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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 19「しづ心なく」 

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【 作品のご案内 】        2012.06.21. ~  執筆
しりとり小説19「しづ心なく」 高校の卒業式を控えたある日、陽子は母に言われた。「このまんまであなたをお嫁に行かせたら、母親の私が恥をかきます。私も結婚前にはさな子先生からお行儀を教えていただいたのよ。私が教えるよりもずっといいの。さな子先生のお宅へ行ってらっしゃい」  田舎の旧家に嫁に行くのだったら、ある程度の覚悟は必要か。いつの時代の話だよ、と思いながらも、卒業式もすませると、陽子は乾家へとやっ...

 19「しづ心なく」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説312(Young men) 

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【 作品のご案内 】        2012.06.22. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ312「Young men」1 オリジナル曲を作っても、音楽に詳しい人間には、どこかで聴いた曲だな? と首をかしげられる。ヒットソングというものが出てくるようになってから百年はたつのか。人間の考えつくことには限りがあるって意味か。 そのせいばかりではないのだろうが、隆盛であるカバーソング専門の番組が誕生した。俺たちが売れないころから仕事をくれていたFMラジオ局で、パーソナリティは大...

 小説312(Young men) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」14  

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【 作品のご案内 】        2012.06.23. ~  執筆
「We are joker」14 ためらう恵似子を無理やりに引っ張り出して、香苗はどんどん歩いていく。香苗の親の家に遊びになんかいくんじゃなかった、と後悔しながら、恵似子は香苗に手を引かれるままになっていた。「香苗ちゃん、いやだよぉ」「いいから行くの」 恵似子のアパートよりも香苗の両親が暮らしている大きな家に近いケーキ屋で、恵似子は今春からアルバイトをしている。 内気で接客は苦手な恵似子に、店のチーフはケーキの...

 「We are joker」14  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 20「苦しまぎれ」 

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【 作品のご案内 】        2012.06.26. ~  執筆
しりとり小説20「苦しまぎれ」 ちろっちろっと視線が来る。翔太がその視線をたどっていってみると、となりのベンチにかけた少年だった。 小型のスケッチブックを持っているので、写生でもしているのだろう。絵とはいい趣味だ。翔太は子供のころから、社会人になってからでもアニメが好きで、絵や漫画を描けるひとは無条件で尊敬してしまう。 小学校の六年生か中学生くらいか。この年頃の子は切れると危険だと思わなくもないのだ...

 20「苦しまぎれ」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説313(三日月) 

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【 作品のご案内 】        2012.06.29. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ313「三日月」1・翼 無意識で煙草を吸っていたのだから、あとから言われてぽかんとしたのだから、俺は相当に緊張していたのか、心ここにあらずだったのか。「大学受験の会場で喫煙するなんて、呆れたもんだね」「煙草なんてかっこよくないだろ。大学生になったんだからやめろよ」「西岡くん、煙草のにおい、するよ」「退学になるぞ」 受験日に会って一緒に弁当を食べて、合格したら再び出会って友...

 小説313(三日月) 』 より   »» 続きを読む 

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  グラブダブドリブ  

 「しあわせ芝居」 

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【 作品のご案内 】        2012.06.30. ~  執筆
グラブダブドリブ「しあわせ芝居」1 インタフォンが来客を知らせ、ドアの外で男の声がする。お届けにあがりましたーっ!! と叫んでいる声を聞いて、今夜のホステスのミドリが言った。「悪い。誰か出て」「ピザの配達でしょ。私、出るね」「うん、頼む、陶子」 玄関に出ていくと、長身で黒っぽい肌をした若い男が、毎度ありぃ、と頭を下げた。「……ご注文、ありがとうございました。えーと、こちらがポテトとフライドチキンと……」...

