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.24. ~  執筆
フォレストシンガーズ・秋「ちいさい秋みつけた」  そりゃあまあ、去年はまだ自分に言い聞かせていられたのだ。 ようやくフォレストシンガーズとしてデビューして、一年もたっていないのだもの。そんなに簡単に売れるわけないだろ。とにもかくにもデビューはできたのだから、プロにはなれたのだから、そのうち売れるかもしれないじゃないか。 フォレストシンガーズから前メンバーが抜けて、そのかわりにと引っ張り込まれた俺だ...

 FS四季の歌「小さい秋見つけた」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・彰巳「What a Fool Believes」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.25. ~  執筆
グラブダブドリブ「What a Fool Believes」  プロになりたい、けれど、俺にはコネもないのだから見果てぬ夢だろうと思っていた。高校時代にバンドを組んで以来、コンテストに出てもなにをどうしても失敗続きだったのだから。 ひょんなことからグラブダブドリブの沢崎司と知り合って、ジェイミー・パーソンに歌を教えてもらい、中根悠介にはギターを教えてもらい、プロデューサーの真柴豪には作曲を教えてもらい、という、グラブ...

 グラブダブドリブ・彰巳「What a Fool Believes」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「I'm just a rock'n roller」2  

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【 作品のご案内 】        2013.04.26. ~  執筆
「I'm just a rock'n roller」2 プロではあっても、売れていないロックバンドはこんなものなのか。耕平としてはいささかびっくりではあったのだが、冬紀も伸也も尚もさして気にもしていない。「今日は知り合いの女の子が、友達を連れて見学にきたいって言うからOKしたよ。午後から来るから」 冬紀が言い、伸也は一瞬、しかめっ面になったのだが、特にコメントもしなかった。 やってきたのは女子大生グループ。グループのリーダ...

 「I'm just a rock'n roller」2  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 53「ノンタイトル」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.28. ~  執筆
しりとり小説53「ノンタイトル」 クラスメイトたちを前に、ひとりで喋っていた幼稚園や小学校のころ。あのころの陽幸は、頭の中から際限もなく湧き出てくる物語を自分でも楽しんでいた。「昨日はパパがお休みだったから、どこかに連れていってあげるよ、って言われたの。僕はプールに行きたかったんだけど、千幸は遊園地がいいって。じゃんけんしたら千幸が勝っちゃったんだ」「それでね、千幸とママと四人で遊園地に行ったんだ。...

 53「ノンタイトル」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 FS四季の歌「冬景色」 

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【 作品のご案内 】        2013.04.30. ~  執筆
フォレストシンガーズ・冬「冬景色」  身をゆだねているとトランス状態になってきそうな、独特のリズムを持つ音楽が低く流れている。深夜のバーで、私はひとりごとを言った。「どこの国の音楽だろ」 数秒の間があって、ひとりごとにひとりごとの返事があった。「アラビックミュージック」「ふーん。アラビアかぁ。麻薬のトリップってこんな感じ?」「音楽はあるときは、人の胸を撃つ。ずきゅーん!! どきゅーん!! けれど、ひと...

 FS四季の歌「冬景色」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(雪の降る森)  

 フォレストシンガーズ「小説・雪の降る森・別・魔物編」 

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【 作品のご案内 】        2013.05.02. ~  執筆
「小説・雪の降る森・別」の謎解き編のようなものです。小説「雪の降る森・魔物編」1「また来た。なにしに来たんだよっ」「遼河さまは?」「遼河にちょっかい出しにきたの? 遼河は留守っ!! とっとと帰れ」「そんなに邪魔にしなくてもいいじゃないのよ」「邪魔なんだよっ」 襟首をつかまえてほっぽり出してやろうとしていたら、月詠が言ったのだ。ね? 久遠も一緒に行かない? と。「どこに?」「面白いところ」「面白いとこ...

 フォレストシンガーズ「小説・雪の降る森・別・魔物編」 』 より   »» 続きを読む 

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  グラブダブドリブ  

 グラブダブドリブ「Jealousy」 

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【 作品のご案内 】        2013.05.03. ~  執筆
グラブダブドリブ「Jealousy」1 サキソフォンの音色が特徴のあるイントロを奏でている。ああ、ケアレスウィスパー、パーティ会場の一画で、藍はサックスに合わせて小声で歌っていた。「……あなた、城下藍さん?」「ええ、そうですけど」 ほとんど仕事は入ってこないとはいえ、藍はプロのシンガーだ。 高校を卒業して博多で歌っていたときにスカウトされて、上京して歌手になったもののちっとも売れなくて、藍をスカウトしてくれ...

 グラブダブドリブ「Jealousy」 』 より   »» 続きを読む 

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