 「しあわせ芝居」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 イラストストーリィ(Alby&あかね)「オーディション」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.01. ~  執筆
イラストストーリィ Al'sP・LのAlbyさんが描いて下さったイラストを眺めていて、浮かんできたストーリィです。 ストーリィというよりも、ワンシーン。 Albyさん、ありがとうございました。「オーディション」 いつになく少年っぽいファッションの本橋真次郎を見ていると、今日は可愛いね、と言いたくなる。 が、言ったときの反応は目に見えているので、美江子は黙っていた。「可愛いだと? かっこいいと言えよ」 二十三歳で...

 イラストストーリィ(Alby&あかね)「オーディション」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 21「連翹の花ゆれて」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.02. ~  執筆
しりとり小説21「連翹の花揺れて」精神的BLです。過激さはゼロですが、嫌いなお方は避けて下さいね。 飲み会の前に先輩に言われていた。「この間、テレビで大学新入生の無茶飲み、先輩たちの無茶飲ませなんて話題が出てたけど、そもそも大学一年生は酒は飲めないはずじゃないか。おまえらは十八か十九だろ?」「あたしは二十歳でーす」「僕は二十二でーす」「……そういう年の奴はいいとして、例外以外は飲むな。俺たちも飲ませない...

 21「連翹の花ゆれて」 』 より   »» 続きを読む 

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  お遊び篇  

 キャラへの質問(真柴豪です) 

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【 作品のご案内 】        2012.07.03. ~  執筆
オリキャラさんに 100も質問1 お名前は?  真柴豪。ましば・ごう。2 画像などありましたらおねがいいたします。  イラストだったらあるんだけどね、どなたか新たに描いて下さらないかな。3 ご活躍の作品名 (ありましたら) グラブダブドリブストーリィ。  4 ジャンルを教えてください (アクション、ラブコメ、伝奇ものなど)  著者は音楽小説のつもりで書いている(若干冷笑)。5 そのあらすじなど。 (ありましたら)  俺が...

 キャラへの質問(真柴豪です) 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説314(ア・カペラ) 

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【 作品のご案内 】        2012.07.05. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ314「ア・カペラ」1 出演者の顔ぶれも決定し、司会者も酒巻國友と決定し、いよいよ待ちに待ったア・カペラライヴの当日が近づいてきている……はず。日時は未定なので「はず」になる。 ダンディなおじさんたちの「ダーティエンジェルス」。かっこいい僕の先輩たちの「フォレストシンガーズ」。このふたつのグループが中心となって、何組ものヴォーカルグループが出演する大規模ライヴだ。 デュオは...

 小説314(ア・カペラ) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」15  

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【 作品のご案内 】        2012.07.06. ~  執筆
「We are joker」15 こんなときにはジョークでも言ってみるかと、伸也は軽く軽く言った。「恵似子ちゃんは俺が好きで、つきあって下さいとか……」「……はい」「んなはずないか。うぬぼれるなってね……ん? あのさ、俺、聞き間違えた?」「……いいえ」「恵似子ちゃんは俺とつきあいたいと?」「はい」 はいと答えたくせに、恵似子はくるっと振り向いて駆け出していった。伸也は焦って彼女のあとを追う。 数分前に出ていった殿村と尚...

 「We are joker」15  』 より   »» 続きを読む 

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  番外編  

 番外編93(タイムマシンにお願い・The fifth) 

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【 作品のご案内 】        2012.07.08. ~  執筆
番外編93 「タイムマシンにお願い・The fifth」1 三十代も半ばになって、恋人に向かってわがままを言って喧嘩になるなんて、大人のふるまいではないと知っているけれど。「いつまでも聞き分けのないことを言わないんだよ、愛理、いい子にしなさい」「子供扱いしないでよっ!!」「そんなふうに駄々をこねる子は子供だろ。子供としてお仕置きしてあげようか。愛理、おいで」 喧嘩ではなくて、駄々をこねて叱られているみたい? お...

 番外編93(タイムマシンにお願い・The fifth) 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり1「一本釣り」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.11. ~  執筆
キャラクターしりとり1 同じカテゴリ内の「新カテゴリです」もご参照下さいませ。「一本釣り」 弟の冬紀と似た年頃の生徒たちを扱うのは大変だろうと、最初から覚悟は決めていた。 しかし、本当に大変だよな、へこたれたくなっちまうよ、などと考えながらも、僕は家へと帰りついた。 まあ、僕だって学生のころにはちょっと粋がって「俺」と言ってみたりもしたのだが、社会人となったのだから、僕の職業は中学校の教師なのだか...

 キャラしりとり1「一本釣り」 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり2「末っ子」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.12. ~  執筆
キャラクターしりとり2「末っ子」 ひ孫の名前をつけるのを生き甲斐にしていたひいじいちゃんは、生前には両親に言っていたのだそうだ。「おまえたちの息子の名前をつけたいよ。わしが生きてるうちに男の子を産め」 ところが、母が三人目の娘を産み、四人目を妊娠しているときに、ひいじいちゃんは老衰で逝ってしまった。「また女か」「……これでおしまいにしようね」「名前をつけてくれる人もいなくなったんだから、末子でいいだ...

 キャラしりとり2「末っ子」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「翳りゆく部屋」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.14. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ「翳りゆく部屋」 寝苦しい眠りの中に、赤ん坊の泣き声が聞こえていた。「うるさいな、恵、瑞穂を泣き止ませろよ」 半ば眠っているからなのか、妻の返事は聞こえない。俺がこんなふうに言ったら、間髪をいれずに口答えする奴なのに。「うるさいとはなんなのよ、ヒデ。あんたの子どもでもあるんでしょっ!!  泣きやませたいんだったら居眠りしてないで、自分で抱っこしてあやしてやったらいいのよ...

 フォレストシンガーズ「翳りゆく部屋」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説315(月下落涙) 

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【 作品のご案内 】        2012.07.16. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ315「月下落涙」1 目下の大問題は就職だというのに、二十一歳の男には煩悩が多すぎる。大学生になったら女の子とつきあいたいと夢見ていたのがかなわないままに三年生になって、今ごろになってそれらしき女の子が出現するなんて。 東京に行きたくて大学を受験したのは、俺も兄貴と同じ。 稚内のロック少年だった兄貴は、東京の大学にどうにかもぐり込み、俺が六つの年に家から出ていってしまい、...

 小説315(月下落涙) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 22「テンダーレイン」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.17. ~  執筆
しりとり小説22「テンダーレイン」 小走りになって道を急いでいるユッコと同級生のそばに、車がすーっと停まった。「乗っていかない?」 窓から顔を出したのは見知らぬ男で、ユッコはぶんぶん頭を振った。「けっこうですから、走っていきますからっ!!」「おまえに言ってねぇよ」「うん、おまえは乗らなくていいよ」 助手席にも男がいて、彼も運転席の男の隣から言った。「そっちの彼女、乗りなよ」「おまえのほうは雨なんてへっ...

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  連載小説1  

 「We are joker」16  

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【 作品のご案内 】        2012.07.18. ~  執筆
「We are joker」16 恋人と呼べばいいのか、軽く、カノジョとでも呼んでおけばいいのか、その中間くらいの位置にいるふたりの女の子とは、話がついたと冬紀は思っている。ややこしい事態が再び起きたら別れても仕方がないけれど、今のところはふたりともに確保しておきたい。 山根ももこは仕事の紹介をしてくれたりして、ジョーカーに目をかけてくれている。小遣いなんぞもらうのはいやだが、仕事をもらうのはありがたい。 要す...

 「We are joker」16  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 23「インスタントセックス」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.20. ~  執筆
しりとり小説23「インスタントセックス」 ギターケースをぶらさげた背の高い男。鋭い美貌に惹かれて、ユナのほうから声をかけた。「ああ、俺、明日はコンテストがあるんだけど、きみの部屋から出陣してもいいな」「……なんのコンテスト?」「これを見たらわかるだろ」 楽器をやっているんだろうから、音楽のコンテストだろう。ユナはそんなことにはなんの関心もないが、この男には相当な興味を持った。 とはいえ、両親と暮らして...

 23「インスタントセックス」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ  

 みずき霧笛「誘惑」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.21. ~  執筆
「誘惑」1「てめどやってォレのカノジョのなまェを知ったんだョカッテニぱくんなョ 著者権とかつモノがあるんだろうがョ てめのしょぅせっに出てくる菜々葉はォレのカノジョのなまェだョ カッテニぱくぱくしたんだったらカネよこせ」 意味不明。なんだこのメールは、であった。 てめ? ォレってのは「俺」だろうか。ォ、ェ、ョが小文字なのはなぜだ? 暗号か。どうして句読点が一切ない? しょぅせっってなんだ? 「小説...

 みずき霧笛「誘惑」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「現在・Bridge Over Troubled Water」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.22. ~  執筆
フォレストシンガーズフォレストシンガーズ五人分、過去・現在・未来のショートストーリィです。ふたつめは、現在。幸生と章が三十歳、シゲが三十一歳、真次郎と隆也は三十二歳のある日の感慨です。敢えてぼかした表現にしてある部分もあります。「現在・Bridge Over Troubled Water」1・幸生 二十二歳の年にコンテストで認められてデビューして、二十三歳は不遇な一年。 二十四歳の年もまるっきり売れないまま、試行錯誤しながら...

 フォレストシンガーズ「現在・Bridge Over Troubled Water」 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説316(ベストパートナー) 

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【 作品のご案内 】        2012.07.23. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ316「ベストパートナー」1・美江子「この馬鹿野郎、大馬鹿野郎。軽率にもほどがあるだろっ」 低めた怒声は幸生くん? 相手は章くんだ。出ていけなくなって、スタジオの裏手で向き合っているふたりを私は見ていた。「そんなことして……途中で検問にでもひっかかったらどうするつもりだったんだよ」「ひっかからなかったんだからいいじゃないか」「ひっかからなかったんだからいいけど、ひっかかる恐...

 小説316(ベストパートナー) 』 より   »» 続きを読む 

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  グラブダブドリブ  

 「AKI」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.24. ~  執筆
グラブダブドリブ「AKI」1・彰巳 売れてないとは言うけれど、俺たちよりはマシじゃん? だったフォレストシンガーズの木村章との初対面は、ジョイントライヴの楽屋だった。 楽屋とはいっても、俺のバンドが出演していたのではない。グラブダブドリブとレイラとダイモスがジョイントし、オヤジバンドの「defective boys」がゲストとして出る。俺はそのうちのレイラの楽屋に挨拶に行ったのだった。 その後、木村章は俺の知り合い...

 「AKI」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 24「推理小説」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.26. ~  執筆
しりとり小説24「推理小説」 我が大学の古典文学科にはこんな話が伝わっていると、先輩が話してくれた。「十五年くらい前かな。今は勇退してしまった有馬教授が、そのころには先生の学生だった乾隆也と本橋真次郎をモデルにして、推理小説を書いたのよ」「どんな小説ですか?」「それがね、未発表なの。だから伝説なんじゃない」 有馬教授といえば、万葉集の権威だったと聞く。僕は有馬教授の後任の教授のもとで万葉集を学んでい...

 24「推理小説」 』 より   »» 続きを読む 

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  forestsingers  

 「voices」 

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【 作品のご案内 】        2012.07.27. ~  執筆
特別編「VOICES」 人間の声についての書物の中に「カウンターテナー」の項目を見つけた。非常に稀な生まれつき、なのであろう。研鑽を積んでその声を鍛えるという部分もあるにせよ、そのような声の出る声帯に生まれついていなければ不可能だ。章の声はオートコントルなのか、カウンターテナーなのか。幸生はソプラニスタなのか。「変声を過ぎた男性が裏声(ファルセット)や頭声を使って、女声パート(アルト、メゾソプラノ、ソプ...

 「voices」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」17  

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【 作品のご案内 】        2012.07.30. ~  執筆
「We are joker」17 あの日、芳郎は言った。「ツアーの間はきみと話をする機会もあった。俺のほうからきみを見ている時間もあった。だから、軽率な感情じゃないよ。まり乃、俺とつきあってくれ」「そういう……意味で?」「そういう意味で勝彦は気をきかせたんだよ」「考えさせて下さい」「うん、だけど、返事はなるべく早くしてほしいな」 送っていくと言った芳郎に断って、まり乃はひとり、店から出ていった。 高校生までの間に...

 「We are joker」17  』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説317(硝子の少年) 

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【 作品のご案内 】        2012.07.31. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ317「硝子の少年」1 光と風の中で笑っていると、十六歳にして虚飾の世界に放り込まれて生きている少年が、自然に輝いて見える。 彼は自ら望んで、その世界に身を置いている。不満があるのだとしても、彼が選んで歩き出した道なのだから、はたからとやかく言うものではない。俺たちのいる場所も、これから歩いていこうとしている道も、虚飾といえばいえるのだから。 そうとわかってはいても、我々...

 小説317(硝子の少年) 』 より   »» 続きを読む 

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  グラブダブドリブ  

 リレー小説番外編3(続・呪われた夜) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.02. ~  執筆
96/12 /17 あかねくらぶリレー番外編3 「続・呪われた夜」1 幻想的な紫の花が全体に咲くシャツを着て、ボトムは純白の革パンツ。ベーシストの司と背中を合わせてギターを弾く悠介の背で、鳶いろの長い長い髪が乱れて踊っている。 スポットライトが悠介を照らし出す。うっすらと微笑んだ横顔は妖しくなまめかしくあでやかで、一種冷酷なまでに美しく整っていた。「綺麗……」 花穂の近くにいた見知らぬ少女が、熱に浮かされたよ...

 リレー小説番外編3(続・呪われた夜) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 25「つみびと」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.03. ~  執筆
しりとり小説25「つみびと」 夫がいて、息子もふたりもいるのに、恋をしてしまったなんて、私はいけない女。山田一絵はほーっと甘い吐息をつく。 美しすぎる彼がいけない。彼のあの若々しさ、あの可愛い笑顔、あの優しい声、あのすらりと伸びた四肢、そのすべてが一絵をいけない女にさせてしまう。彼のために貢ぎたくなってしまう。一絵にも収入はあるのだが、夫の稼ぎを彼のために使うという罪の意識が、一絵にはむしろ甘美なの...

 25「つみびと」 』 より   »» 続きを読む 

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  BL小説家シリーズ  

 「うおごころ」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.04. ~  執筆
しおんとネネシリーズ「うおごころ」1 長男が銀二なのはなぜ? と三影が問うと、母が言った。「今どきの子でもそんなことが気になるの? 実はね、あんたたちにはお兄ちゃんがいたのよ。その子が長男だから、その子は天使になってしまったから、銀二は次男で三影は三男なの」 母の理屈ではそういうわけで、大塚家のふたり兄弟は次男と三男なのだそうだ。 兄は大塚銀二、高校生。「ぎんじ」というのは古風な名前であろうが、由...

 「うおごころ」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「もしもピアノが弾けたなら」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.06. ~  執筆
フォレストシンガーズ「もしもピアノが弾けたなら」1 将来のことをむずかしく考えたくない、学生時代を楽しくすごして、社会人になったら適当に。なるようになるさ。 そう思っていた英彦の人生は、フォレストシンガーズで一変した。 大学の合唱部の先輩たちに誘われて、仲間となった五人は「適当に」などと言っていられなくなって、無我夢中でプロになろうと走り続けた。「ヒデ……できちゃったみたい」 恋人の恵のひとことが、...

 フォレストシンガーズ「もしもピアノが弾けたなら」 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり3「バンドやろうぜ」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.07. ~  執筆
キャラクターしりとり3「バンドやろうぜ」 スー、ローザ、マリ、アキラ、ミミ。五人でやっていたロックバンド「ジギー」を解散して、暇になってしまった。暇だから仕事にいこう。「倉庫整理の仕事だったらあるよ」 登録してある人材派遣会社に電話をすると、担当者がそう言った。「田原さんは力もあるでしょ」「力はあるけど、倉庫ってなんの?」「楽器の会社」「楽器? そんなら行く」 下請けしてきた古い楽器を積んである倉...

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  novel  

 小説318(B・BLUE) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.08. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ318「B・BLUE」1・黎 編曲家の田野倉ケイならば知っている。僕よりは低いけれど長身のおじさんで、相当にかっこいい中年だ。僕よりは背が低いというのも、僕が高すぎるからだし。「きみがねぇ」 あんな奴に気に入られたみたいで、気の毒ともいえるかな、というわけで、ソニンに聞いて気になるようになったのが、彼、真行寺哲司だった。 ソニンの気に入る男ってどんなのだろう。章が言うには、あ...

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 FSサイドストーリィ「The dead embryo」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.09. ~  執筆
フォレストシンガーズ・サイドストーリィ「The dead embryo」  ただただ歌が好きで、将来は歌手になろうと勝手に決めていた。 好きなだけではなれないかもしれないけど、あたしは歌がうまい。大学の合唱部の先輩だって、あざみちゃんだったらきっと歌手になれるよ、と保証してくれた。 勝手に歌手だと名乗るのはできなくはない。自主制作のCDだったら出して、インディズの歌手のようにだったらなれたけど、まるっきり売れない...

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  ショートストーリィ  

 猫ストーリィ「ないしょのやくそく・完結編」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.10. ~  執筆
最後のツーショット「ないしょのやくそく・完結編」  なんだってそんなものが好きなのかなぁ。あんた、おなかに虫がいるんじゃないの? とちぃおばちゃんは言ったものだった。「ちぃおばちゃんは食べないの?」「猫は植物は食べないの」「おいしいのに……」「おいしくないのっ!!」 人間が食料品を買ってくると、くぅは野菜の葉っぱをかじる。花を買ってくると大喜びでかじる。高いところに花が飾ってあったら、苦労して登ってで...

 猫ストーリィ「ないしょのやくそく・完結編」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 26「友達が変わるとき」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.12. ~  執筆
しりとり小説26「友達が変わるとき」 「私、都会の出身者でなきゃいやなんだ」 教室で聞こえてきた女の子の声に、男の子の声が問い返していた。「そういうあんたはどこの出身?」「仙台」「……宮城県か」「仙台です。仙台は都会よ。高知県なんかよりもずーっと都会よ」「そりゃそうだね」 ちらりと見ると、背が高くて顔もまあまあ整った男の子が、しかめっ面をしていた。なおも耳を澄ませると、彼が彼女をデートに誘って断られた...

 26「友達が変わるとき」 』 より   »» 続きを読む 

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  番外編  

 番外編94(モモいろの夢) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.13. ~  執筆
番外編94「モモいろの夢」 珍しくもない顔が五つ、あたしの顔を覗き込んでいる。顔はなんにも珍しくないけど、服装が珍しい。あたしがフォレストシンガーズのみなさんとお会いするときって、みなさんはスーツ姿が多い。シゲさん以外はみんな目立ちたがりなんだよ、って三沢さんは言ってるけど、ファッションは地味目なんだよね。 なのに今は、あたしが初に見るアウトドアファッション? 本橋さんはオリーブいろのランニングに膝...

 番外編94(モモいろの夢) 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」18  

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【 作品のご案内 】        2012.08.14. ~  執筆
「We are joker」18 スタジオにいるとケータイが鳴った。発信人は「フォボス」里子。中尾勝彦の恋人である里子には芳郎のケータイナンバーも教えてはあるが、電話をしてくるとははじめてではないのだろうか。「はい」「芳郎さんが電話に出てくれるなんて、かえってびっくりですよ」「なにかあった?」「あったんです」 声をひそめて、里子は言った。「あったっていうか、たった今、起きてるんですけどね」「なにが?」「友永冬紀...

 「We are joker」18  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(グラブダブドリブ)  

 グラブダブドリブ・司「雪の朝」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.15. ~  執筆
フォレストシンガーズショートストーリィ7つ、というのがあります。フォレストシンガーズストーリィ1-第一話「はじまり」私にとっては同じくらいに愛着のあるグラブダブドリブも、6つのショートストーリィにしました。第一話・司「雪の朝」第二話・ジェイミー「プルシアンブルー」第三話・ドルフ「少年」第四話・ボビー「Coin toss」第五話・悠介「個人教授」第六話・真柴豪(グラブダブドリブのプロデューサーです) 「りばいばる」...

 グラブダブドリブ・司「雪の朝」 』 より   »» 続きを読む 

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  時代もの  

 新選組異聞「梅が香」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.16. ~  執筆
21世紀はじめごろ、当時は新選組同人誌(幕末研究家として有名な先生も何人か所属しておられる、その筋では名前の通った)で小説を書かせていただいていました。そのころの小説はフロッピィに保存していました。発表したのは同人誌でだけですので、テキストとしては手元に半分も残っていないのですが、そんな中からピックアップして、「異聞」としてブログにアップします。あくまでも「異聞」です。ケータイ小説にはやたら、「幕末...

 新選組異聞「梅が香」 』 より   »» 続きを読む 

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  お遊び篇  

 異性の友人質問コーナー(晴海&渉) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.17. ~  執筆
異性の友達がいる人向けの100の質問ニックネーム晴海(喜多晴海 きた・はるみ)渉(徳永渉 とくなが・わたる)Q1 あなたは女?男?晴海「女です」渉「男」Q2 何歳?晴海「三十五歳」渉「晴海と同じ歳」Q3 男女の友情ってアリだよね?晴海「人によるんじゃないかな。私たちは友情ってのではないけど、友達ではあるよ」渉「俺は晴海以外の女とは「友達」ではいられない。晴海は俺から見たら女ではないから」Q4 異性で一番仲良い友...

 異性の友人質問コーナー(晴海&渉) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(フォレストシンガーズ)  

 フォレストシンガーズ「万葉の君」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.18. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ「万葉の君」 実らない恋ばかりを経験して、切ない吐息をいくつもついて、俺は大人になってきた。フォレストシンガーズは年を重ねるにつれて成功への階段を上りつつあるといえる。恋と仕事の両方で充足できるひとだっているのに、俺は……いや、贅沢は言うまい。「乾くん、俺、覚えてる?」「……南村?」 金沢から上京して大学生になり、学部で初にできた友人だ。俺が合唱部に熱心になるにともなって...

 フォレストシンガーズ「万葉の君」 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 27「救世主」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.19. ~  執筆
しりとり小説27「救世主」 自業自得というのだろうから、しんどい人生だったのは致し方ない。だから、宗教にも救いを求めてみた。 宗教は救いももたらせてくれたが、恐怖ももたらせた。さまざまな宗教の教えには、死後の世界や後世というものがあって、彼の生き様ではろくなことにならないだろうと思わせたからだ。 地獄に行くのだろうか。あるいは、あの国に生まれ変わるとか? ゴキブリにでも生まれ変わるとか? ようやく現...

 27「救世主」 』 より   »» 続きを読む 

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  お遊び篇  

 異性の友人質問コーナー(チカ&ドルフ) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.21. ~  執筆
異性の友達がいる人向けの100の質問ニックネームチカ(加西チカ)ドルフ(ドルフ・バスター)Q1 あなたは女?男?チカ「女」ドルフ「男」Q2 何歳?チカ「三十代半ば」ドルフ「俺も」Q3 男女の友情ってアリだよね?チカ「アリだよ」ドルフ「あるんじゃないかな」Q4 異性で一番仲良い友達とはどのくらいの付き合い?チカ「ドルフとだったら十数年」ドルフ「チカとは十五年くらいかな」Q5 友達は何歳?チカ「同い年」ドルフ「同じ年だ...

 異性の友人質問コーナー(チカ&ドルフ) 』 より   »» 続きを読む 

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  novel  

 小説319(花香月灯) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.22. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ319「花香月灯」1・幸生 わりあいに久し振りで会ったいとこの雄心が言った。「幸生さんは「落花流水」って喫茶店、知ってます?」「俺らの先輩が雇われマスターやってる、ロック喫茶だろ。話は聞いたよ」「行ってないんですか」「うちのみんなは個別に行ったみたいだけど、俺は行ってない」 行きたいの? そんなら行こうか、ということになって、雄心とふたりで昼食をしたためにいった。 三沢雄...

 小説319(花香月灯) 』 より   »» 続きを読む 

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  キャラクターしりとり小説  

 キャラしりとり4「アトランティス」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.24. ~  執筆
キャラクターしりとり4「アトランティス」 この町にはなかなか立派な図書館があって、僕のアパートからは徒歩ででも行ける。朝食をすませたら出かけていき、昼食は図書館の外のコンビニで買って中庭で食べ、夕食の買い物をして帰宅するのがたいていの休日のすごし方だった。 今日も僕は興味を引かれた分厚い学術書を手に、テーブルにつく。椅子のすわり心地はいいとはいえないけれど、本を読んでいればそんなことは気にもならな...

 キャラしりとり4「アトランティス」 』 より   »» 続きを読む 

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  連載小説1  

 「We are joker」19  

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【 作品のご案内 】        2012.08.25. ~  執筆
「We are joker」19 おしゃれな大学生女子たちが群れている。十人ばかりの女子大生が華やかな空気をかもし出しているという設定の、そのひとりが真菜のポジションだった。 すこし前だったら真菜は本物の現役の女子大生だったのだが、さぼってばかりでろくに大学には行っていなかった。受験勉強もしないで推薦で入学させてもらったのだし、入学してからも勉強はちっともしなかったし、モデルの仕事のほうが楽しいから、中退して後...

 「We are joker」19  』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ  

 野良猫ストーリィ「三毛猫ばあちゃん」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.26. ~  執筆
「穴ふたつ」「猫面疽」から続く第三編です。「三毛猫ばあちゃん」「猫に餌を与えないで下さい。周辺の住人が迷惑しています」 公園にはそんな看板がかかっていた。「やーね、あんなところに猫がいるよ」「あそこに餌をやらないでって書いてあるのに、やる人がいるんだよね」「ボランティアとかいって、猫に食べものをやったり、獣医に連れていったりする暇人もいるもんね」「酔狂だよねぇ。あたしなんか子どもの世話で手一杯で、...

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  novel  

 小説320(ハッとしてGOOD) 

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【 作品のご案内 】        2012.08.27. ~  執筆
フォレストシンガーズストーリィ320「ハッとしてGOOD」1・瑛斗 嬉しくてたまらなかったし、楽しくてたまらなかったのに、彩花ちゃんが帰っていってしまってから、僕の心は曇り空になってしまった。「ハッとして グッときて パッと目覚めた 恋だから フッとした瞬間の 君は天使さ  君とはずむ Sweet Situation きらめく高原で 僕は今 君をのせ 二人だけの世界へと はばたくよ 」 聴いたこともない歌を三沢さんが歌っている...

 小説320(ハッとしてGOOD) 』 より   »» 続きを読む 

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  ショートストーリィ(しりとり小説)  

 28「朱にまじわれば」 

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【 作品のご案内 】        2012.08.28. ~  執筆
しりとり小説28「朱にまじわれば」 暇だったからインターネットで遊んでいて見つけたのが、フォレストシンガーズのファンサイトだった。「そんなグループ、いたっけな。えーと……」 サイトにはメンバーの詳細プロフィールがアップされていた。本橋真次郎(もとはししんじろう)リーダー、バリトン、179センチ、三十五歳、東京都出身、既婚、妻、美江子乾隆也(いぬいたかや)サブリーダー、テナー、177センチ、三十五歳、石川県出...

 28「朱にまじわれば」 』 より   »» 続きを読む 

